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ダヴィット・ケルナ―のリュート曲を聴きました [音楽を聴いている]

この半年程の間、専らリュートやテオルボの曲ばかりを聴いているのですが、最近知ったリュート曲の作曲家の一人がダヴィット・ケルナー(David Kellner 1670~1748年)です。私は聴いたのはシャコンヌと名付けられた一曲のみですが、その、なんとも落ち着いた佇まいにはすっかり魅了されました。

ケルナ―はバッハやヴァイスと同時代の、ドイツ人の作曲家で、主にスウェーデン、ストックホルムの教会でオルガン奏者として活躍し、1747年に「XVI Auserlesene Lauten-Stücke」というリュートのための曲集を出版しています。

探してみると、私の大好きなリュート奏者のホセ・ミゲル・モレーノ(José Miguel Moreno 1955年~)が2012年に「Phantasia」という、ケルナ―の曲集を録音していることを知り、先ほど慌てて発注したところです。

私がケルナ―を知るきっかけとなった「Les Baricades Misterieuses」というCDには、ケルナ―の他、ヴァイス(Sylvius Leopold Weiss 1687~1750年)やF.クープラン(François Couperin 1668~1733年)、ジャック・ド・サン=リュック(Jacques de Saint-Luc 1616~1710年) 、ジャック・ギャロット(Jacques de Gallot 1625年~1690年)の作品が収録されていて、(とても安価な割には)当時の、色々な作曲家のリュート曲の素晴らしい演奏を聴くことができます。YoutubeにもCDと同じ演奏がアップされていますので、是非、聴いてみてください。

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こちらは私がケルナーを知るきっかけとなったCD 「Les Baricades Misterieuses」(Brilliant)


動画は上記CDの一曲目と同じ演奏となる、Miguel Yisraelが、11弦リュートを使って演奏するDavid kellner 「Chaconne in A major」。Miguel Yisraelは、他にもBrilliantレーベルに録音した色々なリュート曲をアップしており、それらの美しい映像と音楽はとても素晴らしいものです。


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