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今日の朝、ひさしぶりにアン・バートンの「Burton for Certain」を聴きました [音楽を聴いている]

今日の朝、久しぶりにアン・バートン(Ann Burton 1933~1989年)が1977年に発表したアルバムである「Burton for Certain」を聴きました。私にとって、アン・バートンは特別な女性ジャズ・シンガーです。彼女はローラ・フィジィ(Laura Fygi 1955年~ )と同じ、アムステルダム生まれのオランダ人歌手で、特に日本では人気があり、1973年、74年、77年、80年の四回、来日しています。この「Burton for Certain」はちょうど、三回目の来日の際に日本で録音されたものです。
日本人好みと書きましたが、彼女の少し鼻にかかった、丁寧かつ陰影のある歌い方は本当に素晴らしいですね。以前にも紹介しましたが、私はこのアルバムに収められているカーペンターズの名曲「Rainy Days and Mondays」(雨の日と月曜日は)での彼女の歌唱が本当に大好きで、好んでこのアルバムを聴きます。ケン・マッカーシーの伴奏もツボを押さえたもので、過剰にならず、必要な音だけをセンス良く弾いていて、良いです。アン・バートンのアルバムではヴァン・ダイクが伴奏を務めることが多く、それはそれで良いのですが、私はこのケン・マッカーシーの方が好きです。特にスローバラードでの伴奏の付け方は秀逸と言えるのではないでしょうか?

大学生の時に、ふとした機会でLPを購入して以来、もう何度となく聴いている(特にB面)のですが、去年、ようやくCDも購入し、デジタルデバイスに録音して、手軽に聴けるようになりました。
これからも、私はこのアルバムを何度も聴くのでしょう。私にとって、女性ジャズボーカルの定番といえば、このアルバムです。

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他の彼女のアルバムも素晴らしい作品が多いのですが、私は1968年発表のデビュー作である「BLUE BURTON」は良く聴きます。あと、機会があれば聴いてみたいのは、「Burton for Certain」と同様、ケン・マッカーシーがピアノ伴奏を務める、1973年の最初の来日時の録音「MISTY BURTON」ですが、現在、入手が難しくなっているようです。(中古LPは現在、オークションで出品されているのですが、3500円と高い値付けとなっています)


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