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母が独りで住む九州、大分の実家に久しぶりに帰省しました(2)  [旅をしている]

今回の帰省時には、実家近くの温泉にも行きました。帰省初日の月曜に訪れたのが大分県杵築市にある民営の温泉である「北浜温泉」です。この温泉については昔から知ってはいたものの、こうして訪れたのは初めてとなります。温泉は内湯だけの素朴な共同浴場でして料金は大人300円、音質は単純温泉でして、約40度の源泉が掛け流しになっています。屋内にはここのオーナーの、なんともスピリチュアルなメッセージが壁一面に掲げられているのですが、まあ、そこは軽く通読するにとどめて、お風呂を楽しみました。

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まるで一般の家屋かと見間違うかのような「北浜温泉」の外観

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脱衣場の壁に貼られたスピリチュアルな掲示物(一部)

正直言って、ここの浴室は普通の家の大きめなお風呂と言っても過言ではないような規模でして、お湯もさほど熱くなくて気軽につかることができました。私にとっては長年の謎が遂に解き明かされて、万感の思いです。ありがとうございました。

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こちらが「北浜温泉」の浴槽

そして次の火曜日に訪れたのが同じく杵築市にあるJAおおいたが運営する「いこいの湯」です。実は月曜日に訪れようとしたのですが、ボイラーの工事のため休館となっていました。ここは男女別の浴室やサウナを備えた施設でして料金は450円、地下700メートルの深層より自噴するミネラルを豊富に含んだ「かけ流し」のお湯(単純温泉)が自慢の温泉です。成分に水酸化物イオン(ph9.5)が含まれているため、お肌にやさしく、肌がツルツルになります。私は久しぶりにこの湯につかったのですが、思いの外、気持ちがよく(汗)、改めて見直すこととなりました。ふうっ、気持ちよかったです。

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「いこいの湯」の外観

そして帰省最後の夜となる木曜日に、母と一緒に訪れたのが杵築市山香にある市営の鄙びた温泉施設「山香温泉センター」です。この温泉を訪れるのは2年ぶりです(前回行ったときの記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-03-11。通称「神塩温泉」と呼ばれ150年近くの歴史を誇るもので、泉質は塩化物泉の中でもナトリウムイオンや塩化物イオンの含有量が高い塩化物強塩泉。塩分濃度32度の源泉は海水より濃く、大分トップクラスとのこと。男女別の浴室を備え料金は440円(市内在住者は330円)でした。ここは名湯と言ってよいかと思います。お湯は少し濁っていて、2つの浴槽は温度が低めと高めに分けられています、私は最初はぬる湯、その後はあつ湯につかってしっかりと体を温めました。ここのお湯は本当に素晴らしいです。母もとても喜んでくれました。

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こちらが「山香温泉センター」

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施設の脇には、このような看板が掲げられていました(写真部分を左クリックして頂くと拡大して見ることができます)。

そして、私はここで思いもかけない方との再会を果たしました。それはなんと、以前、中世の古楽器「サルタリー」の制作をお願いしたカテリーナ古楽器研究所の主である松本さんです(以前、カテリーナ古楽器研究所を訪れたときの記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2021-04-16。彼はちょうど2週間のイギリスでの演奏旅行を終えて、この日、木曜日に山香に帰ってきたとのこと。幼いお嬢様と一緒にお湯を楽しんでいたところに突然、話しかけたので、彼もとてもびっくりされていたようでしたが、色々と近況をお伺いすると共に、次回の帰省時には私のサルタリーを持参してみてもらうことなど、カテリーナ古楽器研究所への再訪を約束しました。

こうして、思いがけない方との出会いなどもありながら、私は杵築市内の温泉施設を楽しみました。いやあ、やはり「山香温泉センター」は最高ですね。本当に良いお湯でした。


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