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これまでしっかり観ていなかった昔のテレビアニメ番組を暇にあかせて観ています(4)  [テレビを観ている]

このコロナ禍の下、自宅でのテレワークが続く中、私の場合、比較的自由な時間が多くとれたので、名作の誉れ高いテレビアニメシリーズを何作か、インターネット動画配信サービス「NETFLIX」で、この夏、じっくりと観ました。

今回、紹介するのは、2014年10月9日から2015年3月までフジテレビで放映されたテレビアニメ「四月は君の嘘」(全22話)です。このアニメは、

母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める。傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり。少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める。(以上「animate Times」HPの紹介文からの引用です)

というもので、一人の少年の成長の物語です。私の場合、姉がピアノ教師の母の厳しい教育の下、ピアノの道を選び、コンクールの入賞歴もあり、そのまま音楽大学へ進学したこと、また下の娘が一時期、ヴァイオリニストを志してコンクールに何度か出場したりしたこともあって、このアニメで描かれている音楽コンクールの独特の世界はそれなりに馴染みのあるものだったので、とても共感を持ちながら観ました。

これは本当に良いアニメドラマです。感動しました。楽器演奏のシーンでは、音楽とアニメーションが調和して見事な効果をあげています。そして登場人物が皆、キャラが立っていてとても魅力的なところが素晴らしいですね。思わず感情移入してしまいます。そしてそうした登場人物の中で、主人公を見守る大人の立ち位置がしっかりしているところも良いです。それがストーリーに奥行き、深みを与えています。

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アニメの中で宮園かをりが読んでいる本、三田誠広著「いちご同盟」はいつか私も読んでみようと思っています。

アニメを観た後、その後日談にあたる漫画「四月は君の嘘Coda」も読み、サブキャラクター達の魅力的な物語も楽しみました。

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こちらはコミック「四月は君の嘘Coda」(講談社コミックス月刊マガジン)

誰にでも勧められる素晴らしいアニメだと思います。良いアニメ体験を得ることができました。

(2020年9月14日追記)
その後、原作となるコミック「四月は君の嘘」(新川直司著 講談社コミックス月刊マガジン 全11巻)もレンタルして読んでみました。こちらもとても良いもので、アニメと同じ感動を得ることができました。読んでみて、アニメ版がストーリー、絵共に原作にとても忠実であったことに気づきました。これでしたらコミックでもアニメでも、同じですね。もしかしたら「音」が入っている分、アニメ版の方がより親しみやすいかもしれません。本当に素晴らしいコミックであり、アニメだと感じ入った次第です。最終巻の、コンクールで主人公(有馬公生)がショパンのバラード第一番を弾くシーンは、何度読んで(観て)も、年甲斐もなく涙が溢れてしまいます。本当に素晴らしいシーンです。

ちなみに私がこれまでショパンのバラードについて書いた主な記事は以下の通りです。興味のある方は是非読んでみてください。
「ショパンのバラード第1番ト短調作品23は家族全員が好きな曲です」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2013-01-25
「マルクジンスキーのショパン バラードの演奏について」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2013-02-19
「昨夜、久しぶりにコルトーの弾くショパンのバラード(全曲)を聴きました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2013-11-29
「久しぶりに実家に帰省しました (1)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2019-04-18
「自宅二階のプレイルームに飾っているレコードジャケットを入れ替えました」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-02-27
「今頃になって、マリア・ティーポというイタリアの女性ピアニストを知りました(1)」
 →https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2020-06-29


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