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ダイナ・ショアの「DINAH SINGS PREVIN PLAYS」は私の大好きな女性ジャズボーカルアルバムです [音楽を聴いている]

ダイナ・ショア(Dinah Shore 1916~1994年)が遺した、「DINAH SINGS PREVIN PLAYS」(1959~60年録音)は私の大好きなジャズボーカルアルバムです。このアルバムはANDRE PREVIN(p)、RED MICHELL(b)、FRANK CAPP(dr)のバックの下、ダイナ・ショアが、ミディアム、スローテンポのジャズ・スタンダード曲をしっとりと丁寧に歌い上げたものです。もう、25年以上前になりますが、大学時代に所属していたクラシック音楽の鑑賞サークルの後輩で、クラシックよりジャズにやたら詳しい男がいて、当時、大学二三年だった私は、その彼から「ジャズボーカル聴くなら、まずこれを聴いてもらわないと…」と教えてもらい、私はこのアルバムのことを初めて知りました。そして非常に上品で美しい歌い方ながら、きっちりとジャズのツボを押さえた彼女の歌声に私はたちまち夢中になりました。アンドレ・プレヴィンを始めとする歌伴が本当にセンス良く、彼女をサポートしています。
最近、よくオペラ歌手がジャズを歌うこともありますが、どんなに歌が上手くても、洒落さや上品さの点で比較すると、どうしてもダイナ・シュアの方を私は選んでしまいます。この、とてもロマンティックでシックな、このダイナ・ショアの歌を、プレヴィンの素晴らしいピアノと共に、是非一度聴いてみてください。深夜一人で、モルト・ウィスキーと共に聴けば、もう最高の気分になれます。本当に素晴らしいアルバムですよ。

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写真はDinah Shore「DINAH SINGS PREVIN PLAYS」(CD)

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