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上海出張時に機内で映画を観ました [映画を観ている]

前回の記事で上海に二泊三日で出張したことを書きましたが、その行き帰りの機内で映画を観ましたので、簡単にご紹介したいと思います。

まず、上海行きの機内で観たのが、ディズニー・アニメーションの「ベイマックス」です。私を除く家族全員が既に観ていて、みんな、とても面白かったというので期待していました。観た後の正直な感想は「まあ、それなりに面白かった」というものでした(汗)。私がアニメーション映画に求めるもの、それは「夢」です。映画の筋立てがどうのといった難しいことを言うつもりはありません。観終わった時に、何か「夢」を与えて貰ったと思えるかどうかです。その点で、最近のディズニーのアニメーション映画は、うまく、言えないのですが、とことん考え抜かれ、計算しつくされた「商品」のように感じてしまい、素直に「夢」を観させてもらったと思うことができません。

そして、上海から東京へ帰る機内で観たのが「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」です。この映画は本年度のアカデミー賞最多4部門(作品、監督、脚本、撮影賞)を獲得したことでも話題になっており、相当期待して観ました。たしかにカメラワークやそれぞれの役者の演技はとても面白かったのですが、筋立て、特にラストをどう評価するかによって、この作品への評価も真っ二つに分かれると思います。私の正直な感想は「残念」としか言いようのないものでした。ネタばれになってしまうので、あまり詳しくは述べませんが、あのラストシーンは現実のものではなく、観客が求めているファンタジーの提示ということになるのでしょうが、私にとっては納得感のあるものとはいい難いものでした。それを「ブラックジョーク」という言葉で簡単に片付けられるのでしたら、ますます納得がいきません。ラストの手前までとても面白かっただけに、残念な気がしました。

こんな感じで、なんとも辛口の感想ばかりになってしまいましたが、この二本の映画を観ている、まさにその時に限って言えば、私はまさに夢中になって、これらの映画に集中していました。そうした経験を得られたということだけでも感謝すべきなのでしょう。ありがとうございました。

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こちらは「ベイマックス」のポスター

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そしてこちらが「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」のポスター、日本では4月から公開されるようです。


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