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魚豊の青年漫画「チ。‐地球の運動について‐」を読みました [漫画を読んでいる]

先日、職場の地下1階のTSUTAYAで魚豊の青年漫画「チ。‐地球の運動について‐」を借りて読みました。この漫画は9月25日の日本経済新聞「NIKKEI プラス1」で「歴史上の人物や出来事を題材にしたマンガ」のお勧め第一位として紹介されていて、興味を持ち、読んでみたいと思っていたものです。内容は、

15世紀前半のヨーロッパのP王国では、C教という宗教が中心となっていた。地動説は、その教義に反く考え方であり、研究するだけでも拷問を受けたり、火あぶりに処せられたりしていた。その時代を生きる主人公・ラファウは、12歳で大学に入学し、神学を専攻する予定の神童であった。しかし、ある日、地動説を研究していたフベルトに出会ったことで地動説の美しさに魅入られ、命を賭けた地動説の研究が始まる。
(以上「Wikipedia」の解説文「あらすじ」からの引用です)

といったもので、「真理を追い求め、信念を貫こうとする登場人物たちの物語」(以上、9月25日付日本経済新聞「NIKKEI プラス1」の記事から引用です)です。記事にも書かれていたのですが、これら登場人物たちの真理への欲求とそれを伝え、受け継いでいこうとする熱量には圧倒されます。何といえば良いのか、物語自体が持つ緊張感が半端なく、その内容も刺激的で、思わず読み進めてしまいます。Wikipediaによると「2021年9月に単行本第5巻の発売をもって、シリーズ累計部数が100万部を突破」したとのことですが、さもありなんと思います。

このマンガは現在、「ビッグコミックスピリッツ」(小学館)に連載中でして、私が読んだのは最新刊となる単行本の第5巻までなのですが、まったく先の読めない展開に、一体、これからどうなるんだろうと、続きを読みたくてたまらないです。もし、読んでいないようでしたら、是非一読をお勧めします。最近読んだマンガの中でも、私は特に面白いと思いました。

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魚豊「チ。―地球の運動について(5)」(小学館)


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