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大阪曽根崎町のジャズバー「Bar 真湯」のマスターから薦められたもの (2) [音楽を聴いている]

以前の記事で、大阪出張時に訪れた曽根崎町にあるジャズバー、「Bar 真湯」でかかっていたLPが、私が大好きなジャズ、フュージョンアーティストのものばかりで、私がこのバーをすっかり気に入ってしまったことを書きましたが、その時に、マスターから教えてもらったLPが「BAHANA JAM」(LP二枚組)です。これは、

『ハバナ・ジャム』(Havana Jam)はキューバのハバナにある「Karl-Marx Theatre」で1979年3月2日から3月4日にかけて行われたコンサート・イベント「ハバナ・ジャム (Havana Jam)」を収録したライブ・アルバム。様々なジャンルと現地キューバン・ミュージックが融合した物となった。(以上、Wikipedia「バハナ・ジャム」の解説文からの引用です)

もので、アメリカからはウェザー・リポート(Weather Report)、ステファン・スティルズ(Stephen Stills)、リタ・クーリッジ(Rita Coolidgh)そしてスタンゲッツ(Stab Getz)、デクスター・ゴードン(Dexter Gordon)、シダー・ウォルトン(Ceder Walton)等が参加するCBS Jazz All-Starsといった、当時、CBSと契約していたアーティストたち、そしてキューバからはイラケレ(IRAKERE)、サラ・ゴンザレス(Sara Gonzalez)といった一流ミュージシャンが参加し、時にはコラボレーションもするという、素敵なアルバムです。

とはいえ、このアルバムの最大の聴きどころは、なんといってもウェザー・リポートとそのメンバーであったジャコ・パストリアス(Jaco Pasutorius)ではないかと思います。実際、このライブが行われた1979年はウェザー・リポートの絶頂期と言ってもよい時期にあたり、「BAHANA JAM」では最初に「Black Market」が収められているのですが、この演奏は本当に素晴らしいものです。それ以外にもジャコ・パストリアスとジョン・マクラフリン(John McLaughlin)、トニー・ウィリアムス(Tony Williams)のスペシャルセッション、トリオ・ザ・ドゥーム(Trio of Doom)の演奏等はとても貴重なものです。

大阪出張から帰って早速このアルバムを探してみると、横浜、関内の中古CD・レコードショップに「BAHANA JAM」と「BAHANA JAM 2」(どちらもCD2枚組)があることが分かり、早速、先週末にショップを訪れて入手しました(ちょうどセール実施中ということもあって、両方合わせて、なんと2000円ちょっとという安さで入手することができました)。

「BAHANA JAM 2」の方には「BAHANA JAM」と比べると、よりジャズ、フュージョン寄りの演奏が多く収録されていて、更に心地よいものとなっています。これは良いですね。たしか「Bar 真湯」のマスターは「BAHANA JAM 2」は持っていなかったようなので、今度、大阪に行くときには、これを一緒に持って行って聴いてもらおうと思っています。マスターはジャコ・パストリアスの大ファンで、彼の演奏をほぼ、コンプリートで揃えていると言っていたので、悔しがるかもしれませんね。

今回の大阪出張、そして「Bar 真湯」のマスターからは多くの事を教えてもらいました。お陰でまた愛聴盤が増えました。ありがとうございました。

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写真は「BAHANA JAM」と「BAHANA JAM 2」。「BAHANA JAM 2」の裏ジャケットはなんと、ハバナの陽射しの中で目を閉じて天を仰いでいる上半身裸のジャコ・パストリアスのポートレート写真です。


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