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アナログプレーヤーを入れ替えました [購入しました]

今年四月に、レコードプレーヤーをこれまでのテクニクスの(T4P規格カートリッジ専用機の)「SL-7」から、普通のカートリッジが使える「SL-Q3」に替え、オルトフォンの低価格のカートリッジ「FF15mk2」を付けて使っていたのですが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-04-13、今回、レコードプレーヤーを同じテクニクスの「SL-1400mk2」(1977年発売当時の価格は95,000円)に入れ替えました。

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今回入手したテクニクス「SL-1400mk2」(中古品)

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こちらは「SL-1400mk2」のカタログ写真

これまで使っていた「SL-Q3」(1979年発売当時の価格は49,800円)に特に大きな不満がなかったにもかかわらず、今回「SL-1400mk2」に入れ替えたのは、ただただ私の一目ぼれ、衝動買いでして(こらこらっ)、ネットオークションに出品されていた「SL-1400mk2」(中古)を見つけ、キャビネットがマットブラック仕上げでカッコよかったこともあり、これなら私のステレオセットに、デザインそして色調もピッタリだと思い、どうしても欲しくなってしまったのです(汗)。

「SL-1400mk2」は高級フルオートプレーヤー機となる「SL-1300mk2」(1977年発売当時の価格は105,000円)からオートリターン,オートストップのみに機能を絞った弟機にあたるもので、私が入手したものは、

・全分解クリーニング(プラッター外縁部研磨剤使用、ダストカバーはアクリル用研磨剤で研磨後コーティング剤塗布、アーム清掃,コントロールパネル部取り外しボタン清掃など)
・電解コンデンサー全交換
・アームリフター機構部品破損の為、補強修復およびリフターグリス交換
・モーター軸注油
・マニュアルに記載されている各テストポイントの電圧調整
・オシロスコープにて33,45クォーツロック回転調整
・セミオートマチック機構のギア グリスアップ
・その他、演奏開始および演奏終了ポイントの調整
・セミオート動作確認、調整済

が施された、まさしくフルメンテナンス済と言ってもよいもので、これから永く使うことができそうです。先週の木曜日に自宅に届き、さっそく自室として使っている三階の屋根裏部屋に持ち込んでセッティングして使い始めたのですが、さすが上級機だけあって安定感があります。前機種と比べると音の精度が2レベルくらい上がりました。カートリッジの性能をフルに引き出している感じと言えば良いのでしょうか。実は私はこれまでレコード再生については、何といってもカートリッジの性能が一番で、(トーンアームを含めた)レコードプレーヤー自体は「音」にそれほど影響を与えないのではと思っていたのですが、その考えが軽率で甘いものであったことを思い知らされる結果となりました。

今回、見た目のみで一目惚れして、お金もないのに無理して入手したレコードプレーヤー(落札価格は30,000円)でしたが、こうして再生音が劇的に良くなったことで、良い買い物をしたと自分自身を納得させ、購入を正当化することができました(苦笑)。

これで自室のステレオセットは私の満足するものとなりました。CD/SACDプレーヤーは10年前、レコードプレーヤー、アンプ、スピーカーに至っては35年~40年程前の、全て中古品で揃えた、まさしく「B級オーディオ」という言葉がぴったりのシステムですが、どれも今のところ元気に動いてくれています。これからも大切に使っていこうと決意を新たにした次第です。

【自室のステレオ装置】
レコードプレーヤー  Technics SL-1400mk2
カートリッジ     Ortfon FF15mk2
CD/SACDプレーヤー PIONEER PD-D9MK2
アンプ        Aura VA40
スピーカー      KEF MODEL303 SERIESⅡ(専用スタンド付き)


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