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2020年があともう少しで終わろうとしています [考えている]

今日は大晦日の朝でして、いつもより早く起きた私は、自宅一階のリビングダイニングでイタリアのナポリ出身のピアニスト、マリア・ティーポ(Maria Tipo 1931年~)が弾くバッハのパルティータ第4番の演奏を聴きながら、こうして今年最後のブログを書いているところです。

このコロナ禍に明け暮れた一年間、愚かにも私は、勉強もせず、小説も殆ど読むことなく、無為に過ごしました。今年一年やったことと言えばテレビアニメばかりを観、そして、その原作となる漫画やライトノベルを読み耽ったくらいでして、あとはお酒を飲むか、寝てばかりという、到底、六十間近の男のすることとは思えない日々を過ごしてしまいました。こんな一年は、これまでの私の人生の中でも最低のものだったかもしれないなぁなどと、自らを嘲りながら、こうしてブログを書いています。

仕事納めとなる12月28日は、これまで30年余り、会社の先輩や仲間たちと、神田の藪そばで日本酒を頂きながら、お蕎麦を楽しむのが、これまでの決まりというか、約束事となっていました。しかしながら今年は、このコロナ禍の中、とてもみんなで集まってお酒を飲むことはできず、来訪は叶いませんでした。

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こちらは5年前、2015年の仕事納めの日の神田藪そばの店内の飾りつけの様子。のれん分けした藪そば各店のお飾りが並べられています。

振り返ってみると、この一年、「家」がらみでは色々なことがありました。このコロナ禍の中、自宅で家族で過ごす時間が増えたのにあわせるかのように、リビングルームの応接セットを25年ぶりに買い替えたり、テレビも75型の大画面のものに10年ぶりに買い替え、壁掛けにしたり、食器戸棚を新調したりと、リビングルームについてはかなり手を入れました。

そして、何といっても今年の一大事は自宅の傾きを直す工事を行ったことです。おかげで家は、快適な居住空間に戻りました。おかげでお正月を気持ちよく迎えることができそうです。

ふうっ、何はともあれ来年こそは、しっかりと前を向いて、充実した一年にしようと決意を新たにした次第です。

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こちらは大晦日の夜に自宅で頂いた蕎麦。天ぷらは「銀座 天一 タカシマヤフードメゾン新横浜店」で買ってきたものです。


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ペーター・レーゼルの弾くバッハを聴きました [音楽を聴いている]

先日、ネットオークションに東独出身のピアニスト、ペーター・レーゼル(Peter Rösel 1945年~)が2016年3月、彼が71歳の時にドレスデン、ルカ教会で録音したバッハのパルティータやイタリア協奏曲等を収めたCD「レーゼル・プレイズ・バッハ」が安く出品されているのを見つけ、思わず落札してしまいました(以前、このピアニストについて書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-11-04

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ペーター・レーゼル「レーゼル・プレイズ・バッハ」(SACD)

私は、なるべくインターネット音楽配信サービス「Spotify」で音楽を聴くようにしているのですが、この録音については以前から聴きたいと思いながらも、Spotifyでは配信されていないことから、こうしてCD(SACDハイブリッド盤)を入手した次第です。

期待に胸を膨らませながら自室のCDプレーヤーのトレイに載せて聴き始めたのですが、一聴してすぐに、私はペーター・レーゼルが若い時から既に大成したピアニストだったことを知りました。これまで私はブラームス、(ブゾーニが編曲した)バッハの独奏曲やベートーヴェン、ラフマニノフ等のピアノ協奏曲といった、彼の壮年期の録音を聴いていたのですが、その時に受けた印象と今回の録音を聴いた印象はまったく同じというか、変わらないものだったからです。

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ペーター・レーゼル「レーゼルの芸術 協奏曲編」(10CD)。こちらは廉価盤ですが収められている演奏は超一級品です。私はこのCDボックスセットもネットオークションで入手しました。

彼は類まれな美音の持ち主ですが、その演奏スタイルはとても誠実かつ落ち着いたもので、安心して聴くことができます。このバッハ作品集もとても聴きやすいもので、彼の卓越した音楽性を存分に味わえます。良いピアニストだなあと感心しました。

