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ヒラリー・ハーンの新譜「ヒラリー・ハーン・プレイズ・バッハ」を聴いて [音楽を聴いている]

アメリカのヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーン(Hilary Hahn 1979年~)が、20年ぶりに録音したバッハの無伴奏作品(ソナタ第1番&第2番、パルティータ第3番)がインターネット音楽配信サービス「Spotify」で配信されていることを知り、さっそくダウンロードして聴いてみました。

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ヒラリー・ハーン「ヒラリー・ハーン・プレイズ・バッハ」

私にとっては、久しぶりのモダンヴァイオリンによるバッハの無伴奏作品の演奏ということで、とても期待していたのですが、何と言うか、余りに一本調子の演奏に感じられて、次第に聴くのが辛くなってしまいました(泣)。正直に申し上げると、機械が弾いているような、そんな印象を受けます。もう、私の耳が衰えてしまっているということなのでしょうか? 

モダンヴァイオリンによるバッハの無伴奏作品の演奏となると、ヘンリク・シェリング(Henryk Szeryng 1918~1988年)やヨハンナ・マルツィ(Johanna Martzy 1924~1979年)といったヴァイオリストの演奏の方が、遥かにしっくりきます。多分、私はもう年寄りなのでしょう。

私が音楽(演奏)に求めているのは人間らしさであり、情感です。今回のヒラリー・ハーンの演奏は私にとって、少し寂しい結果となりました。


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