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一泊二日で大阪に出張しました [旅をしている]

先週の金曜日から土曜日にかけて、一泊二日で大阪に出張しました。金曜日のお昼に新大阪駅に到着、同行者とともにタクシーで大阪市北区、堂島に移動、予約してくれていたステーキハウスでカレーライスセットを食べると、今日の打ち合わせまで、まだ一時間以上あります。そこで一旦解散して、打ち合わせ時間に集合することとなりました。

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こちらが、この日、堂島のステーキレストラン「風靡」で食べたカレーライス。大阪はカレーの街です。いたるところで美味しいカレーにありつくことができます。

さあて、となれば中古CD・レコードショップ巡りです(汗)。さっそく、歩いて大阪駅前第三ビルの地下二階に行き、「カーニバルレコード大阪駅前第3ビル本店」を訪れました。ここには多くの中古CDや中古レコードが売られています。じっくりチェックした後、今度は駅前第四ビルに移動して、地下一階にある「V&D」を訪れました。こちらはかなりこぢんまりとしたお店で、なんとも言えない、まさしく「昭和感」としか言いようのない雰囲気に満ちています。こちらはざっと見ただけですぐにお店を出ました。こうして、ちょっとした合間に中古CD・レコードショップ巡りが出来るのって、良いですよね。結局、この日は何も買いませんでしたが、それでも楽しい時間を過ごすことができました。

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「カーニバルレコード大阪駅前第3ビル本店」

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そしてこちらが「V&D」

その後、打ち合わせを終え、その日の夜は出張先と会食をし、ホテル「三井ガーデンホテル大阪プレミア」に宿泊。翌朝、ホテルの大浴場で汗を流し、朝食を済ませてチェックアウトすると、もう特に予定はありません。帰りの新幹線は午後三時過ぎですので、それまでは全くのフリーです。さあて、前日の中古CD・レコードショップ巡りの再開です。最初に訪れたのは梅田の外れ、北区神山町にある「ストレイト・レコーズ」です。以前訪れたときも思ったのですが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2014-12-03、このお店は私には敷居が高すぎますね。貴重盤ばかりというのもあるのですが、中心的な価格帯が3000円半ばでして、格安中古CD・レコード買いに命をかける貧乏な私には到底手の出ないものばかりです(涙)。そして次に訪れたのが梅田の東方面、堂山町のアクトⅢにある「ディスクユニオン 大阪クラシック館」です。ここなら格安盤もあるのではと、俄然元気になった私は商品棚を丹念にチェックし、中古レコードや中古CD、合わせて三点を入手しました。このうち、特に掘り出し物だったのはイタリアのナポリ出身の女性ピアニスト、マリア・ティーポ(Maria Tipo 1931年~)のクレメンティのソナタ集のレコード(伊オリジナル盤 三枚組)を780円という安値で入手できたことです(以前に、マリア・ティーポの別のクレメンティのソナタ集のレコードを入手した時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2021-06-09

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「ストレイト・レコーズ」

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「ディスクユニオン 大阪クラシック館」。向かいの「ディスクユニオン 大阪店」も、チラッとではありますが訪れました。

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こちらが「ディスクユニオン 大阪クラシック館」で購入した三点の中古レコード・中古CD

すっかり満足した私は次に向かったのは、堂山町にあるジャズ中心の中古レコード専門店「Jazz Records seeed」です。ジャズのオリジナルの中古盤となると高価なものが多く、とても私には手が出ないのですが、明るい店主に話しかけられながら、結局、日本企画盤のオリジナル盤を一枚購入しました。

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「Jazz Records seeed」

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こちらが「Jazz Records seeed」で購入した「Tommy Flanagan Plays The Music Of Harold Arlen」(トリオレコード)

その後、神山町に戻って「スマイル・レコーズ」も訪れました。昔は、向かい合う形で「名曲堂阪急東通店」があったのですが閉店してしまったようです。ここは結局、眺めるだけとなりましたが、これで、とりあえず今日の中古CD・レコードショップ巡りは終了です。タクシーで新大阪駅まで行き、家族へのお土産(赤福や蓬莱の肉まん、焼売)を買い、新幹線に乗って夕方には横浜に戻りました。

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「スマイル・レコーズ」

私にとっては三年ぶりとなる、久しぶりの大阪出張だったのですが(前回出張した時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-04-19-3、一泊二日ながらも、プライベートで充実した時間を過ごすことができて満足しています。出張とはいえ、やっぱり旅は良いですね。楽しかったです。


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私の、ステロイド系抗炎症薬並びに免疫抑制剤服用による副作用について(39)  [体のあちこちにがたが来てます]

