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新聞記事でレオナルド・クレモニーニの絵を知りました [絵画を鑑賞している]

この記事は自身の備忘録的なものとなります。今日の朝、自宅で日本経済新聞の朝刊を読んでいると、文化欄の「画家のまなざし 十選」で、イタリア、ボローニャ出身の画家、レオナルド・クレモニーニ(Leonardo Cremonini 1925~2010年)の「Frame Barrier」が紹介されていました。

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レオナルド・クレモニーニ「Frame Barrier」(1980~82年)

恥ずかしながら、私はこの画家のことを今日、初めて知りました。紹介した画家、齋藤芽生氏は、

クレモニーニの絵画のほとんどは菓子のような甘い色彩で描かれているが、甘いだけではない張り詰めた空気がある。恐怖映画の画面が、事件の手前でゆっくり部屋の奥に侵入していくときの感覚。
(以上、2020年4月1日日本経済新聞朝刊記事「画家のまなざし 十選」の齋藤芽生氏の文章からの引用です)

と評していますが、まさにその通りでして、現代的な悪意(狂気)を古典的な構図法で捉えた、その画風に、私の目は朝から釘付けとなりました。自宅に飾りたいとは思いませんが(汗)、なんとも印象的な絵です。素晴らしいです。

この「画家のまなざし 十選」は、とても興味深く、面白い連載記事(何と言っても齋藤芽生氏の解説が素晴らしい)でして、ぜひ皆さんも読んでみて頂けたらと思います。こうして私はレオナルド・クレモニーニという画家を知ることができました。ありがとうございました。


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