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前から行ってみたかった、横浜、長者町にある、ディープなジャズ喫茶店に行きました [音楽を聴いている]

先週の金曜日の午後、東京、田町の訪問先での業務を終え、早めに仕事を切り上げることができたので、前々から行きたいと思っていた、横浜、長者町にあるジャズ喫茶店「shelter people」に行ってみることにしました。

このお店は、以前、ジャズ喫茶店を特集した雑誌(ムック本)で紹介されているのを読み、一度、行ってみたいと思っていました。場所は横浜でもかなりディープ(というか、今や危険)な歓楽街で知られる福富町近くの、長者町の5階建の雑居ビル「エイトセンター」の地下一階にあります。この「エイトセンター」は知る人ぞ知る、超ディープな老舗飲み屋ビルでして、今や色々な個性的な飲み屋が軒を並べています。

夕方、5時頃に訪れると、客は私一人でして、私と同年代と思われるマスターが一人でお店を切り盛りしています。お店はガスが通っていないらしく、カートリッジコンロで沸かしたお湯で丁寧に淹れてくれた珈琲はとても美味しかったです。「1950~60年代初頭までの10インチとヨーロッパのオリジナル盤EP専門」とのことで、フルレンジのスピーカーから流れる、厚みのある豊かな中域音に優れた音は、まさしく私の好みです。

ちなみに、ジャズを中心としたカルチャーメディア・インターネットサイト「Arban」で紹介された時の記事はこちらとなります。店内の写真も載っていて、とても参考になる記事です。
https://www.arban-mag.com/article/28232
こちら、勝手に紹介していますが、もし、問題がありましたらご連絡下さい。すぐに削除致します。

かかっている曲は、私の知らないもの(Christian Chevalier、Lucky Thompson、Sammy Priceなど)ばかりで、まさに「マニア」なものながらも、聴きやすくて、なかなか良い演奏ばかりです。そして私の好きなソニー・クリス(Sonny Criss 1927~1977年)もかかりました(私が以前、彼について書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2011-02-08

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こちらがその日、かかったEP(フランス盤)の一部。Christian Chevalierの方のジャケットは、ジャン・コクトー (Jean Cocteau 1889~1963年)のデザインによるもの。とてもお洒落です。そういえば、珈琲と一緒に出してくれたお茶受けのお菓子を乗せた、お皿は骨董品で、とても素晴らしいものでした。

こうして、暫くの間、私は至福の時間を過ごすことができました。ジャズ喫茶店の中でも、かなりマニアックなお店ながらも、また一つ、私にとって大切なお店が増えました。嬉しいです。

お店のHP
https://shelterpeople-yokohama.amebaownd.com/


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