SSブログ
旅をしている ブログトップ
前の10件 | -

高校時代の友人たちと箱根の会員制ホテルに泊まりました [旅をしている]

先週の土曜日(4月13日)の午後、高校時代の友人、二人とJR茅ヶ崎駅近くで待ち合わせをし、友人の車で箱根へと向かいました。

彼らと、こうして旅行するのは高校の修学旅行以来です。二人とも高校時代、特に仲の良かった友人たちでして、特に茅ヶ崎に住む友人とは、東京での浪人生活(校舎は違ったものの同じ予備校)から大学時代(お互い違う大学に進学しました)も、下宿が近かったこともあって、お互いの下宿によく行き来し、寝泊まりした関係でした。彼はその後、衛生陶器をはじめとする住宅設備機器などの製造販売を行う大手メーカーに就職、今は定年再雇用となり、悠々自適の生活を送っています。

もう一人の友人は、高校時代は毎日一緒に待ち合わせて、電車に乗って学校に通った仲でして、私と同じ大学(といっても、私と違って彼は理系だったのでキャンパスは別でした)、そして大学院を卒業後、大手ゼネコンに就職、タイの現地法人の社長を勤めた後、退職。その後、何回か転職をし、今は中堅建設会社の執行役員をしています。彼は還暦を迎えたあたりで離婚したので、今は独り身ですが、それなりに楽しい独身生活を送っているようです。

今回は茅ヶ崎に住む友人の快気祝い(彼は膵臓がんだったのですが、発見が早かったこともあって完治しました)という名目での旅行だったのですが、彼が入っている会員制ホテル「東急ハーベスト箱根甲子園」を予約してくれたので、そこで泊まることになっています。彼の運転する車に乗って、一路ホテルを目指しました。

約一時間半後にはホテルに到着。さっそく三人でホテルの大温泉風呂に浸かった後、部屋で友人が用意してくれた缶ビールを飲みながら話し込んでいると、もう夕食の時間です。夕食はビュッフェスタイルでして、お酒は飲み放題プランを選択。どれも料理は高級感がある上、飲み放題と言いながらも、用意されているお酒のグレードも高く、とても美味しく、そして楽しい晩餐となりました。

20240413_161122.jpg
こちらが今回宿泊した「東急ハーベスト箱根甲子園」

その後、部屋に戻り、売店で買ってきた焼酎を飲みながら、話を続けたのですが、尽きることはありません。お互いの近況や、それぞれが抱えている悩みなどを話し、話はお互いの人生観の披露にまで及びました。と言いながら、私は早々にダウンしてしまい、彼らに抱えられてベッドで爆睡してしまいました(汗)。

翌日、(三人とも)7時過ぎには起きて、また温泉風呂でのんびりした後、朝食を済ますと、もう、何もすることはありません。荷物をまとめ、午前中は友人の車に乗って箱根周辺をドライブした後、私と友人はJR小田原駅前で彼の車から降り、そこから東海道線のグリーン車に乗って、駅弁とビールなどを楽しみながら帰路へとつきました。

20240414_103025.jpg
車の中から眺めた箱根の桜

20240414_110144.jpg
ドライブの途中、車から降りて眺めた芦ノ湖の様子。土日共に天気も良く、とても気持ちの良いドライブとなりました。

高校時代に一緒に遊び、学び、将来の夢を語り合った友と、こうして還暦を過ぎて会い、お互いのこれまで、そしてこれからのことを何の忌憚もなく話し合い、「歳を取るのも、そんなに悪いことじゃないな。」なんて思うことが出来たのは、本当に貴重というか、かけがえのない体験でした。

「また、お互い頑張ろうな!何かあったら、すぐ連絡してくれ。その時はできる限り助けるから。」

これが、私の心からの気持ちです。二人とも本当にありがとう。

20240414_175913.jpg
ホテルの部屋では飲みきれず、私が持ち帰った焼酎。日曜日は妻も次女夫婦と御殿場のアウトレットに行っていて、夜まで不在なことを良いことに、自宅で残りの焼酎を一人で飲み切ってしまいました(汗)。


共通テーマ:日記・雑感

二泊三日で台北に出張しました [旅をしている]

3月21日から23日にかけて、台湾の台北に出張しました。台北を訪れるのはおよそ9年半ぶりとなります。久しぶりの訪問ということで、とても楽しみにしていました。

ちなみに前回、台北に出張した時の記事はこちらとなります。
「出張で台北に来ています(1)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2014-11-14
「出張で台北に来ています(2)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2014-11-28
「出張で台北に来ています(3)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2014-12-01

