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12月に入り二週続けて、週末に行われた家族や知人のコンサートに行きました [演奏会ノート]

12月に入り、二週続けて週末に、家族や知人の開いたコンサートに行きました。12月最初の日曜日は、姉が千葉県、浦安音楽ホールで行ったコンサートがあり、家内、長女と一緒に行きました。東京藝大を卒業後もピアノを続けながら、最近ではチェンバロも勉強している姉はバッハやヘンデルのトリオソナタやヴァイオリン曲の伴奏、ソロでショパンの「舟歌」を演奏しました。

今年の11月に待望の孫(女の子、私にとっては大姪にあたります)が産まれ、色々な意味で姉は人生の収穫の時期を迎えているような気がします。不肖の弟ながら、姉の人生が実り豊かなものになることを祈って止みません。この日の演奏は、色々とミスタッチ等も目立ちましたが、まあ、何とか無事に終わり、私をホッとさせました。九州の実家からは母、そして東京、町田に住む叔母や大井町に住む叔従母も駆けつけてくれて、久しぶりの再会を喜び合いました。

そして、この週末の日曜には、ヴァイオリンを弾く知人のお嬢様のコンサートが横浜、山手の教会で開かれ、家内と二人で伺いました。こちらはクラシックの有名曲を、2台のヴァイオリンとチェロ、ソプラノが曲に応じて構成を替えながらの演奏でした。知人のお嬢様は私の長女と、幼稚園時代からとても仲良くして頂き、彼女がヴァイオリンを習っているのを知った次女がヴァイオリンを習い始めるきっかけになったという縁もあります。

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こちらがコンサートが開かれた山手ロイストン教会。

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こちらはコンサート開始前の様子。プロテスタントの教会とのことでしたが、とても素敵な教会でした。

この日はコンサートの後、知人夫婦と私達夫婦で中区麦田町のイタリアンレストラン「長靴をはいた猫」で会食し、思い出話に花を咲かせました。昔からの知人との食事はとても楽しかったです。

知人のお嬢様は東京音大を卒業後、今は一般企業に勤めながらも、ヴァイオリンを続けています。姉のコンサートも13回目、知人のお嬢様のコンサートも今回で14回目を迎えたとのこと。こうしてきちんと続けているところが立派だなあと感心します。これこそ音楽に対する愛情の深さの証かと思います。

ちなみに話は戻りますが、姉が開いたコンサートでトリオで演奏されたヘンデルのトリオソナタ 作品2-1は私の大好きな曲です。さっそくその日は家に帰ってから、音楽配信サービスの「Spotify」でオリジナル楽器による演奏を再度楽しみました。典雅で哀愁を帯びた曲調が素晴らしいですね。ヘンデルはコレッリの影響を強く受けたと聞いていますが(一方、バッハはヴィヴァルディの影響を強く受けています)、この曲などはコレッリの曲だと言われても通用しそうです。

また、知人のお嬢さんのコンサートでは「カッチーニのアヴェ・マリア」が演奏されました。この曲はイタリア・ルネサンス音楽末期、バロック音楽初期の作曲家であるジュリオ・カッチーニ(Giulio Caccini 1545~1618年)の名前が冠されていますが、実際はソビエトの音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフ(Vladimir Vavilov 1925-73年)によって1970年頃に作曲された歌曲です。とはいえ、とても美しい曲です。


こちらはYoutubeにアップされているエリーナ・ガランチャ(Elīna Garanča 1976年~)による「カッチーニのアヴェ・マリア」

こうして、私は二つのコンサートをのんびりと楽しみました。姉のコンサートは発表会、かたや知人のお嬢様のコンサートはサロン・コンサートの趣きでしたが、どちらも私にとっては印象深いものとなりました。


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