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シュナイダー「406」は普段使いにぴったりのドイツ製の万年筆です [●●を使っている]

以前にも書きましたが、私は小さなメモ帳と筆記用具を常に持参していて、何かあったときにはすぐにメモを取るようにしています。筆記用具についてはこれまで、小ぶりのボールペンや万年筆などを使っていたのですが、私は万年筆の書き味が好きで、なるべく万年筆を持ち歩くようにしていました。

お気に入りの万年筆はモンブランの「ボエム(マロン)」、ペン先はF(細字)なのですが、この万年筆は私にとっては高価なもので、(シャツの胸ポケットに挿していても)その扱いに常に気を遣わざる得ないこともあって、もっと気楽に普段使いができる万年筆を探していました(以前、この万年筆について書いた記事はこちらとなります→https://syoso-chunen.blog.ss-blog.jp/2012-11-29

そんな中、最近見つけて、すっかり気に入って、いつも持ち歩いている万年筆がドイツの筆記具メーカー、シュナイダー(Schneider)の「406」です。シュナイダーは1938年に創業したドイツの老舗でして、パーツその他すべてドイツ製という、品質にこだわった筆記具を作り続けています。特筆すべきは、低価格なことでして、それでありながら年齢、性別を問わないシンプルかつ実用的で優れたデザインは、いかにもドイツらしさを感じさせます。

私が使っているのは「406 AQUS(アクアマリン)」という細身かつ軽量のプラスチック軸の万年筆です。ペン先はイリジウム、錆びにくい上、摩耗につよいので日常的に使用することができます。また、グリップ部にはなだらかな三角のくぼみと滑り止めで親指・人差指・中指が安定する設計となっています。ペン先の太さはEF(極細字)、小さなメモ帳で使うにはちょうど良い細さの字を書くことができます。購入価格は2,200円程と、万年筆としては非常に安価なものながら、本格的な万年筆と同様のなめらかな書き心地を楽しむことができます。購入時についていたカートリッジの色は黒、かすれることもなくインクフローは一定しており、万年筆特有のインクの濃淡といった微妙な表現はできませんが、極細字ということを考えれば実用的です。

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こちらが私が使っているシュナイダー「406AQUS(アクアマリン)」

また、キャップがよくできていて、キャップをするとインナーキャップがペン先にしっかりハマって閉まり、ペン先が乾くことがありません。これはとても使いやすくて安心感があります。また、とても軽量(わずか11g)で、さっと取り出して書くのにストレスを感じないところも、わたし的には気に入っているところです。

文字を書くという行為は、人間だけが行う特別なものです。そして万年筆を使えば、文字を書く毎に、ささやかな満足感と喜びを味わうことができます。これって、けっこう大切なことではないでしょうか?ぜひ、文房具店などで、この万年筆を見つけたら手にとって試し書きしてみてください。きっと、あなたも、その喜びがどういうものか、知ることができすよ。

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「406」には色々なカラーバリエーションが用意されていて、好みに合わせて選ぶことができます

(2023年2月14日追記)
買った当初についていたインクカートリッジは使い切ってしまい、慌ててインクカートリッジを入手(6個で500円弱)しました。カートリッジを差し込むときに気付いたのですが、本体の胴部分に予備のカートリッジ一本を収納することが出来るので、インク切れの時に困ることがありません。これは本当に便利です。



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