20240321_161452.jpg
行きの全日空機から眺めた台北市の様子

20240322_115751.jpg
20240322_123822.jpg
訪れた台北市街の様子

20240321_161206.jpg
宿泊したホテルの室内の様子。小さなホテルだったのですが、部屋は広く、とても快適に過ごすことができました。

といっても、スケジュール的にはかなり忙しく、楽しめることと言えば食事くらいです。初日の夜の会食時は小籠包などを、そして翌日のホテルの朝食には牛肉麺を美味しく頂きました。

20240321_180349.jpg
台北到着日の夜に伺ったレストラン

20240321_184308.jpg
そこで頂いた小籠包。食べ始めてから、慌てて撮ったので何とも寂しい写真になってしまいました(涙)

20240322_081450.jpg
こちらは台湾出張二日目の朝にホテルで頂いた牛肉麺

二日目の夜の会食では酸菜白肉火菜鍋を頂いたのですが、これはとても印象的な料理でした。酸菜白肉火鍋とは「酸菜(白菜の酢漬け)をたっぷり使ったお鍋のことで、元は北京より北の寒い地方で庶民たちが食べていた鍋です」(以上「TAIPEInavi」HP、レストラン「圍爐」の紹介文からの引用)

中央に煙突がついた円筒形の鍋にはられたスープには、あらかじめ豆腐、カニ、カキ、しいたけ、干しえびなどが入っていて、これにたっぷりの酸菜と豚肉、イカ団子を加えて煮込んだ上で、フロアの角の、15種類ほどの調味料が用意されているコーナーで、タレを自分の好みに合わせて作って頂きます。私は醤油ベースのタレに刻みニラやおろしニンニクなどを入れて美味しく頂きました。

20240322_195316.jpg
こちらが、その日頂いた酸菜白肉火菜鍋

実は、このレストランに行く前に、私たちは訪問先の日本人の案内で、近くにある寧夏夜市をブラッと見学させてもらっていました。ここは多くのおもちゃを売る屋台で有名な夜市とのこと。今回の出張で唯一、観光めいたことが出来たのは、これっきりだったのですが、活気のある夜市の屋台の様子や、圓環側に並んだゲーム屋台に興ずる子供たちを眺めながら、観光気分を高めることができました。

20240322_181747.jpg
20240322_181506.jpg
20240322_181645.jpg
20240322_181154.jpg
20240322_181603.jpg
この日、訪れた寧夏夜市の様子

そして出張の最終日、土曜日の昼は、訪問先近くの地元の人ばかりの食堂で、訪問先の日本人と一緒に、持ち込んだ台湾の缶ビールを飲みながら、ワンタンスープとチャーハンを食べました。彼によると、元々、台湾産の米はパサパサで余り美味しくなかったので、何とか美味しく食べようとして、炒めて味付けするチャーハンが育ったとのこと。真偽のほどは分かりませんが、妙に説得力があります(苦笑)。このローカル飯は何とも庶民的ながらも美味しく、楽しい食事となりました。

20240323_122903.jpg
20240323_123121.jpg
20240323_123555.jpg
この日訪れた訪問先近くの食堂の外観、店内の様子、ワンタンスープとチャーハン。

ちなみにお土産には定番のホテルオークラ台北のパイナップルケーキを買って帰りました。妻は最初は浮かない顔をしていたものの、食べてみると美味しかったようで「また、台北に行く機会があったら買ってきて」と顔をほころばせていました。ふうっ、何とか体面を保つことができました。良かったです。

original-96ce0ab59195c7465eeddd16b290d652a1b83484.jpeg
こちらがホテルオークラ台北のパイナップルケーキ

(2024年4月4日追記)
ご存じの通り、私が台湾出張から戻って10日余り後となる2024年4月3日、台湾は大きな地震に見舞われ、9人の死者と1000人を超える負傷者を出す事態となってしまいました。とても心を痛めています。この場を借りてお見舞い申し上げると共に、一刻も早い救出と復旧を願ってやみません。


共通テーマ:日記・雑感

会社の仲間二人と、箱根の会社の保養所でささやかな宴会をしました [旅をしている]

2月8日の午後、私は自宅から一人で最寄り駅から電車に乗って、小田急線箱根湯本駅へと向かいました。この日、昔、同じ部署で部下だった仲間の男二人とこの駅で落ち合い、箱根仙石原にある会社の役員用保養施設に泊まることになっています。なんとか待ち合わせ時間に間に合い合流した後、駅近くのお店でビールや日本酒やツマミを購入、タクシーに乗って、その保養所へと向かいました。

