車を買い換えました

今年の6月に、今まで8年近く乗っていたVW Golf VariantからBMW 320i（第7代目 G20）に車を買い換えました。

私のこれまでの車歴は、1988～89年頃、社会人になって三年目か四年目（まだ独身時代）に、会社の知り合いを通じて、トヨタのディーラーから下取りの中古のいすゞのアスカを、なんと車両価格5万円プラス諸費用5万円、計10万円という破格の安さで購入、乗り始めたのが始まりで、その後、1990年に結婚してからはVW Jetta（新車）、そして1991年にドイツに赴任してからはBMW 318i（中古）、Benz 190E（中古）、Audi A6 Avant（新車）と続きます。

この、ドイツ赴任時の最後に乗っていた、新車で購入したAudi A6 Avantは1997年の帰国時に日本に持ち帰り、大切に乗っていたのですが、2000年に高速道路で自損事故をおこしてしまい廃車（涙）、そこで、今度は気分を変えてスウェーデン車のSAAB 9-3SE（赤、内装は本革仕様。新車）を購入、11年程乗った後、2011年からは、またドイツ車に戻って、VW Golf Variant（新車）を購入（その時の記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.so-net.ne.jp/2011-09-07）、今まで乗ってきました。



こちらがこれまで乗っていたVW Golf Variant。写真ではきれいに写っていますが、へこみや傷がところどころにあり、かなり酷い状態となっていました。


こちらが私がのっていたVW Golf Variantのメーター。走行距離は48,336kmと約6,000km/年、前のSAABが約8,000km/年だったことを考えると、少し少ないですね。娘たちの受験や就職活動等で、あまり家族で遠出をしなかったせいかもしれません。

このVW Golf Variant、これまで大切に乗ってきたのですが、乗り始めてから4年程経った頃から、所々、小さな傷やへこみがかなり目立つようになり、少しみすぼらしくなってしまっていました。徹底的に修理して乗り続けることも考えたのですが、修理代だけでも4,50万円は軽くかかりそうなこと、そして私の年齢（57歳）や今後のことを考えると、今の元気なうちに車を買い換えて、心機一転、新しい車でカーライフを楽しんでみたいと考えるようになりました。またこれまで乗っていたGolf Variantですが、良い車ではあったものの、購入当時は家を新築したばかりで、予算的にかなり厳しい中での妥協の選択だったこともあり、正直なところ、そろそろ自分たちが本当に乗りたい車に乗って楽しみたいという気分にもなっていました。

家内と私とで色々と話しあったり、調べた結果、（家内は最初はBenzを考えていたようなのですが）今年、フルモデルチェンジとなった新型のBMW 320iが第一候補に上がってきました。そして、5月の連休の時に、自宅近くのディーラーに行き、試乗したり、色々な説明を聞くうちに、もうこれしかないと（二人で）覚悟を決めてオーダー、6月初旬に納車となりました。





こちらが今回、購入したBMW320i

今時、車にそんなにお金をかけるなんてと眉をひそめる方もいらっしゃるかも知れませんが、私と家内にとっては、子供たちも独立し、やっと少しのんびりとした生活を楽しみたいと思い、考え抜いた結果の選択でした。特に家内は普段から車に乗る機会が多く、また（元気なうちに）車で色々なところに二人で旅行してみたいと常々言っていましたので、プチ贅沢ながらも、こうして、これまで乗ってみたかった車を思い切って購入した次第です。

今回、購入した車は、ニューBMW 3シリーズに数々の専用装備を施したBMW 320i 「Pure Elegance」（首都圏100台限定車）です。色はミネラル・ホワイト（メタリック・カラー）でして、

■ サテン・アルミニウム・サイド・ウインドー・フレーム・モールディング
■ プラス・パッケージ
　-17インチ Vスポーク・スタイリング778 アロイ・ホイール 7.5J×17ホイール+225/50R17タイヤ〔ランフラット・タイヤ〕
　-ハイグロス・ブラック・インテリア・トリム/パール・クローム・ハイライト
　-アンビエント・ライト(ドア・トリム〔フロント&リヤ〕、ドア・ポケット〔フロント&リヤ〕、インナー・ドア・ハンドル、センター・コンソール内、フットウェル・ライト、ウェルカム・ライト・カーペット付)
　-LEDフォグ・ランプ(フロント)
■ コンフォート・パッケージ
　-オートマチック・トランク・リッド・オペレーション(オープン/クローズ)
　-ストレージ・パッケージ(12V電源ソケット、Type-C対応USBソケット、シートバック収納、トランク・ルーム内の収納ネット、荷物用フック)
　-HiFiスピーカー・システム(205W、10スピーカー)
■ ランバー・サポート(運転席&助手席、電動調節式)
■ ヴァーネスカ・レザー・シート(カラー:モカ)
■ パーキング・アシスト・プラス(トップ・ビュー+3Dビュー、サイド・ビュー・カメラ)
■ 専用インテリア・バッジ

