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国立新美術館で開催された「生誕110年 東山魁夷展」に行ってきました [絵画を鑑賞している]

これも、古い話で恐縮ですが、昨年(2018年)の12月頭に国立新美術館で開催されていた「生誕110年 東山魁夷展」に家内と行ってきました。

ご存知の通り、東山魁夷(1908~1999年)は「昭和を代表する日本画家の一人」(以上「Wikipedia」解説文からの引用)でして、これまでも色々な機会を通じて彼、そして彼の作品については知っていましたが、実際に現物を観たことはありませんでした。若い時から西洋絵画が好きで、機会を見つけては色々な場所で観てきたのですが、最近は(歳のせいか)日本画が馴染みやすいというか、自分の感性というか色彩感にあっているような気がしていて、観ていて納得するというか腑に落ちる気がします。今回は「唐招提寺御影堂障壁画」をはじめとする約80点もの作品が一堂に会するとのことで、楽しみにしながら会場に向かいました。展示は制作年代に沿ったものとなっていて、

1章 国民的風景画家
2章 北欧を描く
3章 古都を描く・京都
4章 古都を描く・ドイツ、オーストリア
5章 唐招提寺御影堂障壁画
6章 心を写す風景画

の標題の下、様々な作品に接することができました。(ありきたりな言葉ながら)落ち着いた美しさに溢れた作品ばかりで、本当に感動しました。何と言えば良いのか彼の作品には、いつも懐かしさのようなものを感じます。日本人の琴線に触れる絵と言えばよいのでしょうか、どこかで見た心象風景をそのまま観ているような、そんな気分にさせます。(ヨーロッパの風景を描いても)本当に日本的な「美」に溢れた作品ばかりです。

私と家内はそれこそ夢中になって、彼の作品を鑑賞し続けました。現物を観ることができて本当に良かったです。一体、いくらするのか分かりませんが、彼の作品を一枚、自分の家、居間に大きく飾ってみたいものです。(°O゜)☆\(^^;) バキ!

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こちらは展覧会のポスター。鑑賞後、会場内の売店で(東山魁夷の)ポストカード何枚かと2019年の月替わりのカレンダーを購入し帰宅しました。今、そのカレンダーは(私が)毎日観れるように自宅3階(ロフト)入口近くに飾られています。ちなみに昨日(5月6日)は彼の没後20年目の命日でした。


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