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iPad用の折り畳み式のBluetoothキーボードについて [●●を使っている]

ここのところ(入力装置としての)キーボードの話題が続いていますが、今回もキーボードについての記事となります。以前に、iPad用にiClever製の折り畳み式のBluetoothキーボードを購入したことを書きましたが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-10、その記事でも書いた通り、このキーボードはキーレイアウト上(ローマ字入力において)頻繁に利用する「N」キーが小さく、その上「H」キーの真下に位置し、「M」キーが「H」と「J」の間(下段)に位置しているため、「N」と「M」を打ち間違えるタイプミスを連発する結果となってしまい、(私にとっては)かなりのストレスとなっていました。

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こちらが、これまで使っていたiClever製の折り畳み式のBluetoothキーボード。キーをよく見て頂くとNキーが小さく、位置がHキーの真下、またMキーがHとJキーの間の下に位置しているのがお分かりになるかと思います。

そのため、残念ながらこのキーボードについては一旦、使用を中止し、今はネットオークションで安価で入手したREUD(リュウド)社の(既に生産中止となっている)折り畳み式のBluetoothキーボード「RBK-3000BT」を使っています。このBluetoothキーボードはJIS配列です。実はiOS用に特化した(RBK-3000BTの姉妹モデルである)「RBK-3200BTi」という英語(US)配列のキーボードがあり、こちらの方が(iPadには)更に使いやすそうなのですが、こちらも既に生産中止となっており、入手が難しい(中古価格も高価)ことから、私はこのRBK-3000BTを代わりに使っています。

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こちらがREUD(リュウド)社の折り畳み式のBluetoothキーボード「RBK-3000BT」

先に書いた通り、このキーボードはJIS配列ですが、「入力モード切替機能」を搭載しているため、OSのキー配列がUS配列の機器でもキートップの印字通りに正しく入力することが可能となっています。私の場合、パソコンには普段、US配列のキーボードを繋いで使っていることから、そのまま使っても(入力がキートップの印字通りとならなくても)あまり困ることは無いのですが、やはりキートップの印字通りに正しく入力できたほうが便利なので、普段はUS配列補正モード(モード2)にて使っています。

キーピッチは18mmとノートPCの標準のキーボード(19mm)より僅かに狭い程度、キーストロークは2.3mm、キーの配列、キータッチ(打鍵感覚)も問題なく快適で、(マウスと併用することで)あたかもモバイルノートパソコンを使っているようにiPadで文字入力を行うことができます。また、Bluetoothキーボードというと、最近では充電式が主流の中、このキーボードは乾電池式なのが(私のような古い人間にとっては)かえって使いやすく、安心感があります。

前に使っていたiClever製の折り畳み式のBluetoothキーボードに比べると、少し重く、そしてかさばりますが、同じ折り畳み式なので鞄の中に入れておくのには問題ない大きさ、重さです。造りもしっかりしていて、(モバイル用としては)まったく不満はありません。

前にも書きましたが、キーボードは手に触れる機会の多いデバイスであり、その使い心地は、文字入力の効率性、生産性に直結します。何より使っていて気持ちが良いのが一番ですよね。こうしてデスクでもモバイルでも、快適な入力環境を手に入れることができて、とても満足しています。

これで私の、最適なキーボードを探す旅も当分の間はお休みです。キーボードも整ったんだし、これからはちゃんと仕事しなくちゃ(爆)。


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東プレのキーボードを使い始めました [●●を使っている]

前の記事で、これまでオフィスのパソコンに繋いで使っていたIBMのModel Mと呼ばれる古いIBM製の英語キーボードの使用を(打鍵音の大きさから)諦め、安価でBUFFALO社のメンブレン方式の英語キーボードを購入し、使い始めたことを書きましたが、どうしても慣れることができず、結局、東プレの中古の静電容量無接点キーボード(英語配列)を入手し、使い始めました。

これまで長くIBMのキーボードの使い心地に慣れていたこともあって、いつの間にか私の好みが贅沢になってしまっているようです。急遽、代替にと購入した安価なBUFFALO社のメンブレン方式の英語キーボードを使い始めたものの、どうしても満足できずストレスはたまる一方で、このままだと業務にも支障が出かねない状況でした。