前にも書きましたが(前回、この施設に友人家族と泊まったときの記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2023-10-18、この保養所、元々は池田元首相の別荘だったものを勤務先の会社が購入、役員用の宿泊保養施設として使われてきたのですが、2011年の東日本大震災の時に建物が痛んでしまい、その後三年ほどかけて耐震・改修工事を行い、新たに役員用の宿泊保養施設としてリニュアルされたものです。お陰で今も当時の雰囲気そのままの風情と情緒を楽しむことができます。

二日ほど前に関東では大雪が降ったこともあり、まだ施設付近は一部、雪に覆われていました(道路は除雪済)。さっそく建物の中に入って、管理人さんに挨拶を済ませた後、部屋で、買ってきたツマミのわさび漬けとかまぼこをつまみながらビールを飲んでいると(私は一足先に保養所の温泉風呂につからせて頂きました)夕食の時間です。私達は上機嫌でダイニングルームへと向かいました。

今回、この保養所に泊まることになったのは、仲間の一人が3月末で転職することになり、その送別と慰労を兼ねてでした。今まで一度も転職したことがない私なんかより、彼は遥かに豊かな人生を送ることとなるのでしょう。彼の勇気ある決断には感心するばかりで、心から応援したいと思った次第です。とはいえ、そんなことを一切、彼には伝えないまま(おいおいっ)、私たちはただただ食事と酒を楽しみ、部屋に戻ってからも酒を飲み交わしました(私は先にダウンしてしまいましたが…)。

20240208_191818.jpg
20240208_194454.jpg
その日の夕食の一部。お酒を飲みながら話し込んでいるうちに、料理の写真を撮ることなど、すっかり忘れてしまいました。

翌朝は天気も良く、保養所からは見事な富士山を眺めることができました。朝食を済ませ、それぞれ雑事などを終えた後、管理人さんにタクシーを呼んでもらい、箱根湯本駅へと向かいます。駅前で降り立ったものの、何もすることがない私たちは、お店でお土産などを買った後、駅近くの蕎麦屋に入って宴会の続きをすることにしました。まだ、そんなにお腹の空いてなかった私たちは、ちょっとしたおつまみをつまみながら、ビールを飲み、冷酒を飲みはじめ、結局三時間余り、冷酒の小瓶ながら七本程空けたところで(汗)、小さな蕎麦屋の小上がりの座敷での宴会は終了。それぞれ電車にのって帰路につきました。

20240209_101326.jpg
20240209_101309.jpg
保養所のダイニングルームから眺めた富士山の様子。下の写真はスマホの望遠機能を使って撮ったものです。

どうやって帰ったのか、記憶が曖昧なままながらも(汗)、私は何とか無事に自宅に帰りつくことが出来ました。こうして、忘れることのできない三人の思い出ができました。私はこの一泊二日の短い旅行を一生忘れることはないでしょう。

ちなみにその後、受けた健康診断で分かったのですが、このような暴飲暴食が祟ったのか、私の体重はいつもより3kgも増えてしまっていました。さすがにダイエットしなきゃと心に誓った次第です。(°O゜)☆\(^^;) バキ!


共通テーマ:日記・雑感

2月2日から一泊二日で大阪に出張しました [旅をしている]

2月2日(金)から3日(土)にかけて、一泊二日で大阪に出張しました。大阪を訪れるのは1年10か月ぶりです(前回、訪れた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-04-19。初日は関西支社の幹部社員と打ち合わせを複数回行い、夜は彼らと会食や懇親をし、深夜まで飲んだりとバタバタとした一日を過ごしたのですが、二日目は土曜日ということもあって仕事もなく、二日酔いながらも帰りの午後2時過ぎに新大阪駅発の新幹線まではのんびり自由に動くことができます。そこで、同行していた会社の仲間一人と宿泊していた北新地のホテルのロビーで待ち合わせをして、のんびり喫茶店でコーヒを飲んだ後、歩きながら、同じ北区堂山町にある「ディスクユニオン 大阪店・大阪クラシック店」で中古レコードを物色、クラシック音楽の中古レコードを二枚、ジャズの中古レコードを一枚購入した後、タクシー乗って、難波へと向かいました。

