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今年になってからも、ちょくちょく中古レコード・CDを入手しています(1) [音楽を聴いている]

最近は、あまり記事をアップしていませんが、今年になってからもちょくちょく中古レコード・CDショップに行っては、気になるものを安価で入手しています。今回は、その中で特に印象深かったものを紹介したいと思います。

かなり以前の話になりますが、横浜 関内の中古レコード・CDショップ「ディスクユニオン 横浜関内店/関内ジャズ館」に立ち寄った時に、680円という安さにつられて、つい購入してしまった中古CDが、1994年に録音された米国出身のアルトサックス奏者フィル・ウッズ(Phil Woods 1931~2015年)率いるクインテットによるジャズアルバム「Souvenirs」(米オリジナル盤)です。

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フィル・ウッズ「Souvenirs」。なかなか洒落たジャケットデザインです。

私はこれまで何度かフィル・ウッズの演奏を紹介していますが、彼の演奏は、どれを聴いても素晴らしいものばかりです。この「Souvenirs」も例外ではなく、彼らしい見事なアドリブを楽しむことができます。加えて彼の音は本当に丸みを帯びた太いものでして、歌心に溢れており、とても魅力的です。このCD、あまり知られていないようですが名盤といって良いのではないでしょうか。もし聴いていらっしゃらないようでしたら、是非一度、インターネット音楽配信サービス等で聴いてみて下さい。

実は、この日、私はもう一枚、中古CDを一緒に購入しました。それはタンゴの神様、ピアソラ(Astor Piazzolla 1921~1992年)と、同じくアルゼンチンのタンゴ歌手、ロベルト・ゴジェネチェ(Roberto Goyeneche 1926~1994年)の、1982年における共演ライブ盤(国内盤)です(こたらも、値段は忘れましたが、とても安く手に入れた記憶があります)。期待して聴いてみたたのですが、不思議なことに、何故かグッとくるというか、心に響くものがありませんでした。このライブが行われた時、アルゼンチンはちょうどフォークランド紛争の最中だったことも演奏に影響を与えているのかも知れません。残念です。また日を改めてもう一度、聴き直してみようと思います。

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「ピアソラ=ゴシェネチェ・ライヴ 1982」

今日、ご紹介するCDは以上の二枚です。どちらも、元々私の好きな演奏家のものばかりですね。歳をとったせいか、最近は冒険をしなくなってきているような気もします。この記事を書きながら、これからは、もっと自身のレパートリーを拡げるよう努力してみようと思った次第です。

ちなみに、これまでフィル・ウッズについて書いた記事は以下のものとなります。興味のある方は是非、読んでみてください。
「二泊三日で郡山と仙台に出張しました(2)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-03
「最近は聴いてて元気になるジャズアルバムを聴いています」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-06-10
「先月の金沢出張時に入手した中古レコードについて」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2023-02-21

また、これまでアストル・ピアソラについて書いた記事は以下のものとなります。こちらも興味のある方は是非、読んでみて下さい。
「ピアソラ、そしてミルバとの共演ライブ「エル・タンゴ」について」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2016-04-04
「ミルバとピアソラによる1988年、東京でのライブCDをやっと手に入れました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2017-12-16
「アストル・ピアソラとゲイリー・バートンのライブCDを手に入れました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2018-06-22
「昨夜、自室でアストル・ピアソラの最後のアルバムである「現実との57分間」を聴きました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-23-1
「ピアソラ自身が最良の録音として挙げた「ラ・カモーラ:情熱的挑発の孤独」について」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-12-26


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