いつか機会をみつけて、彼のベートーヴェンのソナタ集やモーツァルトのピアノ協奏曲も聴いてみたいと思います。


こちらはYoutubeにアップされている「J. S. Bach: Jesu, Joy of Man's Desiring (arranged by Peter Rösel) / Peter Rösel」。2015年12月21日、台北のNational Concert Hallでのライブ映像です。


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「Re:ゼロから始める異世界生活」の最新刊(第25巻)を読み終えました [本を読んでいる]

これまで長月達平著のライトノベル「Re:ゼロから始める異世界生活」については、テレビアニメ、OVA、小説等で観たり、読んだりしてきたのですが、先日、クリスマスの日に発売された最新刊「Re:ゼロから始める異世界生活」(第25巻)を電子書籍版で入手し、先週末に一気に読み終えました。

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長月達平著「Re:ゼロから始める異世界生活25」 (MF文庫J)

この物語は、突如、異世界に召喚された引きこもりの少年・ナツキスバルが、唯一与えられた能力「死に戻り」の力を使って、ヒロインであるハーフエルフ、エミリアをはじめとする仲間たちと共に、絶体絶命のピンチの中、みんなの命を救いながら、一緒に運命を切り開いていく物語です。

第25巻は第六章「記憶の回廊」の完結編となります。複雑な世界観とストーリーに頭がクラクラになりながらも、何とか勢いで読み終えた次第です。完結編とは言いながらも、謎は深まるばかりでして、早く続きが読みたくなります。

この最新刊は、私にとって、とても嬉しいクリスマスプレゼントとなりました。

これまで「Re:ゼロから始める異世界生活」について私が書いた記事は以下のとおりです。
「これまでしっかり観ていなかった昔のテレビアニメ番組を暇にあかせて観ています(7)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-10-07
「長月達平著のライトノベル「Re:ゼロから始める異世界生活」の第五章(第16~20巻)を読み終えました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-10-09-1
「長月達平著のライトノベル「Re:ゼロから始める異世界生活」の第六章を、現在公開されているところまでまで何とか読み終えました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-10-14


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自宅の修繕工事が全て終わりました [家を建てている]

今年の11月中旬から始まった自宅の傾きの修正を含めた修繕工事が、12月26日の先週末に全て終わりました。アンダーピニング工法(鋼管杭圧入工法)による自宅の傾きの修正工事の後も、それに伴って生じた様々な不具合の修繕工事が続き、自宅の基礎の再塗装が最後となりました。

この自宅の傾きの修繕工事に関する過去記事は以下となります。
「自宅の傾きを直す工事が始まりました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-11-17
「工事により、自宅の傾きが直りました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-11-28

アンダーピニング工事の他に行った不具合の修繕作業は、

・アンダーピニング工事の際に除去した庭のタイルのテラスと玄関下の一部コンクリート部分の新たな設置(原状復帰)工事
・取り除いた自宅外の敷地に敷き詰めた砂利を、再度、新しい砂利での下地処理含めた敷き直し作業
・敷地下の全ての水道管の取り換え工事
・一部外壁の除去に伴う新たな設置工事と、擁壁と外構部分の亀裂部分の修復工事
・自宅の外壁(サイディング)の亀裂部分の修復工事
・自宅基礎部分の再塗装と一部の修繕作業
・1階リビングダイニングルームの壁紙に亀裂が生じたことによる、壁二面に亘る壁紙の張替え作業
・工事中に調子が悪くなったテレビドアホンの新品への交換

などでして、自宅を建てた大手不動産会社が全ての費用を負担しました。

この1か月強の工事期間中、一番困ったのは「車」でして、近くに空いた駐車場がなく、徒歩10分程度の、不動産会社が用意した駐車場に自分の車を停めざるを得なかったので、車を使うにあたってはかなり面倒でした。やっとこれで自宅の敷地内に車を置け、すぐ乗り降りできるようになったのは本当に助かります。