一緒にいる同行者は食通な上、以前、関西支社にいたこともあって、大阪の食事情にとても詳しく、今回、とっておきのお店に私を連れて行ってくれるとのこと。向かったのは難波の大通りからちょっと小道に入ったところにある焼肉店「多平」です。とても魅力的な外観に見惚れながら店内に入ると、歴史を感じさせながらも、ピカピカに磨き上げられた、こじんまりとした店内の様子に、私の気分はもう、最高潮です。

20240203_114620.jpg
大阪、難波の焼肉屋「多平」の外観

20240203_121811.jpg
そして店内の様子

関西支社の女性社員も合流し、計三名でビールや日本酒、ハイボールなどを飲みながら、焼肉を楽しんだのですが、本当に美味しかったです。キムチをつまみながら、ウルテ(牛の気管の軟骨部分のお肉)、ツラミ(牛の頬肉)や赤セン(牛の胃袋)、そしてハラミ(牛の横隔膜の筋肉の背中側)やカイノミ(牛のわき腹に位置する「トモバラ」の中でも後ろ側、ヒレの近くの部位の肉)といった、どれも絶品としか言いようのないお肉を頂きました。また、これらの肉に、お店の少し甘めのタレが本当に良く合っていて、飽きることがありません。これまで私が食べた焼肉の中でも、間違いなくトップクラスの味でした。

20240203_121804.jpg
ウルテやツラミを焼いている様子。同行者からハラミはお店のブレンド米と一緒に食べると美味しいと聞き、その通りにしたところ、本当に絶品と言って良い美味しさでした。

そしてお店の方々の一見、素っ気ないとも思える応対含め、なんというか店としての佇まいが、本当に気持ちよかったのも印象的でした。

お店を出た後、近くの、これまた同行者推薦の「二見の肉まん」で肉まんを六個、お土産に買って新大阪行きの電車に乗り込みました。こうして今回の、一泊二日の関西出張は、私にとって、忘れられない「旅」になりました。

20240203_132116.jpg
大阪、難波の「二見の肉まん」

ちなみに、帰宅した翌日、妻と、肉まんを頂いたのですが、玉ねぎの甘さが際立っていて、とても美味しかったです。関西では「二見の肉まん」は「551蓬莱」と人気を二分するとのことですが(「二見の肉まん」を買うことができるのは、この難波の一店舗のみ)、さもありなんと思った次第です。


共通テーマ:日記・雑感

一泊二日で福岡に出張しました [旅をしている]

先週の水曜日から木曜日にかけて(1月24~25日)、福岡に出張しました。福岡は一年八ヶ月ぶりとなります(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2022-05-13。現在の役職についてからというもの、国内出張の殆どは一泊二日でして、前回同様、出張先でのんびりする時間は殆ど無かったのですが、それでも出張一日目の昼食では鯛茶漬け、夕食では烏賊の活き造り、そして夜食にごぼう天蕎麦といった料理を楽しみ、二日目は、午後の帰りの飛行機までの間、何軒かの中古レコード店を巡った後、空港内のお店で豚骨ラーメンを頂きました。

unnamed.jpg
昼食に「割烹 よし田」で頂いた「鯛茶天ぷらハーフセット」

136062845.jpg
136062497.jpg
こちらはその日の夜に訪問先と一緒に伺った「居酒屋 まる家」と名物の呼子直送のイカの姿造り

20240125_125403.jpg
そして、こちらが二日目のお昼に福岡空港の「幸ちゃんラーメン」で食べたラーメン

以前にも書きましたが、幼稚園から小学2年まで福岡市に住んでいたこともあって、福岡市は私にとって特別な場所です。二日目に一人で街を散策しながら、一人感傷的な気分になりました。当時、私は幼かったのですが、両親も健在で、今、思い返しても、私のこれまでの人生で一番、幸せだった日々のような気がしてならないのです。「いつか、この街にもう一度住めたら、そして、できればあの時に戻れれば良いのに」などと、独り言ちながら、自身の「老い」を苦い思いで噛みしめることとなりました。

四年程前の出張時にも中古レコード店巡りをしたのですが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-04-25、今回はお昼だったこともあって、何軒かはまだオープンしておらず、訪れることができなかったのは残念でした。それでも「GROOVIN’」「BORDER LINE RECORDS」「TICRO MARKET」の、三軒の中古レコード・CDショップを巡り、「GROOVIN’」ではフィルウッズの(Phil Woods 1931~2015年)のリーダーアルバム、、そして「BORDER LINE RECORDS」ではサリナ・ジョーンズ(Salena Jones 1944年~)の日本企画盤といった具合に、中古のジャズのレコードを購入しました。出張から帰って自室で聴いてみたのですが、どちらも盤質も良く(演奏は中庸といった感じ)満足した次第です。