以前から私は東プレの(メイドインジャパンの)キーボードは使ってみたいと思っていたものの、これまで使う機会はありませんでした。ご存じの方も多いかと思いますが、このキーボードは使い心地は最高と評価される一方、(高品質ならではですが)高価格なのが最大のネックです。私の場合、新品を入手するだけの経済的な余力は到底ありませんので(泣)、ネットオークションはECサイトを丹念に探し、中古の良品をこうしてゲットした次第です。

さっそく、パソコンに繋いて使っているのですが(この文章もこのキーボードを使って書いています)、キータッチの具合も最高で、使っていて嬉しくなります。やっと、IBMのModel-Mに代わるキーボードに出会うことができました。

私が入手したのは型番はREALFORCE104UB、英語配列のもの(テンキー付き)でUSB有線接続、 静電容量無接点方式 でキートップの印字は昇華印刷、 変荷重(他の指より力の弱い薬指や小指の入力負担をさらに低減するため、薬指と小指により入力する一部のキーの荷重を他のキーよりも軽くなるように設定したもの)のもので、中古といいながらも使用感のない、ほこり、ごみ一つ、ついてない美品でした。


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こちらが今回、私が入手した東プレのキーボード。(英語配列ということもあり)キーレイアウトはとてもすっきりしています。

パソコンを目の前に置き、毎日触れながら仕事をする、デスクワーク中心のビジネスマンにとって、パソコンのキーボードは一番、手に触れる機会の多いデバイスではないかと思います。その点において、キーボードの出来は働く気分、そして仕事の能率にまで影響を与えるものではないかと思います。

たかがキーボード、されどキーボードですね。こうして満足できるキーボードを入手することができて、本当にうれしいです。これから大切に、ガンガン使っていきたいと思います。


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これまでオフィスで使っていたキーボードを泣く泣く取り替えました [●●を使っている]

ここ8年近く、オフィスのパソコンにはModel-Mと呼ばれる古いIBM製の英語キーボードを繋げて使っていました。このキーボードはバックリングスプリング方式と呼ばれるもので、タッチはとても心地よく、別格ともいうべきその造りはまさにキーボードのロールスロイスといってもよいものですが、唯一の欠点は打鍵音がとても大きいことです(このキーボードについて以前書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2012-08-24

私は会社では個室をあてがわれていたので、打鍵音は外にあまり漏れないだろうと高を括って使っていましたが、どうやらかなり派手に外に漏れていたようで、なんと二つ隣の個室にいる先輩の役員にも、私のキーボードの音が聞こえていたことが、最近になって分かりました。

知ってしまった以上、残念ながら、この愛用のIBMキーボードを使い続ける訳にはいきません(泣)。近くの家電量販店で今度はBUFFALO社の英語キーボードを購入(価格はなんと税込みで1500円程度でした)、つい先ほどキーボードを入れ替えたところです。

東プレの静電容量無接点キーボードか、せめてFILCOのメカニカルキーボードを、とも考えたのですが、とりあえず静音性に配慮し、メンブレン方式のこの機種を選びました。使い心地は何とも微妙(キータッチはペラペラな感じです)ですね。まだ、まったく慣れませんが、そのうち慣れてくるだろうとあきらめ半分の気持ちで使っています。

唯一のこだわりは英語(US English)配列のキーボードであることです。これまでメインのキーボードはずっと、この配列のものを使ってきましたので、これだけは譲れません。

今回は、何とも残念な結果となりましたが、当分の間は、このキーボードを使い続けてみようと思います。そして、いつか東プレかFILCOのキーボード、できればタッチも良く使いやすいと評判のHappy Hacking Keyboard Professionalなんぞも使ってみたい等と夢見ています。

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こちらが今回、購入して使い始めたBUFFALO USB接続 有線スタンダードキーボード(US English配列)。


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チャールズ・ミンガスの「ミンガス・プレゼンツ・ミンガス」について [音楽を聴いている]

以前の記事で、今年のお正月に横浜、関内の中古CD・レコードショップ「Disk Union」でチャールス・ミンガス・セクステット・ウィズ・エリック・ドルフィーの、1964年3月18日ニューヨーク市コーネル大学でのライヴ音源「コーネル1964」(CD二枚組)を購入し、とても感銘を受けたことを書きましたが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-01-13-1)、それから、改めてチャールズ・ミンガス(Charles Mingus 1922~1979年)の遺した録音を聴きなおしています。その中で「直立猿人」と並ぶ彼の代表作である「ミンガス・プレゼンツ・ミンガス」(1960年録音)を今回は紹介したいと思います。

