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自室のレコードプレーヤーを入れ替えました [●●を使っている]

前にも書きましたが、私は自宅三階のロフトの一部を自分の部屋として使っています。まさしく屋根裏部屋という言葉がぴったりな、高さ1メートル40センチ程度の小さな(4.4帖程度)部屋で、ノートパソコンが置かれた低く、小さなテーブルと座布団、そして足の低いベッドとクローゼットが置かれた、私の秘密の隠れ家です。そこには音楽が楽しめるよう、オーディオ機器をセッティングしているのですが、この週末、レコードプレーヤーを、これまで使っていたオーディオテクニカのAT-PL300からTechnicsのSL-7に置き換えました。
このSL-7という機種は30年ほど前に作られていたもので、まさに骨董品なのですが、(7kg弱の重さながら)幅・奥行31.5cmのLPジャケットサイズ、トーンアームにはリニアトラッキングアームを装備したフルオートプレイヤーです。これまで使っていたAT-PL300には特に大きな不満はなかったのですが、ただでさえとても狭い部屋が、大量のCDやオーディオ、PC機器などでかなり狭くなってきたこともあり、ひとまわり小さくて、かつ高性能なものをということで今回、昔から一度は使ってみたかった本機をネットオークションで五千円足らず(当時の定価は七万円)で入手しました。
さっそくセッティングした後、まずはクレーメル(Vn)とホリガー(Ob)のバッハ&ヴィバルディ協奏曲集のLPをかけてみたのですが、スピーカーから出てきた音は、これまでとは明らかに異なる、特に高音の質がワンランク上の鮮やかなものでした。すっかり嬉しくなって、次から次へとLPをかけてみました。フルオートプレイヤーなので、セットしてスタートボタンを押すだけで勝手に再生が始まります。針がLPに落ちてから、リレーを使って信号をアンプに送る仕掛けになっているので、あの、ブチッという嫌なノイズもありません。これならLPを聴くことも苦にならずに楽しむことができそうです。
Technicsのこうしたレコードプレーヤー、特に当時一番の高級機種であったSL-10(こちらは通産省認定のグッドデザイン賞を受賞、アメリカのニューヨーク近代美術館では永久展示されているそうです)などはオークションでも非常に人気が高く、一万円を優に超える高い値段で取引されているようですが、一つグレードが下がったこのSL-7については、うまくやれば、安価で手に入れることができます。巷の高級レコードプレーヤーほどとはいかないものの、それなりの高音質で手軽にLP再生を楽しむことができる良品かと思います。海外では(SL-10付属のカートリッジであった)EPC-310MC以外のT4Pカートリッジを使った場合はSL-10をしのぐ再生能力があるとのことで、むしろこちら(SL-7)の方が人気のようです。(とはいえ、デザイン的は、やはりSL-10の方がはるかに洗練されています)
これで、自室のオーディオ環境がまた一段と良くなりました。(というか、居間の機器よりグレード的には良いですね)あとはゆっくり音楽を楽しめる時間が与えられれば一番幸せなのですが、まだそれは少し先のこととなりそうです。

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写真は自室(屋根裏部屋)にセッティングされたステレオ再生装置。まあ、置きっぱなしというか、何とも無粋な部屋で、申し訳ありません。一応、現在のシステム構成は以下の通りです。
レコードプレーヤー  Technics SL-7
CDプレーヤー     Marantz CD-17D
アンプ          Aura VA40
スピーカー       Kef MODEL303 SERIESⅡ

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