20240125_110843.jpg
中古レコードショップ「GROOVIN’」の看板。私的にはこのお店が一番、しっくりきます。中古のアナログレコードも大量にあります。

20240125_111934.jpg
こちらは「BORDER LINE RECORDS」の入り口、店内はとても広く、すっきりしていて、気楽にレコード探しができます。

20240130_221814.jpg
こちらが福岡出張時に購入した二枚の中古レコード

こうして、短い時間ながらも私は福岡出張を楽しみました。今度は独りでゆっくり、プライベートで訪れてみたいものです。


共通テーマ:日記・雑感

日帰りで静岡出張した時に見たもの [旅をしている]

先週の金曜日(1月19日)に静岡まで日帰り出張をしたのですが、行きのお昼過ぎの新横浜駅の新幹線ホームに幸せの黄色い新幹線「ドクターイエロー」が停車していました。ご存じの方も多いかと思いますが「ドクターイエロー」は正式には「新幹線電気軌道総合試験車」と呼ばれる車両で、軌道や架線の状態が正常であるかどうかを走行しながら点検する車両です。写真を撮っていると、すぐに発車してしまったのですが、出会うと幸せになれるとのことで、私も少しほっこりとした気持ちになれました。

20240119_121007.jpg
この日、新横浜駅のホームに停車していた「ドクターイエロー」

そして「ドクターイエロー」に出会ったからかもしれませんが、静岡に向かう新幹線「ひかり」の車内で崎陽軒のシュウマイ弁当を食べながら、綺麗な富士山を眺めることができました。冬ならでは澄んだ大気の中にそびえ立つ富士山の雄姿は、観る人に何とも言えない勇気のようなものを与えてくれます。思わず能登地震の被災者の方々の事を想い、「頑張ってください。そして早く復興できますように」と祈った次第です。

20240119_125325.jpg
乗っていた新幹線の車内から撮った富士山の雄姿

20240119_122258.jpg20240119_122434.jpg
そして、静岡に向かう新幹線の中で頂いた崎陽軒の「シュウマイ弁当」。如何にも「駅弁」といった佇まいが見事です。


共通テーマ:日記・雑感

上京していた母と一緒に九州、大分の実家へ帰省しました(2) [旅をしている]

九州、大分の実家への帰省中、私はいつものように母と二人で、別府まで足を伸ばしてリサイクルショップ巡りをしたり、行きつけのうどん屋「元禄うどん」や「ラーメンショップ 山香店」での食事を楽しんだりしたのですが、今回は一つだけ大きな買い物をしました。

それは出刃包丁です。私は釣りを趣味にしており、釣った魚を家で処理することが多いのですが、魚を捌く時に便利な包丁が一つ欲しいとかねがね思っていました。大分県杵築市には文化庁に登録された刀鍛冶(刀匠)河野忠喜さんがいらして、その名人が拵えた包丁が購入できると聞き、思い切って、そのお店「河野刃物店」を訪ねてみることにしました。

お店には誰もおらず暫く待った後、思い切って玄関のブザーを押してみると河野さんが出てくださいました。さっそく出刃包丁を見せて欲しいと伝えると大きさの異なる、色々な出刃包丁を見せてくれました。どれも本当に見事な出来で、いかにも切れそうです。青紙一号や青紙二号という鋼から作られているそうで、一般に流通している包丁に使われる鋼より硬く、切れ味が鋭い上、磨耗しにくく、砥ぐことで切れ味が甦り丈夫で長持ちするとのこと。

最終的に私が選んだのは、青紙二号で作られた刃渡り15cmの出刃包丁です。アジやタイなどを捌くのにちょうど良さそうな大きさで、手に持った感じも適度な重量感があり、いかにも使いやすそうです。お値段は一万五千円とのことで、ちょっと怯んだのですが(汗)、母から「包丁は一生ものなんだから、それくらいのものを買わなくちゃダメよ」と強く肩を押され、思い切って購入しました。

20231217_075953.jpg
20231217_080031.jpg
こちらが私が購入した刃渡り15cmの出刃包丁

20231217_080116.jpg
包丁の柄に貼られたシールのアップ。「刀匠清光」の名前が見えます。


その後、横浜に戻った後、26日に出かけた船釣り(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2023-12-29で釣り上げたアジを何尾か家に持ち帰った時に、さっそく使ってみたのですが、とても扱いやすく、また、その落ち着いた、鋭い切れ味で私を喜ばせました。

