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エチオピアの修道女であり女流ピアニストでもあるエマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルーの演奏を聴きました [音楽を聴いている]

先日、ふとしたきっかけで、エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルー(Emahoy Tsegué-Maryam Guèbrou 1923年~)というエチオピアの、修道女でありピアニストである女性のことを知り、さっそくYoutubeで演奏を聴いてみることにしました。彼女は、

1923年にアディスアベバに生まれた彼女は、幼少期をスイスとエジプトの音楽学校で学び、クラシックの教育を受けたが、41年にエチオピアがイタリア占領から解放されると、祖国に戻った彼女は伝統的な宗教音楽の魅力を再発見し、エチオピア正教会の修道女となった。(中略)彼女は84年に正教の聖地イスラエルに移住し、今も現役で演奏しているという。(以上「Amazon」におけるCD「Ethiopiques Vol.21」におけるボルゾイ氏によるカスタマーレビューからの引用です。)

とのことです。

聴いてみると、これまで、あまり聴いたこともないような独特の音楽世界に驚かされました。彼女の音楽はアフリカの教会音楽にエリック・サティをはじめとする西洋クラシックの要素を加えたものと評されているようですが、エチオピア特有のオリエンタリズムが充満したメロディはジャズっぽく、そしてブルージーなもので、何とも言えない味があります。

彼女の音楽は部屋で流しっぱなしにしても、気にならないというか、自然と耳に入ってくるような感じで聴きやすいものです(そういう意味で、彼女の音楽をアンビエントともポスト・クラシカルと言う方もいるようです)。世界には色々な音楽があること、そして音楽が無限の可能性を持っていることを実感します。私にとって貴重な音楽体験となりました。


こちらはYoutubeにアップされている「Emahoy Tsegue Maryam Guebrou nonstop audio」


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