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ロベルト・ボラーニョの「通話」を読み終えました [本を読んでいる]

今朝、通勤電車の中でロベルト・ボラーニョの「通話」を読み終えました。ロベルト・ボラーニョは2003年に50歳の若さで亡くなった、チリのサンティアゴに生まれ、メキシコ、エルサルバドル、フランス、スペインなどを放浪した作家です。「通話」は短編集で、売れない詩人やポルノ女優、刑事といった、どちらかというとアウトサイダー的な人生を送っている市井の人の、生き様を描いています。読んでいる間、どことなくリチャード・ブローディガンに似た、作家の眼差しを感じました。面白く読んだのですが、短編集ということもあるのか、今ひとつ、この作家を掴みきれなかったような気がします。ですので、今度はいつか長編にトライしてみたいと考えています。

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写真はロベルト・ボラーニョ「通話」(白水社)

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