河野さんからは「切れ味が鈍くなったりしたら、ウチに持って来れば研いであげるよ。安易に外の研屋に研がせたりしないでね。包丁がダメになっちゃうから」とのこと(きさくで話好きの優しそうな方でした)。こうして私は実家近くの刃物店で、一生物の出刃包丁を手に入れることができました。


共通テーマ:日記・雑感

上京していた母と一緒に九州、大分の実家へ帰省しました(1) [旅をしている]

12月9日に、それまで二週間ほど上京していた89歳になる母を連れて羽田発の飛行機に乗り込み、大分空港へ向かいました。そして、空港近くのレンタカーショップで車を借り、午後3時頃に実家へ到着しました。

実家に到着するなり、私は母屋の、床の間にオーディオ装置が置かれた部屋へと向かいました。ここに私がまだ実物を見ていないスピーカーがあるのです。実は前回の帰省時に(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/archive/c2301938707-1、以前、クーラーから水が漏れてキャビネットが無残に壊れてしまったスピーカー(KLH Model32)の修復・再生を「IJ-Cabinets店主」様にお願いしていたのです。

20230930_170318.jpg
20230930_170301.jpg
こちらが修復・再生をお願いしたKLH「Model32」。キャビネットの継ぎ目が無残にはがれてしまっています。

その後、私が横浜に帰った後に、「IJ-Cabinets店主」様から、修復・再生を終えたスピーカーが届き(その、あまりにも見事な梱包に母は驚愕したそうです)、母は、いつも電気がらみの工事をお願いしている)知り合いの業者に頼んで、このスピーカーを母屋のステレオ装置(アンプ)に接続して貰って一人で音楽を楽しんでいたものの、私は、母が送ってくれた写真と感想しか知らず、実物をこれまで見ていませんでした。

こうして、今回、私は初めて修復・再生された「KLH Model32改」との対面を果たすことができたのですが、「百聞は一見にしかず」とはまさにこのことだと恥じ入りました。まず、新たに作って頂いたキャビネットの出来がまさに素晴らしくて、これが、元々、あの壊れた古ぼけたスピーカーだったとは信じられないほどです(新しいキャビネットはオリジナルと同じ大きさに作って頂きました)。サランネットの色は母の希望通りで、キャビネットの木の色とうまくマッチしている上、サランネットは磁石で簡単に取り外しと装着ができるようになっています。また、オーディオラックの高さに合わせて、こちらも新たに作って頂いたスピーカースタンドもキャビネットの大きさにぴったりで、こちらもしっかりとした美しい作りで私を喜ばせました。

20231215_160800.jpg
20231215_160741.jpg
レコードプレーヤ  Technics「SL-7」
フォノカートリッジ Technics「EPC-P23」
DVD/CDプレーヤー  Pioneer「DV-S9」
カセットデッキ   Pioneer「CT-415」
プリメインアンプ  SANSUI 「AU-D607F Extra」
スピーカー     KLH 「Model32改」
          Royd「TOPAZ」
KLH 「Model32改」のサランネットを外した状態の写真を撮り忘れてしまったのでお見せすることが出来ませんが、ウーファーのセンターキャップの凹みまで修復して頂きました。ちなみに、もう一組のスピーカーであるRoyd「TOPAZ」ですが、メーカーが推奨しているように後ろの壁との距離が10cm程度になるよう、セッティングし直しました。これで低音が出るようになりました。

20231218_081207.jpg
KLH 「Model32改」は、当初、貧弱なスピーカーコードでアンプに接続されていたので、こちらも「IJ-Cabinets店主」様のアドバイスに従って、バナナプラグ付きの太めのスピーカーコードに交換しました。

キャビネットの底面にはバスレスポートが用意されているのですが、スピーカースタンドに置く配置次第で、こちらを開けたり、閉めたりすることができる構造になっている上、キャビネットとスタンドはねじでしっかり固定する仕組みになっています。これは見事なアイデアです(「IJ-Cabinets店主」様のアドバイスに従って、バスレスポートは閉じた状態にしています)。

