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久しぶりに渋谷の老舗のカレー屋と名曲喫茶店を訪れました [食事をしている]

前の記事で、先週の木曜日(12月21日)に渋谷のユーロスペースで一人、映画を観たことを書きましたが、ちょうど映画を観終わったのがお昼過ぎでしたので、私は近くで昼食をとることにしました。向かったのは1951年創業の老舗カレー屋「ムルギー」です。私は40年近く前の大学生の頃から、機会を見つけては訪れているお店でして、写真を見て頂くとお分かりのように、そびえ立つ三角盛りのライスが印象的なカレーを提供しています。この日、私がオーダーしたのはビール(小瓶)と「ムルギーカレー卵つき(辛口)」です。

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こちらが、その日頂いた「ムルギーカレー卵つき(辛口)」とエビスビール(小瓶)

カレーは、以前と変わらない、じっくりと炒めた玉ねぎをベースにした、スパイシーで苦味の効いたもので私を喜ばせました。よく見ると2時過ぎにもかかわらず、店内は多くのお客さんがカレーを楽しんでいます。アンティークな店内の様子は、40年前から殆ど変わっていないような印象を受けます(店内の様子につきましては「食べログ」のHP→https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13001732/などを見ていただければ良いかと思います)。いやあ、本当に懐かしいですし、美味しいです。これからもずっと続いて欲しいと願いながら店を後にしました。

そして、次に向かったのは「名曲喫茶ライオン」です。なんと大正15年に恵比寿・並木橋で開業し昭和元年に渋谷に移転したとのことで、レトロという言葉がぴったりの喫茶店です(店内の様子等につきましては例えば「Harumari TOKYO」のHP→https://harumari.tokyo/15542/などをご覧ください。このサイトは私が勝手に紹介しております。何か問題がございましたらご連絡頂ければ直ぐに削除いたします)。私は「ムルギー」同様、大学生時代から通っているお店なのですが、私にとっては、クラシック音楽を楽しむというより、雰囲気を楽しむお店でした。固めの低めの椅子に座って、正面2階にそびえたつ大型スピーカーを眺めながら、濃いめのコーヒーを啜っているだけで何とも気持ちが落ち着きます。

この日、ちょうどかかっていたのはインパル指揮のマーラーの6番、そしてケンプが弾く ベートーベンのピアノソナタ第32番でした。正直に言って、この喫茶店のステレオ再生装置はオーディオ的にはそれほど素晴らしいとは思いませんが、何とも味のある「音」ですね。会計を済ませようと席を立ってみると、こちらも思いのほか多くのお客さんがいて、私を驚かせました。いつまでも続いて欲しいと願うばかりです。

こうして私は、若者の街、渋谷で、何とも落ち着いた時間を過ごしました。


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