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イヴァン・リンスの1974年のアルバム「Modo Livre」を聴きました [音楽を聴いている]

昨夜、横浜関内での知人との会食を前に、少し時間があったので近くの中古レコード・CDショップ(「ディスクユニオン」)に寄ってみることにしました。そして、その商品棚を覗き、思わず購入してしまった中古CDが、ブラジルのポピュラーミュージック(MPB)を代表するシンガーであるイヴァン・リンス(Ivan Guimarães Lins 1945年~ )が1974年に発表したアルバム「Modo Livre」(CD、日本盤)です。他にも、アメリカのジャズ・フュージョンのピアニスト、ジョー・サンプルが1979年に発表した「渚にて」のCD(こちらも日本盤)が、280円という、破格の安さで売られていたので、こちらも購入。「Modo Livre」が780円でしたのであわせて1,060円、また、ちょうど合計1000円以上で100円割引きとなるキャンペーンのチケットを持っていたのでこれを使い、960円でこれら二枚のCDを入手しました(「渚にて」のLPについては以前、記事にしたことがあります。興味のある方はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-08-23

イヴァン・リンスについては30枚程のLP、CDを所有していますが、このCDについては、彼の通算4枚目となるアルバムで、RCA移籍後のファーストとなる初期の代表作として特に評判が高いものであることは知っていたものの、(恥ずかしながら)これまで聴いたことはありませんでした。収録されている曲の殆どは、これまで彼のベスト盤やリメイクで聴いたことのあるものばかりでしたが、こうして一枚のアルバムで聴くと、アルバムトータルとしての素晴らしさに圧倒されます。45年前のポップス・アルバムながらメロディラインやアレンジ、どれをとっても色あせることはなく、今でも新鮮さに溢れたその音楽は、まさしく「名作」の名に恥じないものかと思います。

慌てて、自分の所有している彼のCDをチェックしたのですが、何枚かのベスト盤以外では、通算6枚目となる1977年の「Somos Todos Iguais Nesta Noite」以降の作品を持っているようです。数あるMPBの中でも彼の作品(歌声)は、いわゆるサウダージ(saudade:ポルトガル語で郷愁、憧憬、思慕、切なさ、などの意味)に溢れたもので、どこか切なくそして郷愁をさそう、その曲調はまさしく私の好みです。

こうして、私は久しぶりにイヴァン・リンスの音楽を堪能しました。また一つ、私の宝物が増えました。本当に素晴らしいアルバムだと思います。

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イヴァン・リンス「Modo Livre」。ちなみにこのアルバムの内容については以下のブログの記事が大変、参考になります。興味のある方は訪れてみて下さい(こちらですが、私が勝手に紹介しています。もし問題ありましたら連絡下さい。すぐに削除します)。
「週休二日」Modo Livre / Ivan Lins
 →https://petersen.exblog.jp/12010779/


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