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新たにフィルムタイプのトイカメラを入手しました。 [写真を撮っている]

以前、ネットオークションで安価で入手した、中古の(昔ながらの)フィルム式のレンジファインダーカメラを外に持ち出して、写真を楽しんでみた事を書きましたが、その後、私にとって、こうしてフィルムで写真を撮ることの面白さ、魅力って一体、何だろうと常々考えていました。

これまで私は懐かしさ半分、興味半分で写真を撮ってきましたが、私が銀塩写真に求めているものって、とどのつまり「空気感」のようなものではないかと思い至りました。シャープで美しい写真なら、デジタルカメラで撮った方が、私のような素人にとっては遥かに楽に撮ることができます。それでも私が銀塩写真に拘るのは、銀塩写真でしか表現できない、その「空気感」に魅せられてきたからだと思います。

結局、私が求めていたのは「味のある写真を撮ってみたい」ということのようです。そうだとすると求められるフィルム式のカメラも、はっきりしてきました。高性能の一眼レフや中判カメラではなく、手軽に味のあるスナップ写真が撮れるものが欲しいと思い、そこで、またまたネットオークションで探して、これまた安価で入手したのがトイカメラです。

入手したのは中古のトイカメラ 2点でして「HOLGA 120 SF」と「LOMO LC-A」です。実は「LOMO LC-A」が欲しかったのですが、「HOLGA 120 SF」との2点セットがとても安く出品されていたので、(7,500円程で)落札してみました。どちらも以前のオーナーは普通に使えていたとのことですが、上手く動くかどうかは分かりません。

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こちらが、今回ネットオークションで落札、入手した「LOMO LC-A」と「HOLGA 120 SF」

「LOMO LC-A」については、ご存知の方も多いかと思いますが、1983年から2005年4月末までロシアで作られたコンパクトな35mmタイプのフィルムカメラです。とてもシンプルなカメラでして、(周辺減光落ちが特徴的な)その個性的な描写性は一時期、トイカメラブームを巻き起こし、現在でも一部ではカルト的な人気があるようです。

私が入手した「LOMO LC-A」は、使用感のあるもので少し汚れも目立つものでした。ネットで検索するとカメラのキタムラが「クイックメンテナンス」という、外観の清掃サービスを安価(税抜き1,000円)でやってくれるとの事で、さっそく依頼、今日受け取ってきました。とてもきれいに清掃してくれていました。これはとても良いサービスですね。電池(SR44 3個)を入れてファインダーを覗きながら、ゆっくりとシャッターボタンを半押しすると、ファインダーの中の左上側に「赤いランプ」が点きました。バッテリーチェックも大丈夫なようです。そして、カラ―フィルム(Kodak ULTRAMAX 400)も装填、ストラップも装着し、これで撮影の準備は整いました。

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こちらがカメラのキタムラでの「クイックメンテナンス」を終えて、戻ってきた「LOMO LC-A」。サイズは107×68×43.5mm、手のひらサイズ程のコンパクトさでして、シャッターを閉じている時には、通称「ロモ蔵」と呼ばれるかわいいイラストが見えるのが、なんともキュートです。

これから、このカメラを持ち歩いて、スナップ写真に挑戦してみようと思っています。また、今週末には箱根の会社の保養施設に一泊する予定なので、Yoshicaのエレクトロ35GX(現在、コダックの白黒フィルム「トライ-X 400」装填中)と共に持参し、色々と写真を撮ってみようと思います。

(きちんと動作するのか含め)どんな写真がとれるのか、とても楽しみです。


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銀塩カメラで撮った写真をアップします (2) [写真を撮っている]

前の記事で、昨年の9月下旬から10日間ほど、アメリカ、シアトルとサンフランシスコに出張した時の銀塩写真をアップしましたが、今回は今年の7月下旬から8月頭にかけて家族で黒部ダムと軽井沢に車で旅行した時の写真の一部(旅行中に入れ替えた二本目のフォルムは未だ撮り切れておらず、カメラに入ったままです)、黒部ダム周辺の写真を紹介したいと思います。続けての写真ネタとなりますが、何卒ご了承ください。

繰り返しになりますが、予め申し上げなくてはならないのは、私は写真についてはほとんどまったくの素人(要するにへたくそ)だということです。ですので今回アップする写真については、私の自己満足以外の何物でもありません。それともう一つお伝えしなくてはならないことは、私はこうして銀塩カメラで写真を撮ることの面白さ、魅力を未だに良く分かっていないということです(爆)。今は懐かしさ半分、興味半分で写真を撮っているのが実情です。ですので、今後もカメラを続けるかどうかは、自分でも分かりません。

