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先週末、出久根達郎の「佃島ふたり書房」を読み終えました [本を読んでいる]

先週末の土曜日の夜、自室で出久根達郎の「佃島ふたり書房」(講談社文庫)を読み終えました。この本は以前、横浜関内の古本屋で購入した安原顕氏が編集した「私の好きなクラシック・レコード・ベスト3」(リテレール・ブックス)に載っていた出久根達郎氏の文章に興味を持ち(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-05-27、彼の作品を読んでみようと図書館から借りてきたものです。この小説は、

佃の渡しが消えた東京五輪の年、男は佃島の古書店「ふたり書房」を立ち去った。大逆事件の明治末から高度成長で大変貌をとげる昭和39年まで移ろいゆく東京の下町を背景に庶民の哀歓を描く感動長篇。生年月日がまったく同じ2人の少年が奉公先で知り合い、男の友情を育んでいく。第108回直木賞受賞作品。
(以上、Amazonでの「商品の説明」の引用です。)

でして、古本屋、そして古本を巡る市井の人々の人情話です。

私にとって、小説を読むのは昨年9月に読んだ甘耀明の「冬将軍が来た夏」以来(この本を読んだ時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2018-09-21、約8カ月ぶりとなります。久しぶりの小説とあって、果たしてきちんと読めるかどうか、ちょっと自信がなかったのですが、(この小説は)直木賞受賞作品ということもあってか、とても読みやすく、すんなりと読了することができました。

本、特に小説を読むには、(私にとっては)それなりの力が必要となります。これから少しずつ、また小説を読み続けて行こうと思った次第です。

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出久根達郎「佃島ふたり書房」(講談社文庫)


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