私が持っているCD(国内盤)は「キングレコード 低音シリーズ」と題されたもので、リマスタリングによりベースの音が生々しくなっていると謳われているものです。確か九州の実家にはレコードがあったかと思うのですが、聴き比べていないのでその効果の程は私には不明です。それよりもこのCDの最大の特徴はミンガスのナレーション、歌詞の完全ワーディングと和訳が付いていることです。収録曲である彼の代表曲「フォーバス知事の寓話」の対訳を読むことができるのは、何といっても有り難いです。

これを読むと「怒れるベーシスト、チャールズ・ミンガス」として有名な、彼の人種隔離反対運動家としての一面を理解することができます。こうした政治的なメッセージ(詩)と音楽が融合、一体化して、更なる芸術の高みに到達しているところが、なんといっても彼の凄いところです。

数あるジャズマンの中でもこの点で、私にとってチャールズ・ミンガスは特別な存在となっています。ジャズ(とブルース)は、その根っこのところで、こうした、抑圧され差別された黒人の感情の発露であり叫びを抱えていることに改めて気づかされます。

是非、一度(できれば対訳とともに)このレコード(CD)を聴いてみてください。今でも彼の音楽はその輝きを失うどころか、さらに輝きを増しています。私はこれからもミンガスの音楽を聴き続けようと思った次第です。

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こちらが私が持っている本CDのジャケット、帯、ライナーノーツ

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そして、こちらがライナーノーツの「フォーバス知事の寓話」の対訳部分(写真を左クリックしていただければ拡大して見ることができます)。


こちらはYoutubeにアップされている「Charles Mingus Presents Charles Mingus (1960) (Full Album)」。ちなみにHP「万象堂」の中の記事「第99回 クンビア・アンド・ジャズ・フュージョン」におけるミンガスの怒りについての考察はとても興味深く勉強になります。また、最後の【蛇足たる補足】にて「ミンガス(MINGUS)という名のお店等の特集」をされていますが、あまりの面白さに爆笑してしまいました(この記事の最後に私の大好きなジャズ喫茶店である東京都蒲田の 「直立猿人」が何気なく紹介されています)。興味のある方はぜひ読んでみてください(勝手に紹介していますが、もし問題がありましたらご連絡ください。すぐに削除します)。
その記事はこちら→https://www.banshodo.com/webook/jazznight/099_Charles_Mingus.html


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週一回、ヨガ教室に通うようになって三か月目を迎えました [体のあちこちにがたが来てます]

私事になりますが、昨年の11月から週一回ヨガ教室に通っています。元々、家内が前から行っていて、とても体調が良くなったとのことで、強く勧められて、渋々通うようになりました。

週一回、日曜日の朝9時から1時間15分、講師の先生に教わりながら、見様見真似で体を動かします。レッスン前は(行くのが面倒で)憂鬱なのですが、レッスン後はすっきり、体の調子も幾分か良くなったような気がして、気分が晴れ晴れとします。そして「やっぱり、行ってよかったなぁ…」としみじみ思いながらも、また次の日曜日の朝になると、何となく行くのが面倒になる(でも、やっぱり行かなきゃと思い直す)。そんなサイクルを繰り返しながら何とか三か月目を迎えました(苦笑)。

私のような57歳の中年男が、週一回、たった一時間強のレッスンを受けるだけながらも、前々回よりも前回、前回よりも今回の方が、体が柔らかくなり、前には出来なかったことが(少しづつではありますが)出来るようになっているのが励みになります。多くの女性の中に混じってヨガのレッスンを受けるのは何とも気が引けますが、それでも、この(私なりに)進歩しているという達成感は何物にも代えがたいものです。

先週の土曜日には、家内共々、ヨガ教室の先生の(個別の)カウンセリングを受けました。体質改善を図るべく、先生が私のために毎朝、15分ほどのヨガのメニュー考えてくれると共に、今後、減量にあたっての(動物性の脂質をなるべく減らすよう等の)食事の指示も受けました。

