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暇にあかせてレコードの洗浄作業を行いました [音楽を聴いている]

先日、レコードプレーヤーを入れ替えてから(その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-04-13、また手持ちのレコードを聴くようになりました。しかしながら横浜の自宅にあるレコードは状態のあまり良くない中古レコードばかりで、汚れやほこり、そして静電気によるパチパチ、ブツッという音に始終悩まされます。そこで今回、思い切ってレコード洗浄してみることにしました。

ネットで検索すると、色々なレコードの洗浄方法が紹介されていて、はたしてどの方法が良いのか迷ったのですが、ケルヒャーの窓用バキュームクリーナーを使った方法が良さそうだったので、これを試してみることにしました。参考にしたYoutubeの動画はこちらです。


こちらがYoutubeにアップされている動画「レコードクリーニングマシーンに匹敵?ケルヒャーWV75を使用したレコードクリーニング」

この動画で紹介されているように、まずはエタノールと精製水を1:3の割合で混ぜ、(フィルム用水切液・印画紙用仕上液である)ドライウェルを数滴たらして洗浄水を作ります。それをレコードに霧吹きでまんべんなくかけ、暫く置いたのちに、歯ブラシ(極細細毛のデンターシステマ)を利用した自作のブラシでレコードの溝に沿ってブラッシング、その後ケルヒャーの窓用バキュームクリーナー、WV75を使って一気に洗浄水を吸い取り、最後に静電気除去ブラシで残ったほこりがあれば落とします。

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こちらが(フィルム用水切液・印画紙用仕上液「ドライウェル」。オンラインショップですと350円程で購入できます。

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そして、こちらが自作のレコード用洗浄ブラシ。デンターシステマの極細細毛なら、レコードの溝の中に入り込み、傷つけずに(中に入った)ホコリをかきだすことができるそうです。

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そして、こちらがケルヒャーの窓用バキュームクリーナー「WV75」。レコード洗浄には、付属の17cmの小さめのワイパーヘッドを使ったほうが便利です。私はネットオークションで新品未使用のものを(送料込みで)4,500円程で入手しました。

この洗浄方法の効果はまさしく絶大で、私を驚かせました。これまで気になっていた(レコード再生時の)パチパチ、ブツッという音がほとんど無くなりました。これまで40年近く、レコードスプレーや色々な(乾式・湿式の)クリーナを試しても、なかなかホコリやゴミが取れず苦労してきた日々は一体、何だったのだろうと茫然とするほどです。

ドライウェルと静電気除去ブラシはカメラ量販店のオンラインショップ、ケルヒャーの窓用バキュームクリーナーはネットオークションで入手、洗浄液をレコードに吹きかける際のラベルの保護には(これもオンラインショップで購入した)ナガオカのレコードラベル保護プロテクター(CLP01)を利用しました。今、(コロナ禍のせいで)一番入手が難しいのはエタノールかもしれません。普段ですと(精製水と同様)薬局で普通に売られているのですが、今はどのお店も売り切れとなっています。私の場合、家に備蓄していたものがあったのでラッキーでした。

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こちらがナガオカのレコードラベル保護プロテクター(CLP01)。値段は2,500円程度とけっこう高いです(涙)。これは水道水等で丸洗いする際には便利ですが、(霧吹きでかける場合は)ラベルの保護さえできれば良いので、他のもの(例えば小さな鍋の蓋など)で代用できるかと思います。

最初は、この洗浄液を作るのが面倒だったので、ほかのサイトで紹介されていた台所用の中性洗剤を使って丸ごと洗浄する方法を試してみたのですが、こちらは(歯ブラシで丹念に擦っても)あまり洗浄効果は得られず、失敗に終わりました。このエタノール、精製水、ドライウェルの混合液の方がはるかに良いです。

これで、自宅の中古レコードが見事に蘇りました。これからは、せっせとこれらの中古レコードを(この方法で)洗浄して、ノイズのない音で存分にレコードを楽しもうと、今からワクワクしています。中古レコード屋にも行って、また中古レコードを買いたいなあ… 私のレコード熱がまた、ぶり返すことになりそうです(わくわく)。


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