使用したカメラは、Yoshica(ヤシカ)のエレクトロ35GX(このカメラについて書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-07-22、フィルムは前回と同じくコダックの白黒フィルム(トライ-X 400)です。尚、写真ですが、スキャンしたまま(一部トリミングしたものもあります)でして、画像ソフト等での補正加工等は殆ど行っておりません。

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こちらは黒部ダムの様子。二枚目の写真には放水でできた虹と撮っている私の姿(影)も写っています。

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立山 室堂からみた北アルプスの雪渓

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こちらは宿泊した「星野リゾート 界 アルプス」内の休憩所にあったかまど

今回、最近になって入手したYoshica(ヤシカ)のエレクトロ35GXを持って行ったのは、上手く動くかどうか確認したかったのと、絞り優先AEならではの背景がボケた写真を撮りたいとの思いからだったのですが、被写体の関係や私の知識不足もあって、そうした写真は撮ることができませんでした。

これはただの自己満足かもしれませんが、銀塩写真ならではの味のようなものを感じとることができます。どうも私の場合、自然の風景写真というより、街の景色やスナップ写真を撮る方が楽しいようですね。こうして色々な写真を撮ってみることで、私が銀塩写真に求めているものが、徐々にではありますが、少し分かってきたような気がします。これかも機会を見つけて色々な写真を撮ってみようと思った次第です。なかなか難しいでしょうが、できればポートレートとか生き物の写真も撮ってみたいものです。


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銀塩カメラで撮った写真をアップします (1) [写真を撮っている]

これまで何回か記事にしていますが(過去の記事は本ブログのマイカテゴリー「写真を撮っている」をご参照ください)、37年程前、私が小学生高学年の頃に起きたSLブームに夢中になり、父からカメラ(ミノルタ AL-E、セミオートのレンジファインダー・カメラ)を借りて白黒写真を撮りまくったのが、私にとってのカメラとの本格的な出会いでして、その後、(35年ほど経った)2年ほど前からもう一度、銀塩カメラで写真を撮りたいと思うようになり、ネットオークションで安価でレンジファインダー・カメラを入手して、また(数少ない)機会を見つけて撮るようになりました。

今年になって、私の役員就任に伴い会社の仲間からスキャナーをお祝いに貰い(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-07-08、フィルムをデジタル化出来る体制が整い、ようやく先週末、まとまった自由な時間が取れたので、これまで撮ったファイムを全てスキャナーで取り込み、今回、こうしてブログにアップすることができるようになりました。

予め、申し上げなくてはならないのは、私は写真についてはほとんどまったくの素人(要するにへたくそ)だということです。ですので今回アップする写真については、私の自己満足以外の何物でもありません。それともう一つお伝えしなくてはならないことは、私はこうして銀塩カメラで写真を撮ることの面白さ、魅力を未だに良く分かっていないということです(爆)。今は懐かしさ半分、興味半分で写真を撮っているのが実情です。ですので、今後もカメラを続けるかどうかは、自分でも分かりません。

色々、ぐだぐだと言い訳めいたことを書き連ねましたが、どうしても銀塩カメラに対する現在の私のスタンスのようなものを知っていただきたかったのが私の真意です。

今回、アップするのは昨年の9月下旬から10日間ほど、アメリカ、シアトルとサンフランシスコに出張した時のものです。使用したカメラは、シャッターを押すだけで写真が撮れるコニカの「現場監督ズーム」(このカメラについて書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-05-28-1、フィルムはコダックの白黒フィルム(トライ-X 400)です。尚、写真ですが、スキャンしたまま(一部トリミングしたものもあります)でして、画像ソフト等での補正加工等は殆ど行っておりません。

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シアトルの街並み

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こちらはシアトルの街中で見つけた電信柱

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これらは「雨のサンフランシスコ」ということで、早朝に宿泊したホテルの前から撮った街並み。

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そして、こちらがサンフランシスコのホテルの部屋で撮った、部屋に備えつけの電気スタンド

なんだか暗い、へたくそな写真ばかりで申し訳ないです。でも、こうして写真を見て思うのは、銀塩写真の魅力って、その場の空気というか空気感のようなものもフィルムに写すことができることではないかと言うことです。決してシャープでもない上、すこしぼけてたりしていますが、その場の「空気」を感じ取ることができるような気がします。最後に載せた部屋のスタンドの写真なんかは、そうした銀塩写真の魅力を伝えるものではないかとも思うのですが、如何でしょう?