といった具合に、多くのオプションが付いたものです。私たちの場合、走りを極めるといった乗り方はしないので、Mスポーツは最初から考えておらず、快適に、そして安全に乗りたかったので、この限定車モデルにしました。実際に乗ってみると、レザーシートの心地良さもさることながら、何と言っても多くの安全装備に驚かされます。追尾機能等、自動運転・安全運転の機能がとても充実していまして、3Dビューやパーキングアシストといった機能以外にも「ドライビングアシストプロフェッショナル」と呼ばれる、

■ 衝突回避・被害軽減ブレーキ（事故回避ステアリング機能付）
ステアリングやブレーキの操作など、ドライバーによる事故回避行動がないまま、衝突が不可避と判断された場合、システムが自動的にブレーキをかけて先行車や歩行者との衝突回避または被害軽減を図る。
■レーンディパーチャーウォーニング（ステアリング制御付）
フロントウインドウのカメラで車線表示を検知し、70 km/h 以上での走行時に車線からクルマが逸脱しそうになると、ステアリングホイールを軽く振動させてドライバーに警告。
■アクティブクルーズコントロール（ストップ＆ゴー機能付）
絶えず前走車や道路の車線を検知し、前方の車両との車間距離を維持しながら自動で加減速を行い、低速走行時には車両停止までの制御を行う。
■ステアリング＆レーンコントロールアシスト
0-210km/hの車速内であれば、車線と前方車両を検知し、車線の中央付近を走行するようにステアリングを自動でアシスト。
■レーンチェンジウォーニング（ステアリング制御付）
ドライバーから死角になる左右後方の車両や、追い越し車線上を急接近してくる車両を認識してドアミラー内側に組み込まれたインジケータを点滅させ、ドライバーに警告。
■アクティブサイドコリジョンプロテクション
隣車線で走行する車両が、自らの車線に入ってくるなど、側面衝突の危険性が高まった場合には、走行中の車線を維持しながら、接近してくるクルマから距離を取るようにステアリング操作に介入。
■前車接近警告機能
先行車に接近すると警告灯で注意を喚起。急速に接近した場合は、緊急警告音を発して、ドライバーに回避動作を促すのと同時に自動でブレーキ圧を高め、ブレーキ操作時に瞬時に最大の制動力を発揮できるよう備える。
■ 後車追突警告機能
後方から近づいてくるクルマを検知し、衝突の危険がある場合にはハザードを点灯、後続車に注意喚起。それでも衝突の危険性が高まった場合には、「アクティブプロテクション機能」が作動、万が一の時の衝突に備えて､乗員を保護する。
■ クロストラフィックウォーニング（フロント&リア）
駐車スペースからクルマを動かす場合や、視界の悪い T 字路を進む場合など、横切る車両や歩行者をバンパーに内蔵されたセンサーにより認識し、接近を検知した場合はコントロールディスプレイに警告表示を行い、ドライバーに注意を促す。

多くの安全機能が備わっています。実は車の買い替えにあたって、一番重視したのがこの点でして、ご存知のように高齢者ドライバーによる車の事故が話題となる中、性能や外見もさることながら、何と言っても「安全な車」に乗りたいという気持ちが強かったです。

BMWと言えば「駆けぬける歓び」というキャッチフレーズで知られていますが、走り、そして乗り心地はまさにその通りでして、運転していると「いつまでもこのまま、ずっと運転したい」という気持ちになります。これは、凄いことです。私にとっては、久しぶりのFR車ということもあってか（自分の）イメージ通りに車が曲がる感じはとても新鮮でした。今回、ガソリン車を選んだのは、そうしたBMWならではの、ガソリンエンジンの、そのままの素直な性能を体感してみたいと思っていたからなのですが、それは私の予想の遥か上をいく気持ち良さでした。

実は以前、ドイツ赴任時代に乗っていた中古のBMW 318i（第2代目 E30）は（電気系統等、いろいろと）故障が多く、また走り、そして乗り心地も中途半端な感じで、あまり良い印象は持っていなかった（アウトバーンを気持ち良く走るには少し力不足でした）のですが、今回、その先入観は完全に覆されました。（とはいえ、乗り始めたばかりなので、これからどんな故障が出てくるか、わかりませんが…）

こうして、今のところ、私と家内は、（どちらが運転するかいつも先を争いながら）楽しくこの車に乗っています。車好きの次女も運転したがっているのですが、それは当分先のことにになりそうです（苦笑）。