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十年ぶりにリビングダイニングルームのテレビを買い替えて感じたこと [考えている]

前の記事に書いたように、10年ぶりに自宅一階のリビングダイニングルームのテレビを最新機種に買い替えたのですが、こうして新しいテレビを使うようになって感じたことがあります。

それは、(今更ながらではありますが)テレビがテレビ番組を観るためだけのものではなくなっていることです。以前のテレビでもYoutubeを観たり、Chromecastを使ってスマートフォンやタブレットの画面をミラーリングしてインターネットによる動画配信サービスの映像を楽しんでいたのですが、それはあくまでも副次的な使い方(機能)に留まっていました。

新しいテレビは違います。NETFLIXやAbema TVといったインターネットによる動画配信サービスはすぐに楽しめるよう、リモコンには専用のボタンがついていますし、AndroidTVになったことが大きく関係しているのでしょうが、例えば「Rakuten NBA」といったその他の動画配信サービスも専用のアプリケーションをテレビ本体にインストールして、簡単にアクセスして楽しむことができます。もっと言えば、別に動画配信サービスに限らず、他の色々なグーグルテレビアプリをインストールして利用することも当然可能です。

感覚的には、みんなで一緒に楽しめるように用意された、とても大きな画面を持った据え置きのタブレットといった感じでしょうか。以前のテレビ受信専用機と違って、使い方の自由度がユーザに大きく任されていて、用途に応じて自分の嗜好に応じた設定が可能です(逆にうまく使いこなそうとすると、ユーザ自身がきちんとそれぞれ詳細に設定する必要があります)。もしかしたら、近い将来、「テレビ」という言葉もいずれ死語になるのかもしれません。

また、こうして買い替えたテレビですが、以前のようにブルーレイレコーダーは接続しておらす、録画用に6TBのハードディスクを繋いで使っています。インターネット動画配信サービスの普及によって、これまでのように、せっせと好きな映画を録画してブルーレイディスクに焼いたりといった作業はほとんど行わなくなりました。まさしく映像メディアそのものが大きく変わったことを実感します。

こうした使い方を支えているのが、自宅におけるネット接続環境、特に接続スピードの向上です。自宅のテレビはすべて自宅二階のルーターにブリッジ接続された(2年程前に買い替えた)無線LANルーターを通じて接続されているのですが、4Kクラスの映像を観てもまったくコマ落ちしません。今後はさらに5Gの普及等によって接続スピードは上がり、インタラクティブなネットの世界が広がっていき、そしてまたテレビは、その位置づけが大きく変わっていくのでしょう。ちょっと楽しみです。

私のような、昔、アナログの電話回線にモデムを使ってパソコン通信をしていたような者にとっては、まさに隔世の感があります。今の若い人からは、何を今更、当たり前のことを言っているのかと馬鹿にされるのでしょうが、こうして新しくテレビを買い替えて、まさに実感した次第です。

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こちらが新しく買い替えたテレビのリモコン。色々なインターネット動画配信サービスへのアクセスボタンがリモコンの一番上部の目立つところにありますし、リモコン中央部にはグーグルアシスタント(音声入力)ボタンが配されているのが、今を感じさせます。ちなみに、テレビに向かって「OK Google」と言えば、電源オン・オフをはじめとする様々な多くの操作をリモコンを使わずに行うことができます。


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