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これまでしっかり観ていなかった昔のテレビアニメ番組を暇にあかせて観ています(12) [テレビを観ている]

先週末は、家内と長女が京都へ旅行、そして次女もお友達のところにお泊りということで、家には私一人となってしまいました。そこで、またまた暇にあかせて昔のテレビアニメ番組をインターネット動画配信サービス「NETFLIX」を通じて、リビングダイニングの75型テレビでじっくりと観てみることにしました(汗)。

今回、観たのは2011年4月から同年9月まで放送された「STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)」(全24話プラス特別編1話)と2018年4月から9月まで放送された「シュタインズ・ゲート ゼロ」(全23話プラス特別編1話)です。この「シュタインズ・ゲート」シリーズは、所謂「タイムリープもの」でして、

舞台は2010年夏の秋葉原。厨二病から抜け出せない大学生である岡部倫太郎は、「未来ガジェット研究所」を立ち上げ、用途不明の発明品を日々生み出していた。だが、ある日、偶然にも過去へとメールが送れる「タイムマシン」を作り出す。世紀の発明と興奮を抑えきれずに、興味本位で過去への干渉を繰り返す。その結果、世界を巻き込む大きな悲劇が、岡部たちに訪れることになるのだが・・・悲劇を回避するために、岡部の孤独な戦いが始まる。果たして彼は、運命を乗り越えることができるのか!?
(以上インターネットサイト「dアニメストア」における「STEINS;GATE」の「あらすじ/ジャンル」からの引用です)

というものです。このアニメ(「STEINS;GATE」)は、私にとって、とてもハードルの高い作品でした。というのも、途中まで、あまりにも癖の強い登場人物達に共感できない上、ストーリーの展開もまったく見えてこなかったこともあって、本当に面白くなかったからです。何度も観るのを辞めようとしかけたのですが、インターネットのレビュー等で「とりあえず13話まで我慢してみるべし」みたいなことが多く書かれていたので、我慢して何とか観続けることにしました。すると後半に入ってからは、一気にストーリが動き始め、いつのまにか登場人物の癖の強さもまったく気にならなくなり、私は息を殺して、食い入るようにこのアニメを最終話まで観続けることとなりました。

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いやぁ、観終えたからこそ言えることですが、このアニメ、本当に面白いです。第一話から様々な伏線が張られていて、それらが最終話に向けて見事に収束され解決していく様は、あまりに見事というしかないです。「神アニメ」と称えられたり、歴代アニメの最高傑作にあげる人も多いとのことですが、さもありなんと思わせます。このアニメは元々ゲームソフトが原作でして、言われてみると、例えば、途中までの退屈さ加減等、それっぽいなあと思うところがあります。ゲームはマルチエンディングになっているそうですが、そのうちの一つのエンディングの続編という形で作られたのが「シュタインズ・ゲート ゼロ」です。

既に前作となる「STEINS;GATE」を鑑賞後に、観始めたこともあってすんなりと作品世界に入りこむことができました。こちらも、とても面白く、私は夢中になって観たのですが、こうして比べてしまうと前作というか、前作のプロットがあまりにも素晴らしい出来だったことに改めて気づかされます。とはいえ、間違いなく水準以上の作品であることには間違いありません。「STEINS;GATE」を観終わった人は多分100%、「シュタインズ・ゲート ゼロ」も観ているのではないでしょうか。観終わったときの満足感は格別なものでした。

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「STEINS;GATE」と「シュタインズ・ゲート ゼロ」は、(「STEINS;GATE」の前半部分を観続けるのが辛いことだけ除けば)アニメ作品の金字塔に輝く作品かと思います。「我慢したからこそ得られるひときわ大きな感動」という言葉こそ、この作品にふさわしいかと思いますので、皆さんももし機会が得られたなら、一度トライされてみては如何でしょう?本当にお勧めですよ。


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