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新たにエアチェック専用機としてFPGA FMステレオ・チューナーを導入しました [ラジオを聴いている]

前の記事ではレコードのアナログ再生のことを書きましたが、今度はFMラジオ放送のデジタル受信の話です。

昨年の秋に、(自身の趣味としては)約二十年ぶりに復活したFMラジオ放送の録音(エアチェック)ですが、今回、新たにFPGA基板を用いたフルデジタルFMステレオチューナーを導入しました。これまでは、有志の方に無償で調整して頂いた、30年近く前のアナログチューナー(SONY ST-S333ESXII)からの音声出力をICレコーダー(SANYO ICR-PS511RM)を用いてPCM録音していました。これはこれで、全く問題なく運用出来ていたのですが、ネットでFMチューナーのことを調べているうちに、ふとしたきっかけで、林さんという方がFPGA基板を用いたフルデジタルFMステレオチューナーを設計されていることを知り、その性能と音が特に素晴らしいとのことで、どうしても試してみたくなったのです。

「FM放送帯のRF信号をダイレクトにデジタル信号に変換し、その後のFM復調、ステレオ復調を全てデジタル処理をしています。 そのため従来のアナログFMチューナと比べ、フロントエンド部以外は無調整のため、ほぼ理論値通りの諸特性が得られ、また調整ズレによる特性の劣化もないため、長期に渡り抜群の安定度が保たれます。」
(こちらは港北ネットワークサービス(株)のHP上の、林さんが設計開発したFPGA FMチューナユニット商品紹介頁からの引用。もし、問題があるようでしたらご連絡下さい。すぐに削除いたします)

先週、開発者の林さんから(こちらが指定したFM7局がプリセットされた)完成品が到着、さっそく、普段使っていない部屋のTV端子に繋いだ(自宅はフレッツ光に契約していることからFM放送もTV端子にて受信しています)上で、とりあえずチューナーのRCA端子からポータブルラジオレコーダーの外部入力に接続してみると音が出てきました。うまく動いてくれているようです。驚いたことに、まったくと言っていいほどノイズがありません。今までとはまったく別次元と言っても良い音質です。ある意味、デジタルの良さが全て出ているような気がします。ノイズや歪みのない、まさしくスタジオにいるかのような「音」、これがこれまで聴いていたFM放送の音だとは到底、思えません。

これは本当に素晴らしいです。早速、ステレオタイマー、PCMレコーダーと接続、今日のNHK FM「ベストオブクラシック」、カティア・ブニアティシヴィリのショパン、ピアノ協奏曲第2番のライブ音源がうまく録音出来れば、エアチェックは成功です。さて、どんな音で録音できているのでしょうか? 本当に楽しみです。

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写真は、(自宅の普段使っていない)部屋の片隅に設置した、私のエアチェック機器。パイオニアのステレオタイマーの上にちょこんとのっかっているのが、林氏が開発したFPGA基板を用いたフルデジタルFMステレオチューナー。このチューナーは光出力(オプティカル)端子も備えていますので、そのうち、光デジタル入力のあるオーディオインターフェースを通じてのPCでの録音や光デジタル入力付きのリニアPCMレコーダーによる録音も試してみようと思っています。


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