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久しぶりに料理の本を手に入れました [本を読んでいる]

私にとって、料理を作ることは、それほど苦手なことではありません。といっても、自分で料理を考え、そして美味しく作れるといった、料理のセンスがある訳ではなく、私の場合、レシピ通りに料理を作るのが好きなのです。優れたレシピを見て、指定された材料を揃え、正確に量り、書かれた通りの手順をきちんと踏めば、必ず、美味しい料理はできます。言いかえれば、成功が約束された道を、正確になぞり、そして成功する。そんな、実際の人生ではまず、あり得ないことが、料理の世界では、当たり前のように存在しているという訳です。(レシピがあることで)「奇跡」が当たり前のように用意されている世界、それが私にとっての料理です。
ある意味、屈折していることは否定しませんが、世の中にはこういう料理好きもいます。(苦笑)

実はこの週末、家内と出来たばかりの新しいショッピングセンターに買い物に出かけた時に、とても美味しそうなカレーのレシピブックを見つけました。私はカレーライスが昔から大好きで、これまで市販のルーを使ったり、時にはスパイスを使って、これまで何十回、いえ、多分百回以上、カレーを作ってきましたが、実は「これぞっ!」という、美味しいカレーを作ったことはありません。例えば、私の大好きな上野(湯島)のカレー専門店、「デリー」のようなカレーを自分で作ることができたら、どんなに楽しいことでしょう。中を見てみたのですが、とても簡単にできそうで、写真を見る限り、かなり美味しそうです。ただ、その本の値段は1,680円と、46種類のカレーのレシピが載った料理本にしては、少し高いような気がして、躊躇し、結局、その日は(レジが異常に混んでいたこともあり)購入しませんでした。

翌週の月曜日に会社に出勤し、仕事をしていると、家内から一通のメールが届きました。見てみると「あの本、買ったよ」とのこと。私が欲しがっていたのを知り、プレゼントしてくれたのです。
正直、本当に嬉しかったです。これまで、新聞等で美味しいそうなレシピがあれば、切りぬいていたのですが、私にとっては、高校生の時に買った「男の料理」(小学館 1979年)以来の料理本となります。さあて、どのカレーを作ろうかな? 家内がプレゼントしてくれた、この本のお陰で、当分の間、私は「料理」を楽しむことができそうです。

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写真は水野仁輔著「3スパイス&3ステップで作る はじめてのスパイスカレー」(パイインターナショナル)


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