ブランディーヌ・ヴェルレの弾くルイ・.クープランのクラブサン全集を入手しました [音楽を聴いている]
先日、自室でAmazonのサイトを見ていると、ブランディーヌ・ヴェルレ(Blandine Verlet 1942~2018年)の弾くルイ・クープラン(Louis Couperin, 1626年頃 - 1661年)のクラブサン全集(中古 CD5枚組)が破格の安値(5千円程)で出品されていました。この全集は、その稀少性から高額(2万円程度)で売られていることが多く、とても手が出ないとあきらめていたものです。
この全集の演奏はインターネット音楽配信サービス「Spotify」やYoutubeで気軽に聴くことができることから、私はこれまでそれで満足していたのですが、これだけ安く手に入るとなると話は別です。外箱やインナーの状態がとても悪いとのことですが、CDの再生自体には問題がないとの事でしたので、思い切って購入してみることにしました。
届いたCDは、確かに外箱やインナーの状態は非常に悪く、(どうも水に浸かってしまったしく)CDのライナーノーツに至っては、一部糊付けされたように固まってしまっていて、開くこともできません(泣)。それでもCDの方は無事のようです。ちょっと残念な気持ちになりながらも、やっと手に入れることができた、この全集をさっそく聴き始めました。
こちらが今回、私が入手したブランディーヌ・ヴェルレ「ルイ・.クープランのクラブサン全集」(CD5枚組)
前にも書きましたが、私は未だに大好きな音源は手元に持っておきたいと思ってしまう、今となっては古いタイプの人間です。配信で聴けるのであれば、それで良いのではというのは正論ながらも、やはり持っているレコードやCDで聴いたほうが、まじめに聴くというか(汗)、じっくりと聴き込むことができるような気がしてしまいます。
こうして聴き始めたルイ・.クープランのクラブサン曲集ですが、改めて曲、そして演奏の素晴らしさに驚嘆することとなりました。甥の大クープラン(フランソワ・クープラン)の典型的なロココ様式といっても過言ではないクラブサン曲も、もちろん素晴らしいのですが、ルイ・.クープランのクラブサン曲には、そうした様式や形という次元を超えた「純粋音楽」としての素晴らしさ、美しさを感じます。
そして自国物を得意とする、私の大好きな、フランス パリ出身のクラヴサン奏者、ブランディーヌ・ヴェルレの演奏はとてもエレガントで、かつ、それぞれの曲の本質を見事に表したものです。前にも書きましたが「完璧であり絶妙である」という表現しか思い浮かびません。
こうして私は、長年の夢でもあった、ブランディーヌ・ヴェルレの弾くルイ・.クープランのクラブサン全集を入手して、その演奏を楽しみました。これから永く、私はこれらのCDを何度も聴くことになるのでしょう。それは私にとって、何物にも代えがたい貴い音楽体験です。
こちらがYoutubeにアップされている「Louis Couperin - Pièces pour Clavecin + Presentation (recording of the Century : Blandine Verlet) 」
ちなみに、これまでブランディーヌ・ヴェルレについて私が書いた主な記事は以下の通りとなります。興味のある方は読んでみて下さい。
「仏Astreeは私の憧れのレーベルでした」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2010-08-22
「ブランディーヌ・ヴェルレの弾くクープラン作品集を聴きました」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2012-08-28
「今日の朝、録音していたラジオ番組を聴いていて、あることに気付きました」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-09-23
「ブランディーヌ・ヴェルレのクープランの新録音のCDを入手して聴いてみました」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-01-11
「ブランディーヌ・ヴェルレの訃報に接して…」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-01-23
「ブランディーヌ・ヴェルレの弾く、フローベルガーのチェンバロ曲集を聴きました」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-04-21
「追悼盤となるブランディーヌ・ヴェルレの「J.S.バッハ: チェンバロ作品集」を聴きました」
→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-06-19
「ブランディーヌ・ヴェルレの弾くF.クープラン全集を揃えました」
→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-09-26
この全集の演奏はインターネット音楽配信サービス「Spotify」やYoutubeで気軽に聴くことができることから、私はこれまでそれで満足していたのですが、これだけ安く手に入るとなると話は別です。外箱やインナーの状態がとても悪いとのことですが、CDの再生自体には問題がないとの事でしたので、思い切って購入してみることにしました。
届いたCDは、確かに外箱やインナーの状態は非常に悪く、(どうも水に浸かってしまったしく)CDのライナーノーツに至っては、一部糊付けされたように固まってしまっていて、開くこともできません(泣)。それでもCDの方は無事のようです。ちょっと残念な気持ちになりながらも、やっと手に入れることができた、この全集をさっそく聴き始めました。
こちらが今回、私が入手したブランディーヌ・ヴェルレ「ルイ・.クープランのクラブサン全集」(CD5枚組)
前にも書きましたが、私は未だに大好きな音源は手元に持っておきたいと思ってしまう、今となっては古いタイプの人間です。配信で聴けるのであれば、それで良いのではというのは正論ながらも、やはり持っているレコードやCDで聴いたほうが、まじめに聴くというか(汗)、じっくりと聴き込むことができるような気がしてしまいます。
こうして聴き始めたルイ・.クープランのクラブサン曲集ですが、改めて曲、そして演奏の素晴らしさに驚嘆することとなりました。甥の大クープラン(フランソワ・クープラン)の典型的なロココ様式といっても過言ではないクラブサン曲も、もちろん素晴らしいのですが、ルイ・.クープランのクラブサン曲には、そうした様式や形という次元を超えた「純粋音楽」としての素晴らしさ、美しさを感じます。
そして自国物を得意とする、私の大好きな、フランス パリ出身のクラヴサン奏者、ブランディーヌ・ヴェルレの演奏はとてもエレガントで、かつ、それぞれの曲の本質を見事に表したものです。前にも書きましたが「完璧であり絶妙である」という表現しか思い浮かびません。
こうして私は、長年の夢でもあった、ブランディーヌ・ヴェルレの弾くルイ・.クープランのクラブサン全集を入手して、その演奏を楽しみました。これから永く、私はこれらのCDを何度も聴くことになるのでしょう。それは私にとって、何物にも代えがたい貴い音楽体験です。
こちらがYoutubeにアップされている「Louis Couperin - Pièces pour Clavecin + Presentation (recording of the Century : Blandine Verlet) 」
ちなみに、これまでブランディーヌ・ヴェルレについて私が書いた主な記事は以下の通りとなります。興味のある方は読んでみて下さい。
「仏Astreeは私の憧れのレーベルでした」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2010-08-22
「ブランディーヌ・ヴェルレの弾くクープラン作品集を聴きました」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2012-08-28
「今日の朝、録音していたラジオ番組を聴いていて、あることに気付きました」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2016-09-23
「ブランディーヌ・ヴェルレのクープランの新録音のCDを入手して聴いてみました」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-01-11
「ブランディーヌ・ヴェルレの訃報に接して…」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-01-23
「ブランディーヌ・ヴェルレの弾く、フローベルガーのチェンバロ曲集を聴きました」
→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2019-04-21
「追悼盤となるブランディーヌ・ヴェルレの「J.S.バッハ: チェンバロ作品集」を聴きました」
→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-06-19
「ブランディーヌ・ヴェルレの弾くF.クープラン全集を揃えました」
→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-09-26