今後、先生の指示に従いながら、毎朝、ヨガをやりながら、食事にも気を付ける毎日を送ろうと思っています(今日でまだ初めて二日目ですが…)。さあ、果たして(私の体は)これからどうなるのか、ちょっと楽しみです。

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こちらは私が使っているヨガマット(この写真はブログ「ダイエット方法.biz(https://xn--ecki4eoz2342f9nk.biz/2018/02/06/loleyogamat/)」から転載したものです。何か問題がありましたら、ご連絡下さい。すぐに削除します)。家内がメンバーシップ制ウェアハウス・クラブ「コストコ」で非常に安価で購入した、LOLEというカナダのブランドのヨガマットです。厚さが6mmあり、しっかりして造りもよいです。


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今井信子のヴィオラ名曲集を聴きました [音楽を聴いている]

前の記事でフランス・クリダのサティピアノ作品集について書きましたが、今回は横浜関内の中古CD・レコードショップ「Disk Union」で一緒に安価で購入した、もう一枚の中古CDを紹介したいと思います。

それは「ヴィオラ・ブーケ」と題された、日本のヴィオラ奏者、今井信子(いまい のぶこ 1943年~)が1994年に録音したCDです。私は、人間の声域とほぼ同じ音域をカバーすると言われるヴィオラの音色が好きで、ヴィオラの作品をしばしば聴きます。今回入手したCDは名曲集ですので、誰もが知っている曲ばかりが収められているのですが、その中でも特に 聴きどころはハンガリーの作曲家、コダーイ(Kodály Zoltán 1882~1967年)の2曲、「アダージョ」とバッハの原曲をコダーイが編曲した「半音階的幻想曲」かと思います。

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こちらが今回入手した今井信子のヴィオラ名曲集「ヴィオラ・ブーケ」(CD)

コダーイのアダージョはこれまで多くのヴィオラ奏者が録音しており、私もキム・カシュカシャン(Kim Kashkashian 1952~)の録音(「エレジー(Elegies)」)を愛聴していたのですが(このCDについて以前書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2013-04-04、この今井信子の演奏も甲乙つけがたいもので私を喜ばせました。もう一曲のバッハ作コダーイ編曲の「半音階的幻想曲」は私にとって初めて聴く編曲だったのですが、これは本当に興味深いというか、素晴らしいもので(同時に、この曲はかなり高い難度の演奏技術を要しそうです)私を思わず唸らせました。これは良いです。


こちらはYoutbeにアップされている今井信子が演奏するバッハ作コダーイ編曲の「半音階的幻想曲」

これまでコダーイについては、昔、ヤーノシュ・シュタルケル(János Starker 1924~2013年)が弾く「無伴奏チェロソナタ 作品8」を聴いた記憶があるくらいで、きちんと聴いた覚えがありません。これを機に、他の作品も聴いてみようと思った次第です。


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フランスの女流ピアニストであるフランス・クリダによる「サティピアノ作品集」を聴きました [音楽を聴いている]

先週の日曜日にまた、(初売りセールを行っていた)横浜、関内の中古CD・レコードショップ「Disk Union」に行き、(安価で)CDを購入しました。今回はその中の一つ、フランスの女流ピアニスト、フランス・クリダ(France Clidat 1932~2012年)による「サティ ピアノ作品集」(CD三枚組、直輸入日本発売盤)を紹介したいと思います。

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こちらが今回、私が入手したフランス・クリダ「サティ ピアノ作品集」(CD三枚組、直輸入日本発売盤)

このCDは未開封の新品でCD三枚組ながら、値段は1,100円程度という安さに惹かれて思わず買ってしまったものです。クリダは、リストのピアノ全作品の録音をしたピアニストだとは知っていたものの、(恥ずかしながら)演奏を聴くのは初めてでした。

一聴して、私は本当に驚きました。これこそサティ(Érik Satie 1866~1925年)のピアノ演奏の決定盤ではないでしょうか。演奏者の存在をまったく感じさせない、いきみのない自然な演奏、これこそサティの音楽の本質を掴んでいます(ちなみにこの録音は1984年に「the Grand Prix of the Académie du Disque Français」を受賞しています)。

