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FMラジオ放送のエアチェックに、新たにバンドパスフィルターを使ってみました [ラジオを聴いている]

昨日の夜、NHK FMのクラシック番組「ベスト オブ クラシック」で、イスラエル人のヴァイオリン奏者、ギル・シャハム(Gil Shaham 1971年~)のバイオリン・リサイタルのライブ音源が放送されるというので、また、手持ちの機器を使ってフルデジタル録音をしてみました(前回、FM放送のフルデジタル録音を初めて試みた時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-10-10

クライスラー作曲「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」
ウィーラー作曲「バイオリン・ソナタ 第2番「歌うトルコ人」」
ドルマン作曲「バイオリン・ソナタ 第3番「ニグン」」
バッハ作曲「無伴奏バイオリン・パルティータ 第3番ホ長調 BWV1006」
フランク作曲「バイオリン・ソナタ イ長調」
サラサーテ作曲「カルメン幻想曲 作品25から」
ギル・シャハム(バイオリン)、江口玲(ピアノ)
2018年6月24日 東京・紀尾井ホールで収録

前回同様、FPGA基板を用いたフルデジタルFMステレオチューナーとPCMレコーダー(SONY PCM-D50)を光デジタルケーブルで接続して録音したのですが、今回、新たに試したのがFM用のバンドパスフィルターです。これはTVアンテナ端子(私の場合、ドコモ光のテレビオプションに契約しているのでFM放送もTVアンテナ端子から受信することができます)とチューナの間に挟んで使うものでして、FM帯域だけを通過させ、FM波よりも周波数の高い強力なテレビ電波や、低い制御用の電波をカット(減衰)してしまうことで更に受信環境を良くしようというものです。

今回、こうした方策を講じたのは、あるブログ(「スピード狂の自作マニア」)で「どんな高級FMチューナーも良い受信環境があってこそ」という記事https://oyajiroadrider.blogspot.com/2017/11/better-antenna-is-better-sound.htmlを読んだことがきっかけとなりました。このブログの作者は、これまで色々とFM放送の受信環境を良くすべく、色々な対策を講じている方でして、とても参考になります(今回、勝手にブログと記事を紹介させていただいていますが、もし、問題がありましたらご連絡下さい。すぐに削除します)

さっそく、私も倣って、大進無線のHPから同じバンドパスフィルター(型番「DRF-FM RADIO FJ」)を購入し(送料込で7千円程度)、使う機会を伺っていたという訳です。同時に「スピード狂の自作マニア」さんは効果が不明だったという、空いているテレビ端子に終端抵抗設置もとりつけました。

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今回、購入した大進無線のバンドパスフィルター(型番「DRF-FM RADIO FJ」)。これは76〜90MHz対応のものですが、他にワイドFM(76〜100MHz)に対応した「DRF-FM RADIO-W-FJ」という製品もあります。ワイドFM放送のエアチェックをする方はこちらの方が良いかと思います。

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詳しい仕様書とケーブルも一緒に同梱されていました。さすがアマチュア無線のアンテナ系パーツ屋さんだけのことはあります。信頼できるショップのようです。

バンドパスフィルターの効果の程ですが、私の場合、はっきりと分かるものではものではありませんでした(苦笑)。とはいえ、本当に素晴らしい音質で録音ができています。何と言えば良いのか、安心感はありますね。多分、私の場合、ドコモ光から自宅に供給されているFM波自体がそんなに悪いものではないようです。とはいえ、いつ何時、電波の質が悪化するか分かりませんので、こういう対策を予め講じておくのは良策かと思います。

一応、これで私のFMラジオ放送のエアチェック機材、方法もほぼ完璧なものとなりました。ただ、一つだけどうしても解決できなかった問題は、タイマーを使ってのフルデジタル録音ができないことです(私の使っているPCMレコーダーにはタイマーを使った録音には対応していません)。ですので、普段は、このバンドパスフィルターを経由して、タイマー録音に対応しているソニーのポータブルラジオレコーダー「 ICZ-R51」を使ってMP3形式での録音を行い、今回のような(私にとって)大事な音源が放送される時は、同じくこのバンドパスフィルター経由で、フルデジタルFMステレオチューナーとPCMレコーダーを使い、(手動で)フルデジタル録音(48kHz/24bit)をするという風に、エアチェックの方法を使い分けています。

また機材や配線等、ごちゃごちゃして見栄えが悪いことから、100円ショップで買った蓋つきのケースに録音機材を入れるようにしました。ケースの横部分と蓋の間にちょうど上手くスペースがあるので、ここにアンテナケーブルや電源ケーブルを通して、すっきりと収めることができました。これで家内からも文句を言われる事はないでしょう(と思っていたら、先ほど、家内から電話があり「何、あれ、邪魔なんだけど!」と言われてしまいました。トホホッ…泣)。

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こちらが収納ケースとその中の様子。普段はPCMレコーダーの代わりにポータブルラジオレコーダーが入っています。

以上、私のFMラジオ放送のエアチェック方法、機材についてでした。さあ、これから(前にも増して)思う存分、FM放送のエアチェックを楽しみたいと思います。少しワクワクしています。あっ、まずは録音機材を置く場所をなんとかしなくっちゃ…(爆)


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