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やっと、以前書いた小説に改めて手を入れる作業を開始しました [小説を書いている]

昨年の3月に何とか書き上げ、とある新人賞に応募した処女作(原稿用紙250枚程度の小説、応募結果は一次選考にも残らないという結果でした)については、その後、もう一度きちんと手を入れようと思いながら、なかなか本格的な作業に入れずにいました。昨年、それまで住んでいたマンションを売却し、一戸建ての二世帯住宅を建てて新居での生活をスタートさせたり、今年に入って父が病に倒れ、亡くなったこと等、プライベートでバタバタとしていたせいもあるのですが、最大の理由は、私がこの小説を最終的にどのようにしたいか、(獏としたものにせよ)何らかのヴィジョンをこれまで持っていなかったからです。
ここにきて、この小説に手を入れようと思い立ったきっかけをくれたのは、大学時代のサークルの後輩からの一通のメールでした。文筆家の彼はその中で、自身の執筆状況等の近況を伝えながら、私の書いた小説をこのままにしておくのは勿体無いので、別の新人賞に応募するか、直接出版社に送って、見てもらえば良いのではとアドバイスをしてくれていました。そういえば、彼とはここのところ、ゆっくり話もしていなかったこともあったので「一度、直接会おう」という話にさっそくなり、先日、湯島で久しぶりに彼と会い、大学時代から通っている飲み屋で盃を重ねました。そしてその夜、彼と話をしているうちに、もう一度、あの小説にトライしてみようという気持ちが芽生え、そしてここ2週間程、この小説をことを考えた結果、自分なりの方向性のようなものも、ある程度、掴めてきたような気がします。
さて、いざ書くとなると、昼間は仕事でまた夜、飲む機会も多いため、ちょっとした自由な時間を見つけては、こちょこちょと書くこととなります。そこで、以前、小説を書くときに使っていたJornada720というハンドベルドWindowsCE機を持ち出してみたところ、なんと液晶の表示が不良(多分、フレキシブルケーブルの断線)で使えなくなっていました。(これまで大切にしていたものなので、実はかなりショック…)
何か、キーボードが付いた文章入力装置が必要ということで用意したのが、(これも古いものなのですが)パナソニックのCF-R5、レッツノートと名づけられたノートパソコンです。これは1kgを切るB5サイズの1スピンドルノートパソコンで、バッテリーの持ちも良く、普段持ち歩いてもそれほど負担とはなりません。このパソコンに縦書きが可能なフリーのエディターソフトである「Vertcial Editor」をインストール、広辞苑、Wikipedia等の辞書データもハードディスクに入れ、これもフリーの辞書ソフトである「EBwin」もインストールし、環境を整えました。
今、ウィトゲンシュタインの「論理哲学論考」を読んでいる最中なのですが、それと並行する形で、とりあえず何とか、この小説に手を入れていくことにします。後はどれだけうまく自由な時間を確保できるかですね。頑張ってみます。

CF-R5.jpg
写真はパナソニックのノートパソコン「CF-R5」、今はWindowsXPで動かしていますが、古い機種ながらWindows7でも動作するようですので、将来XPのサポートが切れるまでにはWindows7をインストールして、モバイルパソコンとして使いつづける予定です。

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