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横浜 青葉台の中古レコード店を訪れました [音楽を聴いている]

少し前の話になってしまって恐縮ですが、先々週の火曜日の午後、横浜 青葉台にある中古レコード店「中古レコードのタチバナ」を訪れました。このお店は元々横浜 六角橋にて長く営業していて(なんと創業は昭和36年とのこと)、自宅から近かったこともあってよく通っていたのですが、平成24年に青葉台に移転してからは訪れる機会を逸していました。今回、一人で外出する機会を得たので、思い切って訪ねてみたという訳です。

東急青葉台駅からバスに乗って10分ほどのバス停「中谷都」を降りると、道路の反対側にお店がありました。さっそく中に入ってお宝探しの開始です。クラシック、ジャズ、民族音楽、ポップスや歌謡曲等のジャンル毎に演奏楽器別にきれいに整理され、並べられているので。とても見やすいです。ただ、壁のかなり上の方までぎっしりと(レコードが)並べられているので、場合によっては(お店備え付けの)脚立に乗って確認する必要があります。

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「中古レコードのタチバナ」の外観

一通り物色した後、アメリカのジャズベーシスト、チャールズ・ミンガス(Charles Mingus 1922~1979年)の1964年パリでのライブ録音が収められた三枚組の中古レコード「The Great Concert Of Charles Mingus」(仏オリジナル盤)と、ウクライナ出身のユダヤ系アメリカ人ピアニスト、シューラ・チェルカスキー(Shura Cherkassky 1909~1995年)のショパン、スケルツォ全曲が収められた中古レコード(米盤、レコード配布会のものと思われます)を購入しました。どちらも私の大好きなジャズ、そしてクラシックの演奏家のものなのですが、「The Great Concert Of Charles Mingus」は、以前、本ブログでも紹介した「Cornell 1964」(紹介した記事はこちら→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-01-13-1)」の1ヵ月後の録音で、トランペットだけが抜け、後のメンバーは同じとなる5人編成によるもので、ここでも超ヘビー級ともいうべき圧倒的な演奏を聴くことができます。

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チャールズ・ミンガス「The Great Concert Of Charles Mingus」。ミンガスもさることながら、最晩年となるエリック・ドルフィーの演奏は素晴らしく、妖気迫るものがあります。

そしてチェルカスキーのショパン、スケルツォ全曲の方は、彼の、今、ここで音楽が立ち上がってきたような、それこそ即興的ともいうべき見事な演奏で、とても感心しました。

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そしてこちらがシューラ・チェルカスキー「ショパン スケルツォ全曲」

とても素敵なレコードを入手することができました。会計を済ませながらお店の方に、以前、六角橋にお店があったころに良く通っていたこと、青葉台に移転後初めて訪れたことなどを話し、短い時間ではありましたが思い出話に花が咲きました。今回、こうして思い切って訪れてみたのですが、以前と変わらないお店の素敵な雰囲気や、店内の見事な品揃えに接することができて、とても嬉しかったです。これからも頑張って続けてほしいなぁと切に思った次第です。


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