さっそく、レコードをかけてみたのですが(最初にかけたレコードは、ジャズピアニスト、ビル・エバンス(Bill Evans, 1929~1980年)の「You Must Believe in Spring (1977年)」)、私は何とも懐かしい想いに囚われました。昔、親しんだ、まさにKLH Model32の音、いや、もっと良くなっているような気がします。実はオリジナルのツイーターが壊れていたため、FOSTEXの「PT-20K」に取り換えられているのですが(ツイーターのコンデンサーはPT-20Kに付いていたフィルムコンデンサーに変更して、ウーファーコイル経由ではなく直接スピーカー端子から結線しているそうです)、ベース、ピアノ、ドラムの音の張り出しが素晴らしく、聴いていて本当に心地よく、そして暖かく感じられます。このツイーターの選択や配線については「IJ-Cabinets店主」様が色々と試行錯誤されて、奇跡的にたどり着いたとのことですが、本当に凄いとしか言いようがありません。慌てて、今度はジャズボーカルも聴いてみたのですが、本当に中低音の豊かな、見事な音です。誤解を恐れずに言えば「聴きやすい」という言葉がぴったりのように思えます。

そうして、ジャズボーカルやクラシックのピアノ独奏曲やバロック音楽など、気づけば何時間も、私はスピーカーの前に座って、音楽を楽しんでいました。あまりに長い間、スピーカの部屋に籠っている私を心配した母が様子を見に来たくらいです。

スピーカーのあまりの素晴らしさに私が感嘆していることを伝えると、母は

「ねっ、良い音でしょう? 聴いていて音楽が本当に心地よいのよ~」
「このスピーカーが来てから、レコードを楽しむ時間が増えたわ。」
「本当にありがたいわ~」

と自慢してくれました。ピアノの先生でもある母は普段、ピアノ独奏曲を主に聴いているので、このスピーカーの音は、まさにぴったりかと思います(逆に、ロックなどの激しいエレキ系の音楽の再生には向いていないように思えます)。

こうして私は実家にいる間、このスピーカーからでる音楽を存分に楽しみました。まさに「IJ-Cabinets店主」様もおっしゃっていた「あのスピーカーは音質云々ではなくてひたすら音楽を聴くのが楽しいスピーカーなんです」を実感した次第です。宝物が一つ増えました。実はこのスピーカーの修復・再生にあたって、私の数々の無神経な対応で「IJ-Cabinets店主」様に色々とご迷惑をおかけし、不快な思いをさせてしまいました。改めてお詫び申し上げると共に、ただただ、ひたすら感謝申し上げる次第です。

本当にありがとうございました。

(2024年1月7日追記)
本文(スピーカー写真の説明文)にて、サランネットを外した状態の写真を撮り忘れてしまったのでお見せすることが出来ないことを書きましたが、それを読んだ「IJ-Cabinets店主」様からのご厚意で、サランネットを外した状態のKLH 「Model32改」の写真をご提供いただきました。

klh2.jpgklh1.jpg

上の写真(こちらが完成した状態)ではツイーターにスポンジが被せられていますが、これはオリジナルと同じものとなるよう、「IJ-Cabinets店主」様が加工していただいたものです(オリジナルのスポンジはボロボロだったので、新品の同等品に取り換えられています)。これにより、高音が円やかになる効果があるとのこと。本当に何から何まで素晴らしいつくりで、惚れ惚れします。ありがとうございました。


共通テーマ:日記・雑感

三か月ぶりに実家に帰省しました [旅をしている]

9月29日から10月3日まで、約三か月ぶりに九州、大分の母が独りで住む実家に帰省しました。いつものように母をレンタカーに乗せて買い出しに行ったり、別府まで足を伸ばしてリサイクルショップ巡りをしたりと、それなりに忙しい日々を過ごしました。

そんな中、今回の帰省にあわせて私はネットオークションで中古のアンプ(SANSUI AU-D607F Extra)を一台、安価(1万6千円程度)にて落札して実家の方に配送して貰っていました。実家には母屋と離れにそれぞれ、のステレオセットをセッティングしていたのですが、離れのグランドピアノを置いた部屋のステレオセットのレシーバーアンプ(Kenwood R-SA7)の劣化が激しく(よくあるリレーの接触不良です)、またPhono入力端子を持たないことからレコードプレーヤーはあるものの、接続できない状態となっていました。そこで母屋のステレオセットにこの落札したアンプを使い、これまで使っていたCDレシーバーアンプ(Kenwood R-K711)を離れに持っていき、離れでもレコードが楽しめるよう、ステレオ環境を整えました。

ただ、今回ネットオークションで落札した中古のアンプ(SANSUI AU-D607F Extra)は失敗でした。「中古メンテ済み」を謳っていたものの、外観がかなり痛んでいたり、Phonoの二つの入力のうちの一つは片チャンネルしか音が出なかったりといったトラブルがありました(結局、もう一つの入力端子に繋げて何とか使っています)。なるべく安く落札しようと思ったのが間違いだったようです。反省しきりです。

