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論理学の入門書を読み始めました [本を読んでいる]

五月に大島真寿美さんの「ピエタ」を読了してから、三ヶ月あまりの間、何冊か図書館から本を借りて読もうとしたのですが、途中で挫折してしまったり、一度も本を開かなかったりといった日々を過ごしていました。どうも、私は読書に関しては気分屋というか、ムラ食いというべきか、読む時と読まない時の落差が激しいようです。そんな私ですが、今週から野矢茂樹著「論理学」(東京大学出版会)を読み始めています。
この本は、大学の教養課程における論理学の教科書といった位置づけになるのでしょうか、問題等も多く載っていて、「読む」というより、むしろ(紙と鉛筆を持って)「取り組む」といった感じですが、非常に分かりやすく、また面白い本です。
以前、同じ著者の「ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む」を読んで、非常にスリリングな知的興奮を味わうことが出来たことを思い出したこと、また、今後現代哲学を読み解くにあたって、そして自分自身のこれからの人生を考えた時に、やはり一度、きちんと論理学を勉強しておく必要があると思ったのが、この本を購入した最大の理由です。読み終えた時に私はどんな知の地平に立っているのだろうか?それを楽しみにしながら、通勤時や、会社の昼休みの間にシコシコと(問題を解きながら)読んでいます。

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写真は野矢茂樹著「論理学」(東京大学出版会)

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