現在、私は「多発性筋炎」を患っており、その合併症として「間質性肺炎」も発症、2016年3月24日より入院(当時私は54歳)、同年4月29日退院後も投薬による治療を受けています。そして継続的に、私が服用している合成副腎皮質ホルモン剤(以下「ステロイド」と略。商品名「プレドニゾロン」)、及び併用して服用しているタクロリムス(商品名「プログラフ」)やアザチオプリン(商品名「イムラン」)といった免疫抑制剤によると思われる副作用のことについて記事にしてきました。これは自身の備忘録であると共に、自身におきた副作用とその対処の経験を記すことで、もしかしたら、膠原病の治療等でステロイドや免疫抑制剤を服用している方や今後服用する方への参考になるのではとの考えによるものです。従いまして、こうした薬による副作用に関心のある方以外にとっては、関係のない話ばかりですので、スルーしていただければと思います。また、私は医師でも薬剤師でもありません。ただの普通の、医学知識の殆どない一般人です。ですので、この記事は、あくまでも一患者が自身の自覚症状や検査結果、担当医から説明等に対し、専門的な知識もないまま、その体験や理解した内容、これまで行った対応等を記しているに過ぎません。この点、特にご留意頂ければと思います。

尚、これまでの過去記事についてはマイカテゴリー「体のあちこちにがたが来てます」から参照ください。

(服用している薬の変更・中止・追加・減量等)
 2/18 アムロジピンOD(血管拡張剤)     5mg(朝服用から夕食後服用に変更)
 3/31 アムロジピンOD        5mg→10mg 

(2022年3月31日時点での服用薬)
・プレドニゾロン(副腎ホルモン剤)  1mg(朝1錠)
・イムラン(免疫抑制剤)       100mg(朝2錠)
・プログラフ(免疫抑制剤)      2mg(朝晩1錠づつ)
・ランソプラゾール(消化性潰瘍用剤) 15mg(朝1錠)
・ゼチーア(高脂血症用剤)       10mg(朝1錠)
・ボナロン(骨粗しょう症予防)     1錠(週1、起床時)
・アムロジピンOD(血管拡張剤)     10mg(晩1錠)
・カルベジロール(高血圧症用剤)    10mg(朝1錠)
・タナトリル(血圧降下剤)      10mg(晩2錠)
・プラピックス(脳血管障害の再発抑制)75mg(朝1錠)

(現在、発症している副作用・後遺症)
ステロイドによる副作用と考えられるもの・・高血糖
免疫抑制剤による副作用と考えられるもの・・腎障害、高血圧
その他・・貧血

2月18日、そして3月30日にそれぞれ診察を受け、2月19日からはアムロジピンOD(血管拡張剤)を朝服用から晩服用とし、3月31日からはアムロジピンODが5mgから10mgへ増量となりました。これは毎朝の血圧が僅かに高めということで、服用するタイミングを変えたり、増やしたものです。ただ、当時の血圧でも下が90、上が130程度とそんなに高いものではありません。あくまでも予防的措置といったところでしょうか?春になりまた外気温が上がってくれば血圧も下がってくるだろう、その時は薬をまた減らしましょうとのことでした。

3月30日にはCTや肺機能の検査も受けたのですが、以前と比べて悪化等の変化は見られず症状は抑えられているとの診断でした。ふうっ、一安心ですね。このまま寛解状態が続いてくれることを祈っています。

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こちらが現在晩に服用しているアムロジピンOD(10mg)、私は毎晩一錠飲んでいます。


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リヒテルが遺したラフマニノフの前奏曲集の演奏について [私の好きなピアニスト]

以前、「リヒテルについての思い出」そして三回に亘って「リヒテルが1991年に遺したバッハの諸作品の録音について」と題した記事を投稿しましたが、アルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein 1887〜1982年)、ウラディミール・ホロヴィッツ(Vladimir Horowitz 1903〜1989年)と並んで、20世紀最高のピアニストと称されるスヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter 1915〜1997年)が遺した多くの録音の中でもバッハと並んで最良のものの一つが、ラフマニノフ(Sergei Rachmaninov 1873~1943年)の前奏曲(抜粋)の録音です。

特に1971年、リヒテルが56歳の時にザルツブルクのクレスハイム城で録音した前奏曲集(13曲)は名演の誉れ高いものです。私はこれまで国内盤としてビクターから発売されたレコード、そしてその後、英オリンピア盤での、1984年のミュンヘンでの録音「音の絵」全18曲のなかから9曲の録音と共に収められたCDなどで、折にふれて聴いてきました。ちなみにこの英オリンピア盤は現在は入手困難ながらも、現在ライセンスを取得しているアルト・レーベルから同じものが発売されています。また、このCDに収められている「音の絵」の演奏も素晴らしいものです(ちなみに無類のクラシック音楽好きで知られる日本共産党の志位委員長も以前、紹介した雑誌「BRUTUS」のクラシック音楽特集の中で、リヒテルのこの曲の演奏を推薦していました。私がこの雑誌について書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-06-01)。

