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今年になってからも、ちょくちょく中古レコード・CDを入手しています(2) [音楽を聴いている]

前回に引き続き、今年になって入手した中古レコード・CDの中から、印象に残ったものを紹介したいと思います。こちらもかなり前になるのですが、横浜駅周辺を一人で散策した際に立ち寄った中古レコード・CDショップ「ディスクユニオン横浜西口店」で見つけ、米オリジナル盤にも関わらず、余りに安い(なんと、380円!)のに吃驚して、つい購入してしまった中古レコードが、フランスのジャズ・ヴァイオリニスト、ジャン=リュック・ポンティ(Jean-Luc Ponty 1942年~)の1978年12月のライブ演奏を収めたアルバム「Jean-Luc Ponty:Live」です。

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ジャン=リュック・ポンティ「Jean-Luc Ponty:Live」

私にとってジャン=リュック・ポンティは、少し特別なジャズ・ヴァイオリニストです。もう40年ほど前、私が東京で大学浪人生活を送っていたころ、たしか、今は亡き新宿のジャズ喫茶「ビザール」だったかと思うのですが、初めて彼のジャズ・ヴァイオリンを聴きました。その時の演奏は、かなりアヴァンギャルドなフリージャズでして、ジャズ・ヴァイオリンをこれまで知らなかった私に鮮烈な印象を残しました。

彼の名前はしっかりと私の頭に焼き付いていたものの、なかなか彼の音楽に触れることがないまま(一度か二度、ジャズ喫茶店で聴いたくらい)長い月日が経って、こうしてばったりと中古レコード店で彼のレコードを見つけてしまったという訳です。

さっそく、聴いてみたのですが、いわゆるハード・フュージョンロックといった感じですね。私がジャズ喫茶店で最初に聴いた彼の音楽とはかなり音楽スタイルが違っています。とはいえ、これはこれでカッコいいッス。調べてみると、このライブ盤はかなり評判が良かったようで、今でも愛聴している方が多いようです。実際、ライブの盛り上がり方も熱狂的です。

こうして、私は久しぶりに彼の音楽をじっくりと楽しみました。と言いながら、私が彼をはじめて知った、あのフリージャズ感満載のレコードを、何とかしてもう一度、聴いてみたいという思いに駆られたことも事実です。1960年代後半から1970年代前半あたりに発表されたレコードではないかと思われます。機会を見つけてじっくりと探してみたいと思います。


こちらはYoutubeにアップされている「Jean-Luc Ponty - Mirage」。1982年のモントルージャズフェスティバルでのライブ映像です。記事で紹介した「Jean-Luc Ponty:Live」にも、この曲は収録されています。


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