これまで10年余り住んできた「家」の大工事でしたが、一応、全て終了し、今は安堵の気持ちで一杯です。これで、なんとかお正月を、傾きの直った自宅で気持ちよく迎えることができそうです。


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私が音楽ストリーミングサービス「Spotify」で今年一番よく聴いた曲は… [音楽を聴いている]

前の記事で、今や音楽を聴くのにインターネットによる音楽配信が主流になっていることを書きましたが、私の場合は昨年の6月に音楽ストリーミングサービス「Spotify」のプレミアム会員に登録、その後「家族会員」となり、家族全員(私、家内、長女、次女)がSpotifyで音楽を楽しむようになりました。

毎年、この年末のこの時期(12月)になると、Spotifyでは「今年のあなたのお気に入り総まとめ(My Top Songs)」ということで、一年間でよく聴いた曲をランキングにしたプレイリストを用意してくれるのですが、今年、私がSpotifyで一番聴いた曲はなんと、フィリピンの男性歌手、ダリル・オン(Daryl Ong 1984年~)が2016年に発表した、シャロン・クネタ(Sharon Cuneta 1966年~)の大ヒット曲「To love Again」のカバーでした(以前、この曲について書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-20

そして2位は日本のロックバンド、フジファブリックの「若者のすべて」(以前、この曲について書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-02-12、3位はアメリカのジャズグループ、ブレッカー・ブラザーズ(The Brecker Brothers)の1980年のライブ演奏「Funky Sean Funky Dew」(以前、この曲について書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-04-12、そして4位、5位には同じくダリル・オンが2015年に発表したアルバム「Daryl Ong」の収録曲が並びます。

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こちらがダリル・オンが2015年に発表したアルバム「Daryl Ong」。この、いかにもなジャケットデザインには、ちょっと引いてしまいますが(汗)、内容は素晴らしいものです。

たしか去年、2019年の一位は、イスラエル出身のピアニスト、イド・バー・シャイ(Iddo Bar-Shai 1974年~)による「F.クープラン : クラヴサン曲集」だったことを考えると、ここ一年でSpotifyで聴く音楽ジャンルが、大きく様変わりしたことになります。

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そしてこちらが2019年にSpotifyで一番よく聴いたアルバム「F.クープラン : クラヴサン曲集(Francois Couperin : Les Ombres Errantes / Iddo Bar-Shai)」

普段、私は通勤電車の中でよくSpotifyを使って音楽を聴くのですが、今年はコロナ禍の影響で会社に出社する機会が激減したこともあって、あまりSpotifyで音楽を聴く機会はありませんでした。また、自室でSpotifyを使ってジャズやクラシック音楽を聴くこともありましたが、同じ曲を何回も聴くというより、気になるアルバム・曲を一度聴いて、それで満足してそれっきり、ということが多かったかと思います。

移動中は、やはり長い曲よりも短めで聴きやすい曲を好んで聴いていたということなのでしょうか。それにしてもダリル・オンとは(絶句…)私はどれだけ「OPM」(Original Philipino Music 1970年代から本格的になった、フィリピン人が書き、歌い、演奏するポピュラー音楽)好きなのでしょう。いささか呆れた次第です。ご存じの方も多いかと思いますが、「OPM」は情感に溢れた、甘く切ないメロディが特徴でして、その上、フィリピンの歌手は男女を問わず本当に歌が上手いので、思わず夢中になって聴いてしまいます。


こちらはYoutubeにアップされている「DARYL ONG HIT SONGS MEDLEY | OPM」、最後の曲は2020年に私がSpotifyで一番よく聴いた曲「To Love Again」です。

コロナ禍の中、知らず知らずのうちに、私は「癒し」を求めていたのかもしれません。この意外な結果には私自身、本当に驚かされました。


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中古CD・レコードショップ「レコファン秋葉原SEEKBASE店」に行ってきました [音楽を聴いている]

先週の金曜日は会議もなく自由な時間が取れたので、思い切って、前から一度行ってみたいと思っていた東京 秋葉原の中古CD・レコードショップ「レコファン秋葉原SEEKBASE店」を訪ねました。

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中古CD・レコードショップ「レコファン秋葉原SEEKBASE店」