20230930_170345.jpg
こちらが母屋のステレオセット
レコードプレーヤ  Technics「SL-7」
フォノカートリッジ Technics「EPC-P23」
DVD/CDプレーヤー  Pioneer「DV-S9」
カセットデッキ   Pioneer「CT-415」
プリメインアンプ  SANSUI 「AU-D607F Extra」
スピーカー     Royd「TOPAZ」


帰省中、母の気分転換になればと半日ほど外に連れ出しました。母に希望を聞いてみると「大分県大分市最西部と別府市および由布市との境界にある(以上、Wilipediaの解説文からの引用)」高崎山に登ってみたいとのこと。さっそく車に乗って登山口まで何とか車を走らせ、山頂に登ろうとしたのですが、登山の途中で母は足の調子が悪くなりリタイア、母の強い勧めで私一人で30分ほど登山道を登って山頂へと向かいました。ちょうど天気も良く、山頂から見る別府湾の景色は素晴らしいものでした。

20231002_121154.jpg
20231002_121520.jpg
高崎山山頂から見た別府湾の景色

その後、大分市街まで車を走らせJR大分駅近くの商店街を母と散策しました。母は元々(幼少期から父と結婚するまで)大分市の中心部近くに住んでいたので、久しぶりに商店街を訪れることができて、とても懐かしく嬉しかったようです。これで何とか親孝行ができました。そして商店街内の昔からの洋食カレーレストラン「五車堂」で、少し遅めの昼食を取って、実家へと戻りました。

20231002_140159.jpg
こちらが昭和46年創業の洋食・カレーレストラン「五車堂」

20231002_134841.jpg
そして、その日、頂いたカレーライス。結構なボリュームで母は全部は食べきれず、私は何とか食べたものの、食べ終わった時にはお腹いっぱいになってしまいました。

他にも実家近くの(といっても車で15分ほどかかります)「元禄うどん」で食事をしたり、前回訪れた「ラーメンショップ 山香店」に再訪したりしました。

そして私は日出港での釣りも楽しみました。わずか二時間ほどだったのですが、キスやスズメダイを釣り上げ、これまでボウズのリベンジを果たすことができました。

こうして、けっこうバタバタしながらも、私は久しぶりの帰省を楽しみました。


共通テーマ:日記・雑感

友人家族と箱根に泊まった後、私たち家族三人で岡田美術館を訪れました [旅をしている]

これも一ヵ月ほど前の話になってしまって恐縮なのですが、私と妻、長女と友人家族(ご夫婦とお嬢様)との六人で、9月17日に箱根にある(私が勤める)会社の役員用宿泊保養施設に泊まりました。この友人家族とは、長女とお嬢様が幼稚園からの幼馴染でして、かれこれ20年以上、家族ぐるみのお付き合いをさせて頂いています。今回、友人夫婦のお嬢様が婚約されたお祝いも兼ねて、こうして箱根の保養施設にお誘いしたという訳です。

この、会社の保養施設は元々は池田勇人元首相の別荘だったもので、今は役員用の宿泊保養施設として使われていて、当時の雰囲気そのままの風情と情緒を楽しむことができます。和風の建築もさることながら、苔と木々に溢れたお庭がとても清々しく、心が落ち着きます。その上、この施設での宿泊は一組だけのきまりですので、そのお陰で、私たち六人はのんびりと、施設の用意した食事やお酒、そして温泉を楽しむことが出来ました。

その翌日、施設の駐車場で友人家族と別れた後、私たち家族三人は車で小涌谷にある岡田美術館を訪れることにしました。岡田美術館は「古代から現代にいたる日本、中国、韓国の陶磁器を中心に、日本美術は主に近世、近代の日本画を所蔵している」(以上、Wikipediaの解説文からの引用です)私設美術館です。

実は、まあ暇つぶしにと、それほど期待していなかったのですが(汗)、美術館の落ち着いた雰囲気と見事な東洋・日本美術のコレクションにすっかり魅了され、充実した時間を過ごすことができました。

この美術館に行くことを勧めてくれた会社の保養施設の方によると「日本で2番目に入館料の高い美術館」だそうですが(岡田美術館の入館料は一般・大学生で2,800円。その後、私が調べてみたところ、日本で4番目みたいです)、そんなことが気にならないほど素晴らしかったです。

20231018_113435.jpg
こちらが岡田美術館の入館券

こうして私たち家族三人は、二日に亘って、のんびりと箱根で過ごしました。


共通テーマ:日記・雑感
前の10件 | - 旅をしている ブログトップ