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南アルプス市まで妻と二人でドライブを楽しみました [車に乗っている]

私事ながら、10月下旬から色々と忙しくて、ブログの更新がすっかり遅れてしまっています。記事にしたいことは山ほどあるので、徐々にアップしていきたいと考えています。何卒、宜しくお願いいたします。

10月29日の金曜日に、私は休暇を取り、雲一つない快晴の下、妻と二人で山梨県南アルプス市まで車を走らせました。向かったのは道の駅しらね農産物直売所です。以前、とあるテレビ番組で山梨県のぶどう事情を知り、行ってみたくなったのです。

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こちらが道の駅しらね農産物直売所

昼過ぎに目指す直売所に到着、ゆっくり店内をチェックして、お目当てのシャインマスカット(季節的にこれが最期くらいとのことでした)や柿などを購入した後、直売所近くの蕎麦屋で少し遅めの昼食を済ませると、さて、これからどーしようか、何もプランを立てていないことに気付きました(汗)。慌ててインターネットで南アルプス市の観光サイトをチェックしてみると、どうも夜叉神峠というところが景色も良く、ドライブに良さそうだったので、とりあえず向かってみることにしました。

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こちらが道の駅しらね農産物直売所近くにある、私たちが昼食をとったお蕎麦屋さん

細く、くねくねとした道路を何とか上り、その先、自動車で進むことは不可能(ゲートが閉まっている)なところまで来ました。不安を覚えつつも車から降りて、ゲートにいた係員の方に話を聞いてみると、ここは夜叉神トンネル東側にあたり、この先はマイカー規制区間となっており、許可された車両を除き自動車で先に進むことは不可能とのこと。何も知らずに来た私たちが途方に暮れていると、その方は、近くのバス停(夜叉神峠入口)付近から登山道があり、一時間近くで夜叉神峠まで登ることができることを教えてくれました。私たちはスニーカーに軽装といった格好でしたので、少し不安だったのですが、アドバイスに従って登ってみることにしました。

登山道の入り口から、かなりの急勾配が続きます。係員の方は「最初はキツイけど、そのうち道も平坦になるから」と言っていたのですが、一向になだらかになる気配がありません。スイスイと登る妻と対照的に私の足取りはどんどん重く、ゆっくりとなってきます(汗)。妻と私の距離がもう100m近くにまで拡がり、かなり先を行く妻からの「大丈夫?」との声かけに、なんとか「うん」と応えるのが精一杯な感じになってきました。以前、記事にも書きましたが、私は5年半ほど前に大病を患い、そのせいで足の筋肉がかなり無くなってしまっています。登るのが本当に辛いです。周りの景色を味わう余裕もなく、ただただ足元を見ながら、流れ出る汗を拭いながら必死に登ります。

結局、道は殆どなだらかになることも無く(おいおいっ)、一時間半ほどの苦行の後、何とか夜叉神峠にたどり着きました。標高は1770m、私たち以外、誰も居ない峠(山小屋は閉まっていました)から見える南アルプスの山並みは本当に美しく、静かです。暫く景色を楽しんだりしたものの、登り始めたのが午後2時過ぎからでしたので既に3時を過ぎています、早く下りないと暗くなってしまいます。

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こちらが夜叉神峠から眺めた南アルプスの山並み

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夜叉神峠の標識と、そのそばで寛ぐ妻。今回、彼女の健脚ぶりには本当に驚かされました。

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夜叉神峠にある石の祠とその解説(写真を左クリックして頂ければ拡大して見ることができます)。二人できちんとお参りしました。

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こちらも、夜叉神峠近くにあった仏様。こちらにもお祈りしました。

慌てて二人で今度は登山道を降り始めました。下りだから楽かもという淡い期待はすぐに失せ、滑らないように慎重に降ります。健脚な妻との差がまた拡がり始めました。木々の中にサルの姿をあちこちで観ますし、看板などでは熊にも注意が必要ということで、かなり不安が増してきます。

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峠からの下山中の風景。遠くに甲府盆地の街並みを望むことができます。

どうにか4時過ぎに夜叉神峠入口のバス停のところまで戻ってきました。元気な妻は「楽しかったねー」などと言っていますが、私の方はそれどころではありません(マジに)。ほうほうの体で車に乗り込み、妻に笑われながらも、なんとか帰路に着きました。

いやー、今回は(自身のせいとは言え)とんだ目に会いました。妻とは違い、楽しかったとは未だに言えないですね(苦笑)。ただ、忘れられない思い出になったことは事実です。実は11月23日には会社の二組の友人夫婦らと一緒に高尾山に登ることになっているのですが、急に不安になってきました(正直、行きたい気分が半分、辞めたい気分が半分といったところです。トホホ…)。なんとか、皆の足手まといにならないよう、頑張りたいと思います(泣)。


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