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こちらは私が横浜の自宅に保管している国内盤のCD。既にオリンピア盤を持ってはいたものの、この国内盤レコードと同じジャケットデザインが懐かしくて、CDまでも中古で入手してしまいました(汗)。ちなみに私の持っているのはリマスター盤です。

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そしてこちらがオリンピア盤。前奏曲については同一録音です。

また、1960年に行なわれたリヒテル(当時45歳)のアメリカ・デビュー・ツアーでのカーネギーホールでのラフマニノフの前奏曲の録音(選曲は1971年のものと同じ)も遺されています。私はこのカーネギーホールでのライブ音源(CD6枚組)も持っているのですが、演奏自体は素晴らしいものながら、(1971年の方が録音状態が良いので)専ら1971年の方を聴いています。ただ、1960年盤もライブということもあって、独特なテンションと観客の熱狂状態が伝わってくるのでこちらも必聴と言えるかもしれないです。

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こちらが私が持っている1960年のアメリカデビュー、カーネギーホールでのライブCD(CD6枚組)。たしか購入したのが1990年代、私がドイツに赴任していた時ですので、表にはっている値札はドイツマルクですね。それにしても6枚組にしてはとても安いです。当時の私は、この安さにつられて購入したものと思われます(汗)。

他にも1959年録音の、1960年と1971年には録音されていない前奏曲2曲の録音もあるとのことですが私は未聴のままとなっています。

リヒテルの弾くラフマニノフの前奏曲は、その圧倒的にスケールの大きな、ダイナミックレンジを広い、完全に曲を掌握しきった演奏となっているのが特徴でして、ラフマニノフのピアノ芸術の極致と言っても良いものとなっています。他のピアニストの演奏と聴き比べてみると、リヒテルの演奏の方が遥かに恰好良いことに気付かれるかと思います。何回聴いてもしびれます。これを超える演奏はもう現れないのではないかと思わせるものがあります。

もし、聴いてないようでしたら是非、一度聴いてみて下さい。20世紀のピアノの芸術遺産の中でも最良のものかと思います。


こちらがYoutubeにアップされている「Rachmaninov - Preludes - Richter studio 1971」


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ジャズピアノを習い始めました(10)   [楽器を練習している]

昨年6月から習い始めたジャズピアノですが、今でも細々と練習を続けています。ただ、まん延防止等重点措置が解除された3月中旬以降、夜の宴席の機会が急激に増えてしまって、これまで自宅で夜や早朝、ジャズピアノの練習をしていたのが、(酔っぱらっていたり、二日酔いだったりして)できなくなってしまったのが悩みの種です(汗)。仕方なく、平日の昼間、仕事の合間に、勤務先近くの音楽スタジオ「サウンドスタジオ ノア」で、備え付けのアップライト・ピアノ付きの部屋を借りて一時間程練習したりしながら、なんとかレッスンに間に合わせています。

前々回までは「What a Wonderful World」「It's Only a Paper Moon」「Satin Doll」「Doxy」「Alice in Wonderland」といった曲を練習していましたが、前回からは「Alice in Wonderland」に代えて「Someday My Prince Will Come」を練習するようになりました。そして先週の土曜日、4月2日のレッスンでは「What a Wonderful World」「It's Only a Paper Moon」「Satin Doll」「Doxy」といった曲についても一旦、すべて卒業ということになり、新たに「Misty」を練習することとなりました。これまで練習してきたリズム・トレーニング、曲の各小節における4分音符相当分を頭の中で三連符にした上で、最初の音に重きを置き、「タッタタッタ」もしくは「タタタ、タタタ」と口ずさみながら曲を弾いたり、更に同時に足で拍子を取りながら曲を弾くといったことが、ここ2か月程の練習とレッスンを通じて、上手くできるようになったので、次のステップへと向かうことになったという事のようです。


こちらはYoutubeにアップされている「Someday My Prince Will Come/Bill Evans Trio (1960) *Public domain」。ビル・エバンスの名盤「Portrait in Jazz」に収められている名演です。

左手でのコードの押え方のバリエーションを増やしたり、オクターブ奏法を始めとした右手の更なるアレンジを学ぶといったことが次の練習の課題となります。そのため、「Someday My Prince Will Come」では、久しぶりにソロパート譜の練習、「Misty」においては左手の弾き方を中心に学ぶことになりそうです。また、少し難しくなりそうなので、しっかりと日頃の練習をしていかなければと決意を新たにしているところです。


そして、こちらがYoutubeにアップされている「Stan Getz - Misty」
Stan Getz: tenor saxophone
Herbie Hancock: piano
Gary Burton: vibraphone
Ron Carter: bass
Elvin Jones: drums
という、何とも贅沢なメンツによる演奏です。


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