これまで私は、サティのピアノ作品というと、ジャン=ジョエル・バルビエやパスカル・ロジェ、アルド・チッコリーニ、高橋悠治や高橋アキといったピアニストの演奏を聴いてきたのですが、どれも異端の作曲家と言われるサティの作品に対する演奏者の意図が、はっきり感じられる演奏ばかりでした。悪く言えば標題に囚われすぎた演奏であり、音楽史におけるサティの位置づけ、影響を慮りすぎているように思われてなりませんでした。

クリダの演奏は、上に挙げたピアニスト達の曲に対するアプローチとは、まったく正反対のもののように感じられます。素直で、かつ、けれんみのないものながら、聴けば聴くほど、これほど音楽性に溢れた演奏はないのではと思わさせられます。これこそサティが求めていたものではないでしょうか。サティ自身にとって標題(曲名)は余り意味のあるものではなく、あくまで遊びのようなものでしかなかったのではないかと、これまで私はぼんやりと思っていました。その考えをまさしく裏付けるような演奏だと思います。

これほど素晴らしい演奏が、現在、国内で入手が非常に困難であるのは何とも残念です(2020年1月16日現在、Amazonではこの中古盤が34,593円~という、とんでもない値段で売られています)。しかしながら米Amazonですと再発盤を安く(US$20程)入手することができますし、Youtubeには全曲がアップされているので気軽に聴くことができます。是非一度、聴いてみてください。どなたもサティの音楽をどういうものなのかが分かり、そして好きになるかと思います。


こちらがYoutubeにアップされている「Satie - Complete Piano Works / Gymnopedies.. (recording of the Century : France Clidat)」


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シャープのネックスピーカーを購入して、とても便利に使っています [購入しました]

先週の水曜日、午後、病院に通院する前の時間を利用して、メンバーシップ制ウェアハウス・クラブ「コストコ」へ家内と買い物に行きました。そこで彼女が衝動買いしたのが、シャープのネックスピーカー「AN-SS1-B(ブラック)」です。

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こちらが今回、家内が衝動買いしたシャープのネックスピーカー「AN-SS1-B(ブラック)」

所謂、肩に装着する(かける)タイプのウェアラブルスピーカーでして、スピーカーとヘッドホンのいいとこどりのような製品です。家内が購入したシャープ製のものは、他社のネックスピーカーと比べて圧倒的に軽く(88g)、肩にかけてもまったく負担がないのが特徴となっています。

家内は前から、台所で炊事をするときに、水回りの音が大きかったりしてテレビの音が良く聞こえないと不平をこぼしていました。このネックスピーカーがあれば周囲の音はそれなりに聞こえつつ、テレビの音もきちん聞こえるのではとの期待から、衝動買いしたようです(またお値段も税込みで9千円弱と、とても安かったことが彼女の背中を押しました)。

さっそく、テレビのUSB端子に(Bluetooth4.1に対応した)付属の送信機をつけ、オーディオケーブルをテレビのヘッドホン端子からBluetooth送信機につないで、このネックスピーカーとペアリングしたところ、ネックスピーカーからテレビの音が流れ始めました。(私の場合、テレビの音量を大きくしなければなりませんでしたが)肩にかけると耳元で良く聞えます。その後、テレビとヘッドホンの両方から音が出るようにテレビの設定を変えて(テレビとヘッドホンの音量は独立して変える事ができました)、これで居間にいる家人も台所にいる家内も一緒にテレビを楽しめるようになりました。

Bluetooth接続ですので、スマートフォンとも簡単にペアリングできて(内臓のマイクを使った)ハンズフリーでの通話や音楽配信アプリ等の聴取も気軽に楽しむことができます。周囲の音も聞こえるのが何といってもミソですね。これは本当に便利です。これで彼女の不平が一つ解消されました。良い買い物をしたねと喜び合った次第です。

また、家内はタブレットを使って動画配信サービスドラマや映画を見ながら洗面所で化粧をしたり髪を整えたりすることが多いのですが、そんな時はアプリの設定を字幕付きに変えて、ドラマや映画を楽しんでいます。こうするとドライヤーの音で何も聞えなくても、映画やドラマの内容は字幕で確認できるというわけです。こんな感じで彼女はTPOに合わせ、色々なスタイルでテレビやタブレットで動画を楽しんでいます。

