今頃になってエヴァ・キャシディを知りました

先日、オフィスで何の気なしにネットを見ていたところ、とあるブログでエヴァ・キャシディ（Eva Cassidy 1963 ～1996年）という歌手が紹介されていました。なんとなく気になって、CD（ベスト盤）を聴いてみました。そして、どうして今までこの歌手のことを知らなかったのか、後悔すると共に、今回、この歌声を聴くことができたことを感謝する気持ちで一杯になりました。

本当に素晴らしいですね。これまで女性ボーカルというと、ジャニス・イアンやジョニ・ミッチェル、リッキー・リー・ジョーンズ、ローラ・ニーロ、最近ではベス・ニールセン・チャップマンなどを聴いていたのですが、また一人、私にとって忘れることのできない、大切な歌手が増えました。

エヴァ・キャシディについてはYoutubeでもライブの画像が多くアップされています。声に存在感があるというか、矛盾するようですが、独特の透明感があって、本当に美しく、癒しの力をも持っています。とくに長く伸ばした声が最後に途切れるところに、なんとも言えない余韻が残ります。「Autumn Leaves」「Fields of Gold」などの歌唱は、簡単に外の景色を一変させます。本当にこの歌声に接することができて良かったです。今は一人でも多くの方にエヴァ・キャシディを知ってもらいたいと思うばかりです。是非一度聴いてみてください。


写真はエヴァ・キャシディ「The Best of Eva Cassidy」（CD）


こちらが1996年1月にジャズクラブ、ブルーズアレイで行われたライヴでの「Autumn Leaves」　このライブはCDにもなっています。マストアイテムですね。私はこの演奏を聴くと、何故か涙がでてしまいます。このライブの10ヶ月後、彼女は悪性の皮膚がんにより急逝します。もっともっと彼女の歌を、それも出来れば生で聴いてみたかったです。