やっぱり、ただの自己満足なのかもしれないです(苦笑)。 (°O゜)☆\(^^;) バキ!


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新たに中古のレンジファインダー・カメラを手に入れました [写真を撮っている]

これまで、何回かフィルムカメラのことを記事にしていますが、今回、新たに中古のレンジファインダー・カメラをネットオークションで入手しました。

機種はYoshica(ヤシカ)のエレクトロ35GXという、エレクトロ35の中でも最終型となる1975年発売のフィルムカメラです。絞りを手動で設定する事が出来、その上でピントを合わせてシャッターを押すと、最適なシャッタースピードで撮ることができます。所謂、セミオート式のカメラです。

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こちらが今回、入手したYoshica(ヤシカ)エレクトロ35GX(中古品)。ちなみにこのカメラについてはこちらのサイト(http://www.animalracer.com/yashica-electro-35gx-silver/)で詳しく紹介されています。(勝手に紹介していますが、問題がありましたら連絡下さい。すぐに削除します)

私の場合、一眼レフ等の本格的なカメラではなく、こうしたレンジファインダー・カメラで手軽に銀塩写真を楽しみたいと常々思っていまして(そのことを書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-11-02、これまでコニカの「現場監督ズーム」というフルオート式のカメラを使っていた(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-05-28-1のですが、どうしても絞りを自分で設定して被写界深度をコントロールしてみたい(要するに背景がボケた写真を撮りたい)という思いがつのり、絞り優先のAEカメラを探した結果、この機種に行きあたりました。

ネットオークションでも、なかなか完動品の良品(色はブラック)が見つからず、悶々としていたのですが、やっと安価(8,700円程度)で手に入れることができました。その後、HM-N (NR52)用の電池アダプターやレンズガード、リングフック、ストラップ等を揃えて、やっと外に持ち出せる体制が整った次第です。

実は、来週の水曜日から家内と二人で富山の黒部ダムや長野の軽井沢など、三泊四日のドライブ旅行に出発するので、その時に持参し、きれいな写真が取れたら、(職場の有志が異動のお祝いに記念品として贈ってくれた)キャノンのフラットベッドスキャナー「CanoScan9000F MarkII」を使ってデジタル化し(このスキャナーについての記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-07-08、このブログにアップしたいと考えています。どんな写真が撮れるのか、いまからワクワクしています。


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写真フィルムネガを自宅でスキャンしてデータ化できるようになりました。 [写真を撮っている]

以前、最近になって、出張時に白黒フィルムを装填したカメラを持ちこんで写真を撮り始めたことを書きましたが(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-05-28-1)、これまで現像(ベタ焼き)はしてみたものの、どんな風に撮れているか、細かいところまでは見ることができず、課題となっていました。

そんな折、私の、前に勤めていた職場の有志が異動のお祝いに記念品をくれることになり、予めどんな品が良いか聞いてきてくれました。そこでお願いしたのが(フィルムスキャンのできる)スキャナーです。そして、その記念品がこの週末の日曜日に自宅に送られてきました。機種はキャノンのフラットベッドスキャナー「CanoScan9000F MarkII」です。

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こちらが前の職場の仲間がプレゼントしてくれたスキャナー「CanoScan9000F MarkII」。私の新たな宝物です。

とても大きな箱に梱包されていて吃驚したのですが、実際、48 x 27cm(高さは11cm)とかなり大きなもので、ずっしり重く本格的なものです。早速、自室に持ちこみ、自身のパソコンに付属のソフトウェアをインストールし、本スキャナーを接続して電源を入れると、すぐに使えるようになりました。正直、こんな本格的なものは想定していなかったので、嬉しさ半分、「こんな高いものを…」という申し訳ない気持ち半分の、複雑な気分です。

とりあえず試しに、前回、シアトルに出張した時に、ネットオークションで安価に入手した全自動のコニカのフィルムカメラ「現場監督ズーム」で撮った白黒フィルムをスキャンしてみることにしました。まだ使い方も良く分からず、とりあえず付属のフォルダーにネガを差し込んでセットし、適当にAutoと書かれたボタンを押してみると勝手に動きだしました。なんとかスキャンできているようです。

こうしてできた画像データをパソコンで見てみると、きれいにスキャンされた写真データが出てきました。思わず「おーっ!」と叫びながら、これらの写真データを飽かずに眺め続けました。

