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愛用していたCDプレーヤーが壊れてしまいました [●●を使っている]

今年の4月に自室で使っていたCDプレーヤーを、Marantzの「CD-17D」からPIONEERのCD/SACDプレーヤー「PD-D9MK2」に替えて(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-04-30愛用していましたが、8月になって突然、電源を入れても液晶ディスプレイが「On」と表示されるだけで、本体、リモコンのどのボタンの指示をまったく受け付けない状態になってしまいました。どうも壊れてしまったようです。

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PIONEERのCD/SACDプレーヤー「PD-D9MK2」。以前の記事にも書きましたが、このプレーヤーは重量がなんと11kgと、アンプ並みの重さでして「バブル時代の物量機そのものと云わんばかりの作り込み」が話題となったものです。

慌ててメーカーに修理をお願いしようとしたのですが、皆さんもご存じの通りパイオニアは業績不振により2014年に家庭用AV事業の子会社、パイオニアホームエレクトロニクス株式会社の全株式をオンキヨーに譲渡してしまったので、今はオンキヨーの機能子会社のオンキヨー&パイオニアが事業を引き継いでいます。電話で相談してみると、修理もそちらが受け付けるとのことでしたので、祈る気持ちで故障品を送りました。

待つこと二週間ほど経ったところで、先方からやっと連絡があり「残念ながら製品が(10年ほど前の)古い機種で、修理部品が調達できない」ことを理由に、なんと修理を断られてしまいました。やはり買収された会社の製品ということあり、しっかりとしたサポートはもはや期待できないようです(その点、Marantzでは古い機種でも、しっかりとサポートしてくれた経験があります)。こうなると、他のオーディオの修理を専門に行うショップにお願いするしか方法はありません。

ネットで検索してみると、こうした古いオーディオ機器を専門に修理するショップはたくさん見つかるのですが、果たして修理を受け付けてくれるのか、仮に修理を引き受けてくれたとしてもきちんと修理できるのかも確証はありません。そして最大の問題は何といっても修理代でして、どのサイトを見ても(修理不能でもかかってしまう点検料を含めて)4、5万円位はかかってしまいそうなのです。

修理を諦めて別のCDプレーヤーを購入することも考えたのですが(以前使っていたMarantzの「CD-17D」は現在、実家の母が使っており。もう私の手元から離れてしまっています)、このPIONEERのCD/SACDプレーヤー「PD-D9MK2」の「音」には特別の愛着があり、他のCDプレーヤーでは満足できない可能性が高いような気もします。やはり、専門のショップにこのCD/SACDプレーヤーの修理をお願いするしかないかと考えていたところ、ふとしたきっかけで、ネットオークションに「PD-D9MK2」の動作品が安く出品されていることを知りました。

予想される修理代金(4、5万円)以下で入手できるのならばとオークションに参加したところ、運よく(送料含めて)4万円程で落札することが出来、昨日、私にとって二台目となる「PD-D9MK2」が自宅に届きました。商品の状態はとても良好、傷一つないものでして、現在、自室で快調に動作しています。

ただ、一台目と同じトラブルが起きない保証はどこにもないことを考えると、果たしてこれで良かったのかどうかは未だに疑問です(二台目のシリアルナンバーも同じ二桁、今度は20番台です)。いつ故障するかとビビりながら使っているというのが正直なところでして、とりあえず故障した一台目は今回の二台目が故障したときの部品取り、もしくは修理用の予備機として(実家に送って)保管してもらうことにしました。

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今回入手した「PD-D9MK2」の背面。シリアルナンバーは28番です。

私の場合、こうして古い中古のオーディオ機器を主に使っていますが、機械ですから、いつかは故障しますし(特にCDプレーヤーはトレイという可動部があるので故障しやすいです)、故障したときにメーカーのサポートを得られない可能性が非常に高いことを考えると、こうして安く中古品で揃えても、結局高い買い物(というかガラクタ)になってしまう恐れは十分あります。今回の出来事は、そういう意味で良い教訓となりました。とはいえ、なんとか安く良い音を楽しむには中古に頼らざるを得ないのが実情というところが、本当に辛いところです。今は、今回の故障がこの個体固有のもので機種共通の問題でないことを祈るばかりです。


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