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10月末から二週間ほど、香港・バンコク・シンガポールに出張しました (3) [旅をしている]

本記事は「10月末から二週間ほど、香港・バンコク・シンガポールに出張しました (2)」http://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2018-03-15の続きとなります。

香港を出発しバンコクに到着した翌日(日曜日)の朝、私は宿泊しているホテルのロビーで、大学時代からの友人と待ち合わせをしました。週末の土曜日から日曜日の夕方まで、バンコクで一人っきりでいるのを見かねた彼女が、一日観光案内をしてくれることになったのです。

彼女とは、かれこれ35年以上の付き合いですが、実際に会うのは彼女が4年近く前にタイに行って以来でして、本当に久しぶりとなります。以前、彼女が大病を患ったこともあり、健康状態を心配していたのですが、元気そうな姿を見て一安心しました。さっそく彼女の案内でチャオプラヤー川を走る水上バスに乗り込み、途中で一回乗り換えをしながら王宮へと向かいます。

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王宮に向かう途中で降りてみた歴史的な建造物

昔、それこそ15年ほど前、社外研修でバンコクに訪れたときに、曖昧ながらも、一度チャーター船に乗った記憶はあるものの、こういう公共の交通機関としての水上バスに乗るのは初めてです。船内は満席で、立ったままでの移動でしたが、なんとも興味深く、また川から見る沿岸の景色が旅情を誘います。香港でも九龍エリアへの移動手段としてフェリーを利用しましたし、今回の出張はどうも「船」づいているようです。

王宮付近のバス停で下船した後、プラプラと散策しながら彼女お勧めのカフェに行き、少し遅めの朝食と珈琲を頂きました。このカフェはとてもお洒落でして、お店の奥は民宿になっています。ひとしきりお互いの近況を話しあった後、今度は王宮へと向かいます。

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こちらが今回入ったカフェの店内の様子

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カフェで食べた朝食

一通り、王宮内を見学した後、実際に前国王の棺が乗った山車などを見学(これは凄かった!)、そして、また彼女の案内でタイでは有名な三輪自動車トゥクトゥクに生まれて初めて乗って(とても楽しかったです!)、今度は(彼女がボランティアで日本語ガイドをしている)バンコク国立博物館へ移動し、中の展示物を見学しました。新石器時代からスコータイ、アユタヤ、トンブリー王朝を経て、バンコクに遷都した現代まで続くチャクリー王朝の各時代に於ける膨大な数の仏教美術を初めとする芸術の素晴らしさにはまさに心を奪われました。また何も知らない無知な私に付き添って、彼女が的確かつ丁寧にガイド(といっても通常行うガイドの時間の半分くらいにはしょっての説明との事でしたが…)をしてくれるので、理解と共感が更に深まります。これは本当に楽しく、刺激的な体験でした。
(尚、タイ国立博物館の日本語ガイドスタッフの活動については以下の紹介記事がとても参考になります。是非一度見てみてください。→https://hbol.jp/134523

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王宮に入ってすぐに見た仏像群

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こちらが王宮の建物

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彼女が撮ってくれた、前国王の遺骨を運んだ山車の写真を撮る私

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こちらが一緒に乗ったトゥクトゥク。スピード感溢れる、なかなか刺激的な体験でした。

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国立博物館内の展示物。見ごたえがあります。

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最近、改装されたという展示室。見事です。

見学の後、記念にバンコク国立博物館の日本語ガイドグループが編集した日本語版の博物館目録を購入、今度は彼女の案内でタクシーでチャオプラヤー川沿いの老舗高級ホテル「マンダリン オリエンタル バンコク」へ向います。落ち着いたホテルの佇まいの中、川に面したオープンエアーのテラスで二人でさっそくビールを飲み(二人ともかなりの酒好き…汗)、今度は少し遅めの昼食をのんびりと頂きました。

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ホテルのテラスで頂いたビールと前菜

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こちらもホテルのテラスで頂いた食事。この二枚の写真は彼女が撮ってくれたものですが、写真のセンスが良いですね。私の写真(例えばカフェの朝食)とは段違いです。(トホホ…)

こんなに楽しいひと時を過ごしたのは、一体、いつ以来でしょうか?彼女のきめ細やかな心遣いの中、私は本当に寛ぐことができました。テラスからの景色を楽しみながら、私は「多分、この日のことは一生忘れないだろうなあ」などと考えていました(その気持ちは今もまったく変わっていません)。

ずっと、このままでいたかったのですが、もうそろそろ、私のワンデイトリップも終わりに近づいてきました。夕方近くになり、ホテルのフェリーで最寄りの水上バスの停留所に行き、また水上バスに乗ってホテルへの帰路につき、しばしホテルの部屋で体を休め、そして夜になって、今度は東京からやってきた今回の業務の仲間たちと合流、(彼女に教えてもらった)ホテル近くのレストランで晩御飯を食べたりしながら、私のバンコク滞在二日目は過ぎて行きました。


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