SSブログ

映画「BLUE GIANT」を観ました [映画を観ている]

少し前の話になりますが、自室でアニメ映画「BLUE GIANT」(2023年/日)を観ました。以前にも何回か記事にしていますが、石塚真一氏の漫画「BLUE GIANT」シリーズ(日本編となる「BLUE GIANT」、ヨーロッパ編の「BLUE GIANT SUPREME」、アメリカ上陸・横断編となる「BLUE GIANT EXPLORER」は完結し、現在ニューヨーク編となる「BLUE GIANT MOMENTUM」が連載中)は私の大好きな漫画でして、主人公であるジャズサックス奏者、宮本 大が自らのジャズを極めようと、様々な魅力的な人々と交流を深めながら、個性的で実力のあるメンバーを集め、自身のグループを率いて、苦労しながら、共に成長していく物語です。今回の映画はそのうち、原作漫画の10巻までとなる日本編にあたります。

320.jpg
映画「BLUE GIANT」ポスター

映画公開時、とても好評を博していたことは知っていたものの、私は観る機会を逸してしまっていました。今回「Netflix」での配信がスタートしたことを知り、さっそく観てみたという訳です。

既に漫画で読んでいたので、映画のあらすじは知っていたのですが、私はとても楽しく、この映画を観ました。というのは映画には原作漫画では聴くことの出来ない実際のジャズ音楽を聴くことができたからです。

映画での音楽はジャズピアニストの上原ひろみが担当、主人公である世界一のジャズプレイヤーを目指す宮本大のサックスを演奏したのが馬場智章とのことですが、原作の雰囲気をまったく損なわない、まさにこういう音楽であり、演奏だっただろうと思わせるもので、私はそれらの音楽に夢中になりました。


こちらはYoutubeにアップされている映画「BLUE GIANT」中の劇中歌「FIRST NOTE」

実は私、以前の記事で、上原ひろみさんのソロアルバム「Spectrum」を聴いて、彼女の演奏はそれほど良いとは思わなかったと書いたのですが(その記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-10-04-3、その印象はこの映画を観て、見事に払拭されることになりました。「BLUE GIANT」での彼女の音楽、そして馬場智章のサックスはアグレッシブでインプロヴィゼーションに満ちたもので、本当に素晴らしいものでした。

この映画、ストーリー、音楽のどちらも印象的な良い映画でした。もし、観ていない方がいらっしゃったら、是非一度、観てみてください。ジャズの魅力を存分に味わうことができるかと思います。


共通テーマ:日記・雑感