思っていたよりも店内はそれほど広くない上、店内で売られているCDやレコードもそんなに多くはなく、昔の横浜西口ダイエー店や渋谷BEAM店を知っている身としては少し寂しい思いをしました(渋谷BEAM店閉店の時に訪れた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-10-12。こうしてみると、もうCDの時代ではないことを身をもって感じさせられます。家内や娘たちを見ても、音楽はインターネットの音楽配信サービスで聴くのが当たり前になっています。レコード(バイナル)で聴くのは流行ってはいますが、日本では未だに好事家たちの趣味の域を超えていないような気がします。訪れる人も少なく、空いた店内で、一生懸命中古CD・レコードを探しながら、こんなことをぼんやりと考えていました。もう、こうした中古CD・レコードショップの実店舗自体も、ネットオークションやインターネットショップに押されて、どんどん店舗数が少なくなってしまっています。なんだか、まるで私自身が絶滅危惧種になってしまっているような、そんな感覚を覚えました。

結局、この日、私が購入したのはアメリカのソウルシンガー、フレディ・ジャクソン(Freddie Jackson 1956年~)の全盛期となるデビューから1990年頃までのベスト盤(中古CD二枚組)でした。こんなベスト盤のCDを買うこと自体、時代錯誤のような気がかなりしますが、まだまだCDで音楽を聴くのが主となっている私にとって、部屋で流すのに良い買い物をしたと、自嘲気味に独り言ちた次第です。

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こちらが今回、購入した「anthology freddie JACKSON」(米Capitol CD二枚組)


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先週末の土曜日に東京 自由が丘の天ぷら屋で長女とお昼ご飯を食べました [食事をしている]

先週末の土曜日、インターネット・ゲーム会社に勤めていて、現在一人住まいをしている長女が午前中に自由が丘の歯医者に行く用事があるとのことだったので、待ち合わせをしてお昼ご飯を一緒に食べました。

今年26歳になった長女は、生え替わるころから歯並びが少し悪く、特に家内は娘に歯列矯正を受けさせたいと思っていたようですが、これまで私に経済的な余裕がなく、受けさせてあげることができませんでした。今年になり、やっと僅かながらですが余裕が出来たことから再度、家内から懇願され、東京 町田市で歯科医院を開業している従弟に相談して歯列矯正の得意な歯医者を紹介してもらったところ(従弟の歯科医院は口腔外科が専門で歯列矯正はやっていないのです)、彼の学友であった自由が丘の歯科医院を教えてもらい、こうして、この11月から長女はこの自由が丘の歯科医院に通い始めた次第です。まずは歯の状態や虫歯の治療をして、来年の2月には本格的な矯正治療がスタートすることとなっています。

前回の通院時(11月下旬)も私が出向き、自由が丘のうなぎ屋「八沢川」で一緒に昼食をとったので、今回は天ぷらを食べようということになり、自由が丘の老舗の天ぷら屋「銀座 天一 自由が丘店」の一階のカウンターで二人で食事をしながら、お互い読んでいる本や観ている映画やアニメ(これに関連する記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-12-16、そして彼女の仕事の事など、近況を語り合いました。

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「銀座 天一 自由が丘店」のカンター席の配膳の様子。車えびから始まるコースを頂いたのですが、天だね毎に美味しい食べ方(たれ、塩、そのまま等)を教えてもらい、とても美味しく頂くことが出来ました。

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こちらはコースの最後のかき揚げ丼、さすが老舗のお店だけあって、食事、サービスともに申し分なく、とても快適で満足した時間を過ごすことができました。

こうして娘と二人で食事をするのは楽しいですね。何といっても長女は一人住まいをしていることもあって、親としてはどうしても心配になってしまうので(ただの親ばかです)、こうして会って、彼女の様子を知ることができたのは良かったです。

長女はなんとか元気にやっているようで、少し安心しました。こうして食べ物でつらないと、娘は父親に会ってくれないので(汗)、これからも、こうして週末に娘が歯医者に行くときには、できる限り一緒にお昼ご飯を食べれればと願っています。