おぬしもなかなかやるなって感じですね。見事です(笑)。


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お正月に横浜の中古CD・レコードショップで購入した二枚のレコードについて [音楽を聴いている]

以前の記事で、今年のお正月の初売り(2日)に家内と長女が出かけるのにあわせて、私も横浜、関内の中古CD・レコードショップ「Disk Union」に行き、何枚かのレコードとCDを購入、その内のチャールス・ミンガス・セクステット・ウィズ・エリック・ドルフィー、1964年3月18日ニューヨーク市コーネル大学でのライヴ音源「コーネル1964」(CD二枚組)を紹介しましたが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-01-13-1、今回は同時に購入した二枚の中古レコードについて紹介したいと思います。

最初の一枚は「園田高広ライブ1」と題された、1980年5月30日の藤沢市民大ホールでのライブを収めたもので、演目はベートーヴェンのピアノソナタ第31番、第32番です。園田高広(そのだ たかひろ 1928~2004年)が51歳の時の演奏でして、非常に精神性の高い、見事な演奏を聴くことができます。正直申し上げて(私が無知なだけかもしれませんが)日本にこのようなドイツ音楽の正統的は解釈者がいたことに、今更ながら驚かされます。一つの貴重な記録としても意義のある録音だと感じ入った次第です。Wikipediaによると「(園田高広は)海外ツアーでは「園田高弘は日本のギーゼキング」と渾名され、本人もこの形容に戸惑っていた」とのことですが、この演奏を聴くと、言いたいことも少し理解できるような気がします。徹底した原典主義ともいうべき厳しさが彼の演奏にはあります。多分、海外の聴衆はその点をこのように評したのではないでしょうか。

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こちらが今回入手した園田高広「園田高広ライブ1」(アダムエース)

ベートーヴェンのピアノソナタ第31番というと、私にとっては高校、大学時代に聞いたルドルフ・ゼルキン(Rudolf Serkin 1903~1991年)の演奏(1971年録音CBSソニー盤、第28番とのカップリング)がデフォルトのものとなっています。最初にこの演奏を聴いた時の感動は未だに忘れることができません。今、レコードは九州の実家に置きっぱなしになっているので、今度、帰省した時にはもう一度、じっくりと聴いてみようと思います。


こちらはYoutubeにアップされているルドルフ・ゼルキンの演奏するベートーヴェンのピアノソナタ第31番(第三楽章)、1987年のライブ動画です。本当に素晴らしい演奏で、自然と涙がこぼれてきます。

そしてもう一枚のレコードは中国出身のピアニスト、フー・ツォン(傅 聰 / FOU Ts'ong 1934年~)のショパン作品集(10インチ、チェコ盤)です。フー・ツォンは私にとっては「気になるピアニスト」の一人でして、彼の録音を見つけると見境なく買ってしまいます。今回のレコードは盤質が余り良くないもの(その分、とても安かったです)ながらも、彼の得意とするショパンの素晴らしい演奏を聴くことが出来ました。彼のショパン演奏は、時として非常にロマンティックというか、感情の爆発的な発露のようなものがあり、逆にそこが(私にとっては)堪らない魅力となっています。私の持っている彼のCD、レコードはショパンばかり(バラードやノクターン等々)なこともあって、ショパン弾きの印象が強いのですが、いつかモーツァルトやドビュッシーの演奏も聴いてみたいものです。

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そしてこちらがフー・ツォン「ショパン作品集」(10インチLP、チェコ盤)

以上、お正月に購入した二枚の中古レコードの紹介でした。実は自宅のレコードプレーヤー(テクニクス SL-7)の調子が悪く、良い状態で聴いていないので、今度、プレーヤーのメンテナンス(リニアトラッキングアームのシャフトの清掃とグリスアップ)をした後に、もう一度、ゆっくりと聴いてみようと思っています。


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実家で一人住まいをしている母が離れで音楽を楽しむべく、新たにスピーカーを入手しました [購入しました]

前にも何回か書きましたが、(今年86歳になる)私の母は九州、大分にある実家で一人住まいをしています。実家は300坪程の高台の敷地に、築100年を超える大きな家と(昔は牛小屋だった)離れ、そして蔵があるという、典型的な田舎の旧家です。

