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「現代音楽」になる前の最期のクラシック音楽について [音楽を聴いている]

以前、ルイ・オベール(Louis Aubert 1877~1968)、ジェルメーヌ・タイユフェール(Germaine Tailleferre 1892~1983)のピアノ作品集を紹介しましたが(→http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2009-08-28-1)、実は、こうした作曲家のCDを何の予備知識もなく購入するのは、かなり勇気の要ることだったりします。

こうした「現代音楽」になる前の最期のクラシック音楽のマイナーな作曲家(もちろん「現代音楽」の作曲家も含みます)を網羅的に紹介しているのが、「知られざる近代の名匠たち」というサイト(http://www.geocities.co.jp/MusicHall/6119/museum/composers/index.html?)です。
見てみますと、19世紀後半から20世紀にかけて、私の知らない作曲家が「(思わず)こんなにいるのか!」と叫びたくなるほど、沢山紹介されています。(もちろん私が紹介したルイ・オベール、ジェルメーヌ・タイユフェールといった作曲家も載っています) そして個々の作曲家について、そのバイオグラフィー/ディスコグラフィーがかなり詳しく紹介されており、本当に参考になると共に、この人は一体どんな曲を作曲したのだろうと勝手に想像するだけでも、かなり楽しいものがあります。

ちなみにこのサイトで紹介されている作曲家の中で、私が聴いてみたいとおもった作曲家を挙げてみますと、1人はシャルル・ボルド Charles Bordes (1863-1909)です。サイトの紹介文には「デュパルク同様,フランク門下特有の美意識を極限にまで高めた歌曲が優れる」とあります。もう1人はヴィクトル・ウルマン Viktor Ullmann (1898-1944)です。(この方のバイオグラフィーについては、実際にサイトに行って見てみてください)
こうした文章を読むと、一体どんな曲なんだろうと期待が膨らむばかりです。
アマゾンで検索してみると、シャルル・ボルドの歌曲を含んだCDも何枚か出ているようです。(ヴィクトル・ウルマンについては驚くほど、多くのCDが出ています。どちらも廉価盤ではないので購入するのは大分先になってしまいそうですが…)

私は、こうして、「クラシック音楽」の深みに自ら嵌ってしまうのです。

シャルル・ボルド.jpg
写真は「Voices, Vol. 2: Half-Close Your Eyes」 (シャルル・ボルドの歌曲が収められているそうです。欲しいです)