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ラウラ・アントネッリの訃報に接して [映画を観ている]

今週の22日にラウラ・アントネッリ(Laura Antonelli 1941~2015年)が亡くなりました。彼女は「青い体験」(1973年)、「続・青い体験」(1975年)で知られるイタリアの映画女優です。

以前も書きましたが、私が中学、高校生時代に、これらの映画はテレビの深夜映画番組で放映され、強烈な印象を与えました。内容は「初体験もの」となる、たわいもないお色気映画なのですが、なんといっても思春期真っ盛りの少年にとって、大人の成熟した美しい女性は特別な意味を持ちます。彼女はそうした意味で、憧れの理想の年上の女性であり、当時の私にとって「性」の対象となりました。控え目ながらもしっかりとした色気と、優しい表情が本当に魅力的で、私の女性観を、ある意味、決定づけたという点においてとても重要な映画となっています。

長い間、日本ではDVDが発売されず、ネットオークション等でビデオが高値で取引されていたのですが、昨年、「青い体験/続・青い体験 Blu-ray セット」が発売され、(私を含めた)一部の熱狂的なファンを喜ばせました。また今年の5月にはWOWOWでも「俺たちの官能洋画~懐かしきイタリアンエロスの世界」特集(このタイトルは、ストレート過ぎてなんとも恥ずかしいです)で、「流されて1・2」「スキャンダル」と共に、この二作品が放映され、私はさっそく録画してBDに焼き、永久保存版として大切に保存すると共に、いつか一人でゆっくり観ようと楽しみにしていました。

そんな矢先の彼女の訃報は何とも寂しく、悲しい出来事でした。Wikipediaでの解説を読むと、晩年は、あまり幸せであったとは思えないものの、私にとって、永遠の「憧れのお姉さん」であることには変わりありません。ご冥福を心よりお祈り致します。

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「青い体験」からの1シーン。

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こちらは「続・青い体験」の1シーン。清潔感に溢れながらも、母性を同時に感じさせる色気が彼女の最大の魅力でした。

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こちらは「青い体験/続・青い体験 Blu-ray セット(無修正版)」のカバー。


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