冬になると、母は(普段暮らしている本宅ではなく)日当たりのよい離れの方に住み、その二階で就寝しています。そのため離れの二階にも、簡単なオーディオセットを置いて(音楽好きの)母はラジオやCDを楽しんでいます。

これまで離れの二階にはシャープの古いCDレシーバー(SD-CX11)に、アメリカ、ボストンの、こちらも古いスピーカー(KLH Model 32)を繋いでいたのですが、このスピーカーの上に設置されていたエアコンが故障し、そこから水が垂れてスピーカーを濡らしたせいで、(ユニットはなんとか無事ながらも)スピーカーの木枠が変形して派手に壊れていまい、使い物にならなくなってしまっていました(泣)。

そのため、離れの二階のオーディオをどうするかが懸案となっていたのですが、昨年末にネットオークションで新たに小型のヴィンテージスピーカーを(2万5千円で)落札、これを実家に送ってもらいました。落札したスピーカーはイギリス、Royd社のTOPAZという、当時(1993年発売)、ペアで定価が7万6千円の(Royd社のスピーカーの中では安価な)ものです。

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こちらが今回、母のために用意したRoyd社のスピーカー「TOPAZ」

Royd社と聞いてピンと来る方は、かなりのオーディオ通かと思います。このスピーカー会社は創立者(1980年創立)であり開発者だったJoe Akroydの引退とともに2004年に廃業してしまっていますが、いまだに熱心な愛好者がいるようです。このイギリス製のスピーカーは「バイブレーション・アブソーベント・バス・ローディング・チューブ」とネーミングされた、同社の特許であるエンクロージャーの鳴きを抑えるダクトが特徴でして、大きさはW:203 H:350 D:190と小型ながら重さは一つ5.7kg、12.7cmの中低音用のスピーカーと19mmドームコーントゥイーターというユニット構成、中低音用のスピーカーにはアルミのフレーム、パルフェーンが採用され、ネットワークを持たず、トゥイーターはポリミドダイヤフラムに直接ボイスコイルを装着したボビンレス構造のものというものです(この一文はsolo touringさんのブログ記事「Royd TOPAZのインプレ記事 その1【ロイドトパーズのこと2】」→http://renaissa.blog03.linkclub.jp/index.php?catid=18271&blogid=4852 の内容を全面的に参考にして一部引用しています。何か問題がありましたらご連絡ください。すぐに削除します)

私は、以前からこのスピーカーの「BBCモニターを思わせる、小型ながらも落ち着いた、バランスの良い音色」との評判に興味を持っていて、いつか入手し、実際の音を聴いてみたいと思っていました。また、今回こうして母のために、このスピーカーを選んだのは(ボビンレス構造のトゥイーターは扱いが繊細であるとは聞いていますが)ネットワークを持たないのであれば(長く使っても)壊れにくいのではと思ったのも理由の一つです。

昨夜、母から連絡があり、やっと音が出るようになったとのこと。音は「自然な音」との感想でしたが(ピアノの先生でもある母は、昨夜は愛聴盤であるイングリット・ヘプラーの演奏するバッハのフランス組曲を楽譜を見ながら聴いたそうです)、今度帰省したときにじっくり聴いてみようと楽しみにしています。このスピーカーはセッティングにコツがあり、後ろの壁から10cm程度に近づけて設置すると低音が良く出るように設計されています。今日の朝、母にも伝えたところです。

実家にはこの「Royd TOPAZ」と「BOSE 501 Series IV」、横浜の自宅では居間に「Chario Academy1(専用スタンド付)」、私の自室に「KEF MODEL303 SERIESⅡ(こちらも専用スタンド付)」、そして次女の部屋には「Celestion3(初期密閉型)」と(安価なものばかりながら)それなりの数のヴィンテージスピーカーが、それぞれ元気に音を奏でています。暫くはスピーカーを新たに入手することはないかとは思いますが、こうして色々なスピーカーの音を楽しむことは、私の密かな楽しみの一つです。

(2020年3月27日追記)
3月上旬の九州の実家に帰省し「Royd TOPAZ」の「音」を確認したり、オーディオ機器のセッティングを行った時の記事はこちらとなります。良かったら見てみてください。
「久しぶりに九州の実家に帰省しました(1)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-03-10


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