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こちらが去年、私がシアトル出張時に撮影したパイク・プレイスマーケットの写真。何も細かな設定もせずにオートスキャンした画像ですので白黒のネガながら少し色がついたりしていますが、なかなかきれいにスキャンできています。ちなみにこの写真はパソコン側のソフトで自動補正をしたものです(汗)。

説明書を読んでみると、設定を色々変えることで、もっと用途にあわせて(例えば白黒フィルム用に設定したり、解像度を指定したりと)仔細にスキャンすることが出来るようです。これは楽しそうですね。当分の間、かなり遊べそうです。こうして昔の職場の仲間の好意で、スキャナーを手に入れ、ネガフィルムをパソコンに取り込むことが出来るようになりました。仲間からは一緒に36枚撮りの白黒フィルム(トライ-X 400)を10本もプレゼントしてもらったので、当分は追加投資することなく銀塩写真を存分に楽しむことができそうです。

こうして、これまで心に秘めながらも叶わなかった趣味の写真撮影を、また約50年ぶりにはじめることになりました。ちょっと、いやいや、とてもわくわくしています。


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中古のフィルムカメラで写真を撮り始めました [写真を撮っている]

こちらも古い話になってしまって恐縮ですが、昨年秋にシアトルとサンフランシスコに出張した時に持っていった秘密兵器がコニカのフィルムカメラ「現場監督ズーム」です。

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こちらがコニカのフィルムカメラ「現場監督ズーム」

前にも書きましたが、私が小学校高学年の時にSLブームがおき、私も父のカメラを借りて、友達と一緒によく出かけてSLの写真を撮ったものです(その時に撮った写真について以前書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2018-03-27。そして2年ほど前に、またフィルムカメラでの撮影を楽しもうとネットオークションでキャノンのセミオートのレンジファインダー・カメラ(キャノネットQL17)を入手したのですが、香港で使おうとしたところ故障して動かず、夢は果たせませんでした(その経緯を書いた記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2017-11-02

その後、このキャノネットを修理するかどうか悩んだのですが、修理に一万円以上かかること、また、使うのなら故障しづらい機種を新たに用意した方が良いと思い、ネットオークションで3800円程度で手に入れたのが、このコニカのフィルムカメラ「現場監督ズーム」という訳です。このカメラはその名の通り工事現場での撮影を目的とした耐ショック、防塵機能に優れており、加えてズーム機能に加えてストロボも内蔵していて、実用性に特化したタフで壊れにくいカメラです。

シアトル。サンフランシスコ出張時にはこちらを持参し、コダックの白黒カメラフィルム(トライ-X 400)で写真を撮ってみました。帰国後、さっそく電気量販店に現像を依頼して、出来あがった写真(ベタ焼き)はまあまあの出来(カメラはきちんと動いていました)で、私を安心させました。やっぱりフィルムカメラには味がありますね、写真に雰囲気があります。

実は、この出張途中に新たに入れたフィルムが今も入りっぱなしになっていまして、全部撮影してからまた、こちらも現像してみようと考えています。そして、いつか気に入った写真ができればデジタル化して、こちらにアップしてみよう等と夢を膨らませています。ただ、問題は私にカメラのセンスが無いことでして、こればっかりは如何ともしがたいところです。 (°O゜)☆\(^^;) バキ!


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45年程前、小学校時代に撮った蒸気機関車の写真を額装して、部屋に飾りました [写真を撮っている]

前回の記事で、昨年11月末から4日間ほどに九州の実家に帰省した際に、私が、45年程前、小学校高学年の時に撮った、蒸気機関車(SL)の写真を探したことを書きましたが、母が一生懸命、探してくれた結果、なんとか当時の写真が何枚か出てきました。

(これも前に書きましたが)私が小学校高学年の時はちょうど日本中がSLブーム(注)に沸いていた頃でした。当時、福岡県北九州市に住んでいたこともあって、他の少年たちと同様、例に漏れず、私も父からカメラ(ミノルタ AL-Eという、セミオートのレンジファインダーカメラ)を借りて友達と一緒に、主に鹿児島本線や筑豊本線、時には日田彦山線や田川線、後藤寺線まで出向いては、8620や9600、C11やD51といった蒸気機関車の写真を夢中になって撮っていました。
(注)SLブームは、1960年代から1970年代に日本で起きた、蒸気機関車(Steam Locomotive = SL)を追うブームである。その時期については、1965年から蒸気機関車全廃の1975年までの約10年間とされる。(以上、Wikepedia「SLブーム」解説文より引用)

