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山香温泉センターに行って来ました [旅をしている]

前回の記事で、この週末、大分県杵築市の実家に帰省したことを書きましたが、私にとって、この大分の実家は生まれ育ったところではなく、「おじいちゃん、おばあちゃんの居るところ」でして、地縁といったものは残念ながら、ありません。それでも小さい時から、何回も帰ったりしているうちに、なんとなく馴染み深い場所になってきています。
大分県というと温泉が有名ですが、私も帰省時にはいつも温泉に入ります。普段は実家近くの「JAきつき いこいのゆ」という、ごく普通の入浴施設に行っていました。ここは地下700mから自噴する湯を掛け流しにしているそうで、透明の、ぬるぬるとした弱アルカリ性のお湯は独特の肌ざわり(お肌がすべすべになります)で、特に女性に評判がよさそうなお湯です。ですが今回は、ちょっと趣向を変えて、母が推薦する、隣町の山香町にある、山香温泉センターを訪れてみました。行ってみると、センターとの名称がまったく似つかわしくない、ゲートボール場脇にある、なんとも鄙びた公民館のような一軒家で、地元の人しか訪れないような(というか、知っている人じゃないとまず訪れない)所でした。古びた味わいがあり、本当に何とも言えない風情があります。(若い女性が訪れるような雰囲気では、まず、ないですね)
浴室はそんなに広くはなく、こちらは、ちょっと赤みというか、黄色がかった湯で、かけ流しになっています。ここの特徴は、この色と味(塩味)でしょうか。すこし舐めてみると、本当にしょっぱくて、かなりの塩分が含まれていることが分かります。浸かっていると、この複雑な色合のお湯に体全体がほぐされているようで、本当に気持ちが良いです。いやあ、これは素晴らしいですね。本当に気に入りました。入っている方々も近所の方々ばかりのようで、高齢の方が多いのですが、お風呂場に入る際に、皆、きちんと挨拶をしているのが、とても印象的でした。
近くには「山香温泉 風の郷」という、こちらは、レストランや宿泊施設も備えた、立派な温泉施設もあるのですが、湯質では全く負けていないような気がします。というか湯治の雰囲気を純粋に楽しみたいのでしたら、山香温泉センターの方が良いかもしれません。もし、大分県杵築市を訪れる予定でしたら、是非、候補地の一つに入れてみてください。

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写真は山香温泉センターの湯船、写真は「温泉データベース」に投稿されていたものをお借りしています。何か問題ありましたら、ご指摘下さい。(プロフィール欄にメールアドレスを載せています)

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