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ビル・エバンスの「Everybody Digs Bill Evans」を聴いて、既に彼の音楽が完成されていたことに驚きました [私の好きなピアニスト]

これまで何回か書いていますが、ビル・エバンス(Bill Evans 1929~1980)は私にとって特別なジャズ・ピアニストです。大学時代に彼のRiverside時代の四部作、「Portrait in Jazz」「Waltz for Debby」「Explorations」「Sunday At The Village Vanguard」を聴き、ジャズピアノの魅力を知ることになりました。その後、長い間、私は彼の作品を聴き続けてきたのですが、デビュー2枚目となる、1958年に発表された「Everybody Digs Bill Evans」については、何故かLPもCDも持っておらず、これまでジャズ喫茶でかかっているのを聴いたり、ラジオから流れる本アルバムの収録曲である「ピース・ピース」を何回か聴いた程度でした。

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こちらがビル・エバンス「Everybody Digs Bill Evans」。このアルバムのジャケットはマイルス・デイビス,ジョージ・シアリング,アーマッド・ジャマル、そしてジュリアン・キャノンボール・アダレイが賛辞を記して、サインをしているというものですが、デザイン的にも秀逸なものです。

先週、ふとその事実に気付き、音楽配信サービス「Spotify」で腰をすえて聴いてみました。そして、今まで中途半端にしか本アルバムを聴いていなかったことに深く恥じいる結果となりました。皆さんは既にご存知のことと思いますが、これは本当に素晴らしい作品です。

このアルバムについてはAmazonでのhananusubito氏による「初期(過渡期)に見せた、クラシックとの融合、独自の解釈が光る快作」と題されたカスタマーレビュー(→https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1XY3SI1WMSKKB/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B01I5BUADCが、この盤の魅力と特色を見事に解説していて、参考になります。

この歳になって、こうして、これまで余り聴いていなかったビル・エバンスの傑作をまた一枚、じっくりと聴くことができて、本当に嬉しいです。もし、聴いたことがないようでしたら是非、一度聴いてみて下さい。デビュー後わずか2枚目のリーダー作で、彼の音楽は既に完成されていたという事実に驚かれるかと思います。


こちらがYoutubeにアップされているビル・エバンスの「Everybody Digs Bill Evans」。曲が終わると自動的に次の曲に移るようになっていますので、全曲を通して聴くことができます。


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