その、見つかった写真の中で、一番出来が良い一枚を横浜の実家まで大事に持ち帰った後、今年の一月に画材屋で額装を依頼、出来上がった額を、現在自宅二階のプレイルームに飾っています。この写真は確か、私が小学五年生の時に友人と一緒に、日田彦山線を走る貨物列車を撮ったものです。

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こちらが額装した写真。当時、SLの写真は殆ど全て白黒フィルム(富士フイルムのネオパンSSS若しくはコダック トライX)で撮っていました。(写真を左クリックして頂くと大きくして観ることができます。この写真は多分SSSで撮った写真かと思います)

家族も私の気持ちを何となく察してくれているのか、勝手にプレイルームに飾ったにもかかわらず「良い写真じゃない」と、何の文句を言いませんでした。この写真を観ると、あの時、夢中になって、走っている蒸気機関車に向かってシャッターを切り、自宅近くの写真屋さん(北九州市八幡西区の確か「末松カメラ店」という名前だったかと思います。今はもう、残念ながらありません)で現像してもらった写真を、わくわくしながら眺めていた、子供の頃の自分が思い出されます。私にとっては忘れることのできない写真です。こうして写真が残っていて、良かったです。私の大事な宝物です。


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最近になって、またフィルムカメラを使ってみたいと考えはじめました [写真を撮っている]

昔の話で恐縮ですが、私が小学校高学年の時はちょうど日本中がSLブーム(注)に沸いていた頃でして、当時、福岡県北九州市に住んでいたこともあって、他の少年たちと同様、私も父からカメラを借りて友達と一緒に、主に鹿児島本線や筑豊本線、時には日田彦山線や田川線、後藤寺線まで出向いては、8620や9600、C11やD51といった蒸気機関車の写真を夢中になって撮っていました。
(注)SLブームは、1960年代から1970年代に日本で起きた、蒸気機関車(Steam Locomotive = SL)を追うブームである。その時期については、1965年から蒸気機関車全廃の1975年までの約10年間とされる。(以上、Wikepedia「SLブーム」解説文より引用)

その時に、父から借りていたカメラはミノルタ(Minolta)のAL-Eという、セミオートのレンジファインダー・カメラです。「シャッター優先AE(auto exposure:自動露出)」方式という、シャッター速度を手動で決めることで、自動で絞りの値が決まる露出方式のカメラでして、カメラに内蔵された距離計(レンジファインダー)を使ってピントを合わせて撮影します。

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写真はミノルタ AL-E 今見ても、とても端正で美しいカメラです。

最近になって、むかし夢中になって、このようなフィルムカメラを使って、SLの写真を撮っていたことをよく思い出すようになりました。あの時、両手に感じたカメラのがっしりとした重さ、ファインダーをのぞきながら、ピントを合わせてシャッターを切るときの高揚感、そしていったいどんな写真が撮れているのか写真屋さんからネガとプリントを受け取るときのドキドキ感、思い出せば思い出すほど、もう一度、その感じを味わってみたいとの思いが高じてきます。

ネットオークションを見てみると、こうした昔のファイルムカメラが数多く出品されています。そこでキャノンのセミオートのレンジファインダー・カメラ(キャノネットQL17)を入手、フイルムは昔、SLを撮るときに使っていたKodakの白黒フィルム(TRI-X 400)を用意して、今度の海外出張時に持参してほぼ45年ぶりの撮影を楽しもうと考えました。

前の記事で今回、二週間ほど、香港・バンコク・シンガポールに出張し、その際にいつも持参するパソコン、小型BCLラジオ(TECSUN PL-380)に加えて、最近手に入れた、とっておきの秘密兵器も持参することを書きましたが、「秘密兵器」は、このフィルムカメラのことだったのです。現在、香港に滞在していまして、昨日、トランクからこのカメラを取り出し、さっそく使おうとしたのですが、なんと、シャッターが切れません。出発前には動作していたのですが、どうも故障してしまったようです。

今回は、とても残念な結果となってしまいました。このカメラを修理するか、また別のカメラを入手するかは、今後、帰国してから考えますが、何とかしてもう一度、あの小学校高学年の時の高揚感、ドキドキ感をまた味わってみたいという想いに変わりはありません。私のフイルムカメラ再体験の試みは、始まったばかりです。


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