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久しぶりに「かば田」の辛子明太子と共に炊き立てのササニシキを頂きました [食事をしている]

この週末の土曜日に、自宅近くのショッピングモール「トレッサ横浜」に家内と買い物に出かけました。このショッピングモールに、店で精米してくれるお米屋さんが最近でき、前に家内がここで購入したお米がちょうど無くなりかけていることで、二人で行ってみることにしました。そこで見つけたのが(無農薬で育てられた)ササニシキです。

私が両親と暮らしていた幼少期に、いつも家で食べていたお米はササニシキでした。昔はコシヒカリと並ぶ二大銘柄だったササニシキですが、最近はお店でも見かけることが本当に無くなりました。ササニシキは(コシヒカリに比べると)栽培が難しく手間がかかるお米だそうで、1993年の冷害で(特に宮城県で栽培されていた)ササニシキが壊滅的な被害を受けてからは、多くの農家でササニシキを栽培するのをやめて、冷害に強く育てやすい「ひとめぼれ」に替えた結果、今やササニシキは幻のお米となってしまったようです。

私は、ここ何十年、コシヒカリばかり食べてきたのですが、昔食べたササニシキの味が忘れられず、いつかまた食べたいと願っていました。今回、このお店で運よく見つけ(渋る家内を説得して)購入した次第です。

このショッピングモールには北九州市八幡にある辛子明太子屋の「かば田」も出店していて、北九州市出身の私にとってはとても嬉しかったのですが、今回、お店を訪ねてみると今月中旬で閉店とのお知らせが張られていました。これはショックです。皆さんは辛子明太子というと、「ふくや」や「やまや」といった、博多のお店を思い浮かべるかと思いますが、北九州市八幡の人間にとっては何といっても「かば田」です。激しく落ち込む私を見かねて、家内がこのお店の定番である昆布漬辛子めんたいを買ってくれました。

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「かば田」トレッサ店に出ていた閉店のお知らせ(泣)

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こちらが「かば田」の昆布漬辛子めんたい

そして日曜日の夜に、このササニシキを炊いて、かば田の辛子明太子と一緒に頂いたのですが、本当に懐かしく、そして美味しかったです。コシヒカリや「ひとめぼれ」の、もちもちとした甘い味と比べると、ササニシキは、さっぱりとした飽きにこない味で、私にとってはこちらの方がしっくりきます。最初は疑いの目で見ていた家内も一口食べて、その美味しさに驚いたようで「もう、何杯でも食べられちゃうよ~(苦笑)」と言いながら、喜んで食べていました。

この週末、私は小学生の高学年から10年近く食べ続けたごはんに、またこうして再び出会うことができました。「かば田」の辛子明太子も関東ですと経堂の方には、まだお店があるようですし、通信販売で購入することも可能なようです。本当に懐かしく、そして美味しかったです。


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