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芥見下々の「呪術廻戦」は私たち家族皆が好きなアニメ、漫画作品です [漫画を読んでいる]

私たち家族は皆、インターネット動画配信サービス「Netflix」に(家族会員で)入っているのですが、その皆が、毎週配信を楽しみにしているテレビアニメが「呪術廻戦」です。このアニメは「週刊少年ジャンプ」(集英社)に2018年14号から連載されている芥見下々(あくたみげげ)の同名漫画が原作となっているのですが、アニメの続きが早く知りたくなった私は、職場のビル地下にあるTSUTAYAで漫画(2020年12月現在、13巻までレンタル可能)を借りて、一気読みしました(汗)。

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芥見下々「呪術廻戦 1」 (ジャンプコミックス)

この物語は、凶悪な呪いの王・両面宿儺の指を飲み込んで自らが呪われた、運動神経が常人離れしている高校生・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)が呪術師となって、転校先の東京都立呪術高等専門学校の一年生担任の先生で、自他ともに認める最強の特級呪術師である五条 悟(ごじょう さとる)や、同級生の伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)、釘崎 野薔薇(くぎさき のばら)らの仲間たちと共に、人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊と戦うダークファンタジー・バトル物語です。

内容は、グロデスクな化け物や呪霊とのバトルシーンが中心となることもあって、凄惨な場面も多く、何とも気持ち悪い(よくホラーが苦手な長女が観ているなと感心します)のですが、主人公をはじめとする登場人物がかっこよく、魅力的で、かつ結構複雑な世界観も相まって飽きることがありません。何といえば良いのか、虎杖悠仁を始め、登場人物が何ともネアカというか、今風の明るさ、素直さを持っていて、暗くて余り救いのないストーリーに反して観ていて前向きになると言うか、元気になるという、不思議な物語です。

元々、26歳の長女がNetflixでこのアニメを見つけて面白いと言い始め、それにつられて次女(五条 悟のファン)、私、そして家内までもが熱心なファンになりました。ちなみにNetflixでは、日本で今、一番人気(視聴回数の多い)の番組となっています。テレビアニメ版は、まだ漫画の3巻までくらいなのですが原作に忠実に丁寧にアニメ化されており、アニメならではの「動き」がある分、筋を知っていても楽しく観れています。

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アニメや漫画好きの間では、かなり評判になっている作品です。グロデスクな描写が苦手でない方でしたら、是非観てみて下さい。かなり面白いですよ。


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次女がバックを買ってきてくれました [購入しました]

少し前の話になりますが、大手百貨店に総合職として勤務している24歳の次女が、社内販売(多分、長期在庫品の処分セールなのでしょう)で、男物のバックもとても安く購入することができると教えてくれたので、五千円の予算で私が普段使うバックを買ってきて欲しいとお願いし、今回入手したのがO’legno (オレグノ)というブランドの縦型のトートバック(色はネイビー)です。

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こちらが今回、手に入れたO’legno (オレグノ)の「アジャスタブルハンドル縦トートS」(日本製)。オレグノというブランドを今回、私は初めて知ったのですが「日本の優れた技術・品質・職人技で作られた材料( 素材) から縫製に至るまで全て厳選したモノ作りを行うこだわりの“all made for Japan” 製品」(オレグノの公式Facebookからの引用です)のブランドだそうです。

私ならまず選びそうにないバックだったので、どーかなーと半信半疑になりながら使い始めたのですが、このバック、思いのほか使いやすく、すっかり私のお気に入りになりました。縦37cm、横34cm、マチ13cm、そして持っ手は39.5~57cmまで5段階に長さを調整可能なトートバック(重さは955g)なのですが、何といっても便利なのが、きちんと自立することです。私はこれまでトートバックを何種類か使ってきたのですが、自立するかしないかで使い勝手がかなり違ってきます。トートバックは収容力があるため、それなりに重くなりがちなのですが、電車で移動したり、立ち止まった時にバックを床に置くことが出来ると本当に助かります。

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バック底面の写真、底面には鋲が打たれています。

そして持ち手の長さが変えられる点も良いです。冬などジャケットやコートといった厚手の上着を着ているときは、トートバックを肩にかけるときに持ち手を長くすることで肩にかけやすくなり、使い心地がぐっと楽になります。逆に夏は持ち手を短くすることで(肩にかけたり、手に持った時に)バックを体に密着させやすくなります。この持ち手の長さを変えられるかどうかはトートバック選びの隠れたポイントだと思います。

私は横型よりも縦型のトートバックが好みなのですが、これは縦型の方が電車の中などで肩にかけたり、座って膝の上に置いたときに他の方の邪魔にならないからです。その分、中の荷物は(横型に比べ)取り出しにくくなりますが、今回購入したトートバックは内側にお財布や小物を入れるポケットが複数用意されているので、使い勝手はあまり失われていません。

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バックの内部の様子。収納能力はかなり高いです。

今回は次女のお陰で、とても素敵で使いやすいトートバックを手に入れることができました。正規の価格は税込みで三万七千円近くするので、破格の安さで購入したことになります。本体に使用されている太番手の糸を使い編み上げたツイル生地(綿100%)は使い込めば、それなりの味わいも出てきそうですので、これから仕事やオフにどんどん使っていこうと思っています。


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日経新聞で紹介されていたセロニアス・モンクの「パロ・アルト~ザ・ロスト・コンサート」を聴いてみました」 [音楽を聴いている]

日本経済新聞の日曜版ともいうべき、日本経済新聞社と日経BPが共同運営している「NIKKEI STYLE」は「旅、食、ファッション、芸術、住まいなど幅広いテーマを独自の視点でカバーし、新しい価値をお届けします」と謳う、私がいつも読むのを楽しみにしている紙面です。

その中でも音楽、映画等の紹介記事である「名作コンセルジュ」は、私にとって読むのを特に楽しみにしているコーナーでして、先週はアメリカの個性派とも言えるジャズピアニスト、セロニアス・モンク(Thelonious Monk 1917~1982年)の1968年のライブ音源「パロ・アルト~ザ・ロスト・コンサート」が紹介されていました。この、これまで未発表だったライブ音源は、彼のカリフォルニア州の一般の高校での演奏でして、この高校の一人の生徒による「ジャズを通じて人々の結束を」とのモンクへの呼びかけに応じて、学校の体育館で行われた時のものです。

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セロニアス・モンク「パロ・アルト ~ザ・ロスト・コンサート」(CD)

さっそくインターネット音楽配信サービス「Spotify」を使って聴いてみたのですが、彼の全盛期の演奏と比べると少し見劣りするものの、サイドメンバーの好演もあり、ライブならではの、勢いのある素晴らしい演奏であることに驚かされました。

モンクの演奏を聴くのは久しぶりですが、彼は私の好きなジャズピアニストの一人です。というか、ジャズピアノのレジェンドですよね。彼の演奏は皆さんもご存じの通り、まさしく「突拍子のない不協和音を鳴らし、調子っぱずれ寸前のソロを弾き、ずっこけそうなリズムを次々と繰り出す。それが実に面白く、美しいのである」(以上、紹介記事からの引用です)なのです。

こうして私は、この紹介記事のおかげで、また一枚、彼の素晴らしいライブ演奏を知ることができました。今やこの「名作コンセルジュ」は私にとって、週に一度の一番楽しみにしている新聞記事となっています。明日の日曜日はどんな音楽、映画が紹介されるのか、今から楽しみです。

(2020年12月13日追記)
そして今日の日曜日、どんな音楽、映画が紹介されているのだろうと日経新聞「名作コンセルジュ」を読んでみると、なんと私の大好きなフランスの女性ピアニストであるヨウラ・ギュラー(Youra Guller 1895~1980)の「ヨウラ・ギュラーの至芸 ソロ編」が紹介されていて、驚かされました(以前、本ブログでこのピアニストを紹介した時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2009-09-09。やはり、このコーナーは本当に良いですね。今回は私が既に知っている録音が紹介されていましたが、このコーナーを通じて、新しい音楽や文学、映画とこれから出会えることを期待しています。

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「ヨウラ・ギュラーの至芸 ソロ編」(CD)


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