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部下の御尊父の葬儀に出席するため日帰りで金沢を訪れ、そこで中古レコードを購入しました [旅をしている]

皆さま、新年明けましておめでとうございます。自身の備忘録として、読書や音楽鑑賞、旅行の記録等を中心に、私自身の日々の雑感を綴った、このブログもそろそろ七年目を迎えようとしています。どんな方が読んでくださっているのか、皆目見当もつきませんが、今後とも宜しくお願い致します。

さて、新年早々、昨年の話で恐縮なのですが、11月の下旬に部下の御尊父の葬儀に出席するため、日帰りで金沢を訪れました。私にとっては初めての北陸新幹線だったのですが、本当に早くて便利ですね。東京から3時間ほどで金沢に到着、午後からの葬儀に出席し、さて東京に戻ろうとすると、ちょうど三連休の最終日ということもあり、北陸新幹線は最終列車しか空席がありません。そのため、4~5時間ほどの空き時間ができたので、近江町市場を散策したり、お決まりの何軒かの中古レコードショップを覗いてみることにしました。

そのうちの一軒の中古レコードショップ(「レコードジャングル」)で見つけたLPが、「ヨウラ・ギュラーの芸術(The Art of Youra Guller)」(日本盤、帯つき)です。以前も書きましたが、私はこのピアニストの演奏が大好きで、遺した録音のほぼ全て所有しているのですが、このLPだけは持っていませんでした。後年発売されたCDは勿論持っているのですが、収録曲が一部異なっており、LPの方には(CDには入っていない)スカルラッティのソナタ3曲の演奏が収録されています。(逆にLPには収録されてあらず、CDに収録されているのはショパンのバラード4番とグラナドスの作品2曲です)

このレコードは、時々ネットオークションにも出品されることがあるのですが、とても高価か、もしくは安く出品されても高値で落札されることが殆どで、入手できないままとなっていたのです。恐る恐る値札を確認すると、なんと千円台の後半(ごめんなさい。正確な値段を失念してしまいました。多分1,800円だったと思います)と安価です。それでも毎日それこそ爪に火をともすような切り詰めた生活を送っている私にとっては、これでも高価な買い物となりますが、ここで出会ったのが運命なんだろうと、思い切って購入してみることにしました。こういうことがあるので、出張先や旅行先での中古レコード漁りはやめられません。家で、早速スカルラッティを聴いてみたのですが、気品のある素晴らしい演奏でした。

それ以外でも金沢では香箱蟹(北陸地方で獲れる雌のズワイガニ)を食べ、金沢の地酒を楽しんだり、お土産に、LPを購入した中古レコードショップの方に勧めて頂いた中田屋のきんつばを購入したりと、短い時間ではありましたが、充実した時間を過ごすことができました。

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こちらが金沢を訪れた際に購入した「ヨウラ・ギュラーの芸術(The Art of Youra Guller)」。マルタ・アルゲリッチの必死の説得によってギュラーが78歳の時に録音したものです。

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記事とは関係ありませんが、こちらが今年のお正月に義父母と一緒に食べたおせち料理。いつもは義父母に自宅まで来ていただくのですが、足腰が弱くなっていることもあり、今回は義父母の住むアパートを家族で訪